初心者へおすすめの液タブBEST5機種2023年版をご紹介。液晶サイズで三つ分けて初心者におすすめのものを厳選。ワコム以外の液タブメーカー、HUION,XP-PEN,GAOMONの最新機種情報も更新中。
液タブ(液晶ペンタブレット)と板タブの違い
液タブ(液晶ペンタブレット)とは付属のペンで直接画面に書き込めるディスプレイ。上部画像左側が液タブだ。それに対して画像右側の板タブ(ペンタブ)とは手元のペンタブレットに描いたものがパソコンに反映されるタイプのもの。どちらも主にデジタルペイントを効率よく進めるために使用されるガジェットだ。
よくあるスタイラスペンとの違いは筆圧感知。ペンを強く押し付けると線が太く、弱く押し付ける線が細く描画される。読み取れる段階を数値で表したのが筆圧レベルだ。昨年までの最高スペックは筆圧2048レベルだったが、現在は8192レベルにまで進歩している。
液タブのメリットは実際にアナログで書いている姿勢でデジタルペイントができる点だ。そしてパソコン内のペイントソフトと液タブですべてそろうのでトータルで考えると安い。アナログペイントで必要になる画材やペンの買い足しが不要なのでランニングコストが安いのが理由だ。
ということでこれからデジタルペイントを始めたいという初心者の方にも液タブがおすすめ。ここ数年価格が安いものでも十分使用できる優秀な製品が増えている。
初心者の液タブの選び方ガイド
液タブのおすすめのサイズ
液タブを選ぶときにまず悩むのが液晶サイズ。今の液タブの主なサイズラインナップがこちら。
- 11.6インチ
- 13.3インチ
- 15.6インチ
- 22インチ
- 24インチ
ちなみに自分はすべて使ったことがあるけれど、22インチは想像よりデカい。大は小を兼ねるけれど、それでもデカい。腕を使って大きなキャンパスで描画したい方にはおすすめ。ただ趣味でアニメやイラストを描きたいという方であれば正直デカすぎる。
残るは13インチと16インチだけれど、もし漫画を描きたいなら16インチがおすすめ。キャラクタの絵を描くときは基本的に縦長になるので、13インチでは少し手狭に感じるユーザーが多いからだ。
11インチは価格が安いというのが大きなメリット。自分が普段描いている姿勢を考えてみて、手首を使って小さく描くスタイルであれば問題なく使えるサイズ感だ。
描画性能の判断材料|筆圧レベル・傾き検知
液タブでイラストに直結するのが描画性能。付属ペンの良し悪しの判断材料は主に二つ。
では2023年おすすめの液タブをご紹介していく。
【2023年版】初心者の方へおすすめの液タブランキング
おすすめする基準はいろいろあるけど、サイズ別でおすすめを紹介する。
- 小型(11-13インチ)
- 中型(16インチ)
- 大型(22インチ以上)
価格は3、4万円程度のもので上限は10万円。もし予算にもっと余裕があるならワコムCintiq Proシリーズを激しくおすすめする。初めての液タブで手軽な価格で初めて見たい方はこちらをご覧あれ!
【小型液タブ】(11-13インチ)初心者におすすめ
小型液タブの特徴はコスパの良さ。一番おすすめなのが、HUION Kamvas12だ。価格も紹介する中では一番安いけれど、ディスプレイとペンは最高スペックで描き味も保証されている。
HUION KAMVAS 12
価格 | 23,499円 |
液晶サイズ | 11.6インチ(解像度1920*1080) |
ペン筆圧・反応速度 | 8192レベル・傾き検知あり |
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特徴はなんといっても安いこと。現在の価格が23,499円で購入でき、驚きのコスパの良さだ。初めての方に激しくおすすめしたい。
しかも付属ペンの筆圧感知などは最高スペック。安くてもしっかりと描ける液タブとなっている。初めてで予算が限られている。ちょっと液タブを試して見たい、という方におすすめしたい入門機。
当サイトでも実機レビュー記事で紹介しているのでご覧あれ。
XP-PEN Artist 12Pro
価格 | 29,800円 |
液晶サイズ | 11.6インチ(解像度1920*1080) |
ペン筆圧・反応速度 | 8192レベル・傾き検知あり |
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XP-PEN最新の液タブシリーズの一番小さいディスプレイ。フルラミネートディスプレイは液晶ガラスと液晶部分を直接貼り付ける技術で、ペン先と描画位置の視差を最小限にするためのもの。
ワコム以外の液タブでこのディスプレイを搭載しているものはほとんどない。視差やペン先の沈み込みなど気にあるポイントを全ておさえていておすすめ。
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Wacom One 13
価格 | 46,750円 |
液晶サイズ | 13.3インチ(解像度1920*1080) |
ペン筆圧・反応速度 | 4096レベル・傾き検知あり |
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言わずと知れたワコムの最新タブレットWacom One13も外すことはできない。製品の作りの精巧さや安心感は他にはない魅力だ。万が一故障などがあった場合も日本メーカーのサポートを受けられるのもポイント。
筆圧感知は他HUIONやXP-PENよりも低く4096レベルだ。ただほんの数年前までディズニー等プロの漫画家の方が使っていたのは筆圧2048レベル。初心者であれば4096レベルあれば十分すぎるレベルだ。液晶解像度もフルHDと十分美しい。さらに液タブ初、Androidタブレットと接続しても使用できる。
間違いのない定番製品を購入したい!という方には迷わずおすすめできる液タブだ。ワコムストアはこちらから。ちなみに今ならワコムストアからの購入で無償保証期間を2年に延長できる。
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XP-PEN Artist 13.3 Pro
価格 | 34,980円 |
液晶サイズ | 13.3インチ(解像度1920*1080) |
ペン筆圧 | 8192レベル・傾き検知なし |
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11.6インチと同じXP-PEN Artist Proシリーズの13.3インチ版。価格が5,000円ほど高くなったが液晶が13.3インチにアップしている。用途が漫画ではなくてイラスト単体で、手首で描くタイプであれば十分なサイズ。当サイトでもレビュー記事を投稿している。
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【中型の液タブ】(15.6インチ)高コスパがそろうおすすめサイズ
中型の15.6インチは価格が1、2万円上がっている。おすすめは少し高くなるけれどWacom Cintiq16。長く使うなら日本製の液タブがおすすめだ。コスパを優先するならHUION,XP-PENもおすすめ。
Wacom Cintiq16
価格 | 74,580円 |
液晶サイズ | 15.6インチ(解像度1920*1080) |
ペン筆圧 | 8192レベル・傾き検知あり |
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今売れ筋の16インチサイズの液タブ。ワコムからももちろん販売されている。価格はXP-PENやHUIOよりも3,4万円高い。ただ最大の違いはWacom Pro Pen2の最高の書き味。描画能力だけで言うと他の30万円クラスのワコム製品と同じなので絶大な安心感がある。
ワコムの安心のサポートが受けられるのも魅力の一つだ。安心安定の日本メーカーの16インチ液タブということでおすすめしたい。ワコム公式サイトで販売中。
➡【ワコム公式】Cintiq16の販売サイトで詳細をチェック
HUION Kamvas Pro 16(2.5K)
価格 | 67,999円 |
液晶サイズ | 15.6インチ(解像度2.5K 2560*1440) |
ペン筆圧 | 8192レベル・傾き検知±60 |
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15.6インチサイズでは唯一の高解像度QHDのディスプレイ。解像度が上がれば作業範囲も広くなるし、より繊細で美しい描画で作業できる。他製品とはっきりと差別化されているワンランク上の液タブだ。
当サイトで実機レビューも実施している。1、2年前の中国製液タブを使っている方も買い替えを検討しても良いレベルでスペックアップしているおすすめの液タブだ。
XP-PEN Artist pro 16(2021年モデル)
価格 | 55,280円 |
液晶サイズ | 15.6インチ(解像度1920*1080) |
ペン筆圧 | 8192レベル・傾き検知±60 |
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XP-PEN Artist pro 16はペンの沈み込みが0.6mmに減少された最新ペンを搭載。豊富なファンクションキーも特徴で中級者の方にもおすすめしたい。解像度がフルHDとHUIOnの2.5K解像度には及ばないけれどその分価格も1万円ほど安くなっている。レビューしている記事がこちら。
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【大型液タブ(20インチ以上)】本格的にデジタルペイントを始めたい方におすすめの液タブ
20インチ以上の大型液タブで今おすすめなのはHUION Kamvas22 Plus。価格がワコムの半額という驚異のコスパ。ファンクションキーなどを省いているけれど、最新型のペンが搭載で描き味も十分だった。その他、解像度のこだわるならXP-PEN Artist Pro24がおすすめ。
HUION Kamvas 22 Plus
価格 | 59,999円 |
液晶サイズ | 21.5インチ(解像度1920*1080) |
ペン筆圧 | 8192レベル・傾き検知あり |
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コスパの良さは圧巻。ワコムと比較すると半額だが描き味を左右する筆圧レベルや傾き検知機能などは全く同じスペック数値。さらにHUIONで気になると言われていたペン先の沈み込みを少なくしたペンPW517も付属している。
当サイトでも実機レビューとして投稿しているが、確かに沈み込みはほぼなし。これまでの製品からさらにレベルアップした描き味で人気の製品。
Wacom Cintiq 22
価格 | 121,000円 |
液晶サイズ | 21.5インチ(解像度1920*1080) |
ペン筆圧 | 8192レベル・傾き検知あり |
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これから紹介する3機種は液晶が大きめの22インチサイズのもの。その中でWacomブランドの安定した書き味を提供してくれるのがこのWacom Cintiq 22だ。付属ペンはワコムンの最高位の液タブのものと全く同じだ!
ただ価格が12万円ほどと少し高めな設定。本格的に液タブライフを始めたい。これまでワコムを使っていたので同じ書き味のものが欲しいというユーザーにおすすめ。ワコム公式サイトで販売中だ。
➡【ワコム公式】Cintiq22の販売サイトで詳細をチェック
XP-PEN Artist 24 Pro
価格 | 99,800円 |
液晶サイズ | 23.8インチ(解像度2560*1440) |
ペン筆圧 | 8192レベル・傾き検知あり |
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実はXP-PEN Artist 24Proは他のワコム以外の液タブとは一線を画している。大画面、高解像度でディスプレイの美しさは最高レベル。それでも価格を約10万円におさえている。ちなみにワコムCintiq Pro24の値段は26万円。
まずは【XP-PEN】 公式ストアでの購入検討をおすすめする。送料無料だし、公式ストア限定で保証が6ヶ月延長されるので選ばない理由がない。欲しい製品があるかどうかチェックしよう!
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【番外編】Wacom Cintiq Pro 16
価格 | 157,090円 |
液晶サイズ | 15.6インチ(解像度最大4K) |
ペン筆圧 | 8192レベル・傾き検知あり |
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番外編で紹介すのがワコムのCintiq Proシリーズ。価格は紹介した機種と比較するとグッと上がるが世界最高品質の液タブを手に入れたいならCintiq Proを選ぶべきだ。プロの画家も選ぶ間違いなく最高品質の液タブ。解像度4Kディスプレイ搭載の液タブはワコムのみだ。
初心者におすすめ格安液タブ まとめ
以上おすすめの液タブをご紹介した。筆圧レベルはワコムCIntiqシリーズ以外はすべて8192レベルなので描き味の滑らかさや再現性の高さは折り紙付きだ。解像度もすべての製品がフルHD1920*1080ディスプレイ搭載。
それぞれの製品の違いは液晶サイズと、ファンクションキー、そして価格だ。液タブに対して特にこだわりがなくとにかく安い製品で試してみたい方は小さいサイズ群のものがおすすめだ。自分の用途に合った製品を選ぶ助けになれば幸いだ。