XP-PEN Artist Pro 16 液タブの実機レビュー。実際に使ってみての描き心地、サイズ感、ペン反応速度などを動画も合わせてレビューする。価格5万円台で購入できる液タブの実力とは。
XP-PEN Artist Pro16(2021年モデル)レビュー
XP-PEN Artist Pro16(2021年モデル)は2021年にXP-PENから発売された15.6インチ液タブ。まずはスペックをチェックしてみよう。(XP-PEN公式サイト参照)
液晶15.6インチの液タブとしては最高水準のスペック。悪く言えば他メーカーの液タブとさほど変わらない。そんな中でこの製品を特徴づけるのがこちらの2点。
フルラミネーション加工のディスプレイ
フルラミネーションディスプレイとは液タブの最大のウィークポイントである、ペン先と描画位置の間に生まれる視差を減らすための技術。
5万円以下の安価な液タブには搭載されていないことが多い技術だけれど、XP-PEN Artist Pro16(2021年モデル)には搭載されている。実際の視差については続くレビューで詳しくご覧あれ。
X3チップ搭載のスタイラスペン
XP-PENの最新型のペンが搭載されている。ON荷重が3グラムにまで減少されたので、より繊細なタッチでも描画できる。沈み込みも0.6ミリに減少されたので、ペン先のぐらつきも抑えられている。
このスペックで5万円台という最強コスパ
そしてコスパの高さも特徴の一つ。セールも定期的に開催していて、5万円を切っていることもあるので要チェックだ。
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実際にどうなのかレビューで見ていこう。
XP-PEN Artist Pro16(2021年モデル)開封レビュー
しっかりした梱包箱に液タブを使い出す出すためのものがすべて梱包されている。
(Artist Pro 16本体、X3 Elite Plus スタイラスペン、ペンケース (替え芯9本付き)、3-in-1 USB ケーブル、延長コード、電源アダプター、2本指グローブ(黒)、クリーニングクロス、 クイックガイド)
パソコンと接続する方法はいくつかある。
液タブ本体側はUSB-C一本で解決できるのでデスク周りをスッキリさせられるのは嬉しいポイント。パソコン側にUSB-Aの余裕があればコンセントへの接続も不要だ。MacMiniで運用してみると電気コンセントへの接続は不要だった。
新型X3 Elite Plusペン
ペンケースも付属されていて、かなりしっかりした作りのものだった。アルミ素材でずっしりと重みがあって高級感がある。ペンケースとしてはややオーバースペックに感じるくらい質が高かった。中には替え芯と芯抜きが収納されている。
ペングリップ部分にサイドスイッチ、そしてテールスイッチも搭載されている。ペン自体は細めのデザイン。全体がプラスチック素材。少しツルツルと滑りやすそうな素材なのが心配要素。太めのペンが好みの方はグリップを後付けするなどの対処が必要になりそう。
豊富なファンクションキー
本体左側に物理リングキーと、タッチタイプのリングキー、ボタンタイプのファンクションキーが8個搭載されている。
リングホイールはキャンパスの拡大縮小や、ペンの太さ設定など用途がたくさんあるのでできれば欲しい機能。合わせて10個のファンクションキーがあるのもGood。
液タブ本体のデザイン
本体の厚さ9ミリと薄い。iPhone Xにカバーをつけたものと比較しても分かる通り、実際に持ってみるとかなり薄く感じた。
本体のデザインは全体がメタルグレーに統一されていて、無駄のないスタイリッシュなデザイン。妙にロゴを強調することもなく、かなり洗練されている印象。本体デザイン重視で液タブを選ぶ人はいないと思うけれど、もしいたらこの機種をおすすめしたいと思えるレベルだ。
実際に使ってみてのサイズ感がこちら。
15.6インチということでかなりキャンパス部分も大きく取れている。使用ソフトはクリスタだけどメニューを全て出しての運用も余裕でこなせる。
XP-PEN Artist Pro 16(2021年モデル) の描き心地レビュー
では実際に書いてみよう。
実際に書いている様子、筆圧感知やペン追従性能の様子は動画からご覧あれ。(描画している様子はこちらの2:30頃からのリンクへどうぞ)
➡️Pentablet.Club Youtubeで動画を見る!
ご覧いただいてわかると思うけれど、筆圧感知、追従性能は全く問題なく使えるレベルだ。注目なのは視差。描画部分をよりで見るとこんな感じ。
普段絵を描く姿勢の目線から見ると視差はほぼ感じない。動画でわかるけれどかなり角度をつけてするとやっぱり視差は存在する。ただ通常の姿勢の目線であればかなり近づいてみても気にならなかった。
ペンの沈み込みが減少したらしい新型ペン。ワコムユーザーがXP-PEN液タブを選ぶときにネックだったペン先のグラつき、沈み込み。実際使ってみると確かに改善されている。ON荷重も軽くなったのでより繊細なタッチにも対応している。
このスペックで5万円はコスパ最強
そして注目なのはそのコスパの良さ。セール期であれば5万円を切る価格帯で購入できる。
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