YOGA BOOK with Windowsの実際の使用感はどうか。レビューの情報がそろってきたのでまとめてご紹介する。YOGA BOOKの現在の価格、仕様を見て買いかどうかも検証。おすすめのケース情報も。
YOGA BOOK with Windows by LENOVO
YOGA BOOK with WindowsはLENOVOから販売された2in1タブレット。WindowsOSのタブレットだがペン入力、ライトアップキーボード、ペンタブレットとしての使用と盛りだくさんな機能だが、価格は5万円程度と抑えられており発売開始から注目を集めていた。
現在の価格情報がこちらだ。
[amazonjs asin="B01LYBQNWR" locale="JP" title="Lenovo 2in1 タブレット YOGA BOOK ZA150019JP /Windows 10/Office Mobile搭載/4GB/64GB/10.1インチ"]
YOGA BOOK with Windowsの特徴
ペンタブレット機能付属
本体にペンが付属されている。ペンの仕様がこちら。
筆圧 | 2048レベル |
長さ | 145mm |
太さ | 10.5mm |
筆圧が2048レベルとかなりのレベルの高さだ。入力感知は100度から可能。さらに電池搭載タイプではない。使用しない時はBOOK PADと呼ばれるノートにマグネットで装着できる。
ペン入力内容をYOGA BOOKへ保存
本体画面ではない側に付属のBOOK PADを置き専用のペンで文字を描けばその線を画像ファイルとしてYOGA BOOKへ保存できる。ワコムのIntuos Pro PaperEditionと同じ要領だ。実際にペンで描けるわけなので描きごこちは非常に良いはずだ。
Windowsタブレットとして使用
基本にはなるがWindowsタブレットとしてももちろん使用可能。ExcelやPower Pointを使ったプレゼンテーションなどタブレットの形態を変えて用いることができる。ヒンジは360度開くので用途に合わせて一番使いやすい形態で使用できるのもポイントだ。
ノートパソコンのように立てたり、タブレットにスタンドを使っているように立てたりと形態はさまざまだ。180度フラットにできるのはYOGA BOOKならではだろう。
コストパフォーマンスの良さ
記事冒頭でも伝えているが価格が5万円程度に抑えられているのも大きな特徴といえるだろう。Windowsタブレットとしても価格はかなりやすめの5万円程度だ。この価格で様々な用途が抑えられるのはうれしい。
YOGA BOOKレビューでみる使用感
ペンタブとしての実力
ペンタブとしても利用できるが実際に使用感はどうだろうか。
ここ一か月の作画はすべてタブレットPCですが、本当にストレスフリーで快適。 ・China steps:さくま氏様 https://t.co/eTfr87etkN … #YOGABOOKでイラスト描いてみた #YOGABOOK pic.twitter.com/hG7AfCfobj
— かみよう☆ship10(旅行中) (@kamiyousan) 2017年3月26日
実際にYOGA BOOKで書いているようだが使用感はなかなか快適な様子。もちろんサイズ的に本格的なデジタルペイントが用途ではなさそうだが、スケッチや簡単なデザインなどには十分使用できそうだ。
本体寸法がこちら。
本体寸法 (W×D×H)mm | 閉合状態の寸法: 約 256.6x170.8x9.6mm ディスプレイ部の厚さ: 約 4.05mm クリエイトパッド部の厚さ: 約 5.55 mm | |
重量 | 690g |
ライトアップキーボードの機能
もう一つの見どころはライトアップキーボードだ。キーボードを打った感じがしないので使用感は全く異なりそうだ。ただユーザーの使用状況をフィードバックしてより使いやすい配置に進歩していく模様。
Lenovoさんに招待されて、
YOGA BOOKの体験イベントに行って色々やってきたレポ漫画です!
今回初めて母親と合作した漫画も収録!普通に絵がうまい。#yogabook pic.twitter.com/e08XuabddN— やしろあずき (@yashi09) 2017年3月29日
これはよさそうだ。ただ外出先の太陽光などの環境下では難しいとの声もある。
yogabook買って見たが、外ではhaloキーボード見えんな‥>_< #LENOVO #YOGABOOK pic.twitter.com/yywKwLaFJD
— yasu aikoh (@yasuboo75) 2017年4月2日
正直外でキーボードを打つ機会もそうそうないとは思うが。。。
YOGA BOOKは買いか
この多機能で5万円程度はかなりコスパが良いのは事実だ。この一台でネットでサーフィン、簡単な文章作成、授業あるいは会議の手書きノート、簡単なデザインスケッチ、動画鑑賞と用途はかなりありそうだ。ガジェット好きにはたまらない要素だ。
ただネックはPCとしてのスペックの弱さ。
プロセッサー | 名称 | インテル® Atom™ x5-Z8550 プロセッサー |
動作周波数 | 1.44GHz(インテル® バースト・テクノロジー対応、バースト周波数:2.40GHz) | |
コア数 | 4 | |
メインメモリー | 容量 | 4GB |
仕様 | LPDDR3 | |
フラッシュメモリー | 64GB |
メインメモリー、フラッシュメモリーと価格なりのスペックだ。ノートパソコンのような形態にはなるが複雑な作業は期待できない。あくまでモバイル端末として外出先でのちょっとした作業での使用におすすめだ。
本格的なデジタルンペイントをしたいと思っている方は他製品をお勧めする。YOGA BOOKに高スペックを要求するデジタルペイントソフトは負担が重すぎるからだ。モバイルとして使用したいならWacom MobileStudio Pro、持ち出す必要がないならCintiq Proなどがデジタルペイントに特化した液タブだ。
ただ外出先で広い用途で使えるモバイル端末をお探しの方にはおすすめ。ペンタブレット機能、ノートパソコン等独特の機能を備えているYOGA BOOK。これまでの作業で難しかったことが簡単に実現できそうな広範囲用途に対応するタブレットPCだ。
最後にオススメのカバーをいくつかご紹介。