Cintiq Pro[液タブ] ワコムおすすめ製品の選び方

ワコムCintiq Pro13,16インチ新型液タブは買い?【4K接続レビューのまとめ】

ワコムから新型の液タブ(液晶タブレット)が発売決定!Cintiq Pro13、16ともに発売日、価格が決定しレビューもそろってきている。Cintiq Proのオプション品、本体の仕様を写真でじっくり検証。気になるWacom LinkからUSB-Cのないパソコンへの接続方法もチェック。Citiq Pro16を4K表示できるかのレビューまとめ。

ワコム新型液タブCintiq Pro 13,16インチの発売日と価格

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ワコムのホームページでひっそりと発表されていたが、液タブで新製品が販売開始される!これまでの13インチのラインナップだった、DTK1301,DTH1300に代わる製品。Cintiqが出てからしばらく新製品が出ていなかったがついに発売!これは注目だ。

発売日はいつ?

  • 13インチ=2016年12月22日から発売中!
  • 16インチ=2017年4月18日から発売中!

価格はいくら?

CintiqPro13インチの価格➡ 価格:138,000円

Amazonや楽天市場の現在の最安値がこちら!ワコムストアと比較すると平均して数千円安い場合が多い。そして保証もワコムストアと全く同じ1年間無償保証だ。

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CintiqPro16インチの価格➡ 価格:181,440円

Cintiq Pro16先行予約開始

Cintiq Proは現在ワコムストアで販売開始している。

Amazon等でも販売開始されている。やはりワコムストアでの販売価格よりも数千円安くなっている。保証はワコムストアと同様で1年間メーカー無償保証となる。

実際にCintiq Pro 16をワコムさんからお借りして開封レビューとしても投稿している。実際の描き心地はなどはこちらからご覧いただける。

[clink url="https://pentablet.club/cinticpro16review"]

新型のペンタブレット Intuos Pro、Intuos Pro Paper Editionも発売!

ちなみに液タブではなく、ペンタブだがこちらも2017年に新製品が販売される。こちらも筆圧8192レベルと飛躍的に進歩している。詳しい情報はこちらで詳しく検証しているのでご覧あれ。

Intuos Pro、Intuos Pro Paper Editionの価格、詳細スペックを前機種と比較して検証している。ペンタブ購入を検討していたならこれは要チェックな新製品だ。

[clink url="https://pentablet.club/2017wacomintuospro"]

 

では液タブに戻って、新型のCintiq Proのスペックを見てみよう。

新型Cintq Pro 13,16インチスペック

CintiqPro13外形サイズ

Wacom cintiq Pro 13
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液晶サイズ13.3型
解像度1920×1080
本体外形360 × 235 × 13.9mm
重量1.1 kg

CintiqPro16外形

Wacom Cintiq Pro 16サイズ
5
液晶サイズ15.6型
解像度3840×2160
本体外形410 × 265 × 14.5 mm
重量1.5 kg

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Cintiq Proの注目のオプション品

Cintiq Pro プロペン2の実力

pro pen2

何といっても注目なのがプロペン2の実力。筆圧は8192レベル。正確さが4倍に向上しており、ペン描画は文字通り桁違いの書き心地を実現している。これまで数年2048レベルだったがここにきて一気に4倍に。これは是非体験したい描画能力だ。

これまでCintiqの前機種を使っていた人が心配になるのはペンの形状の変化だろう。慣れていた太さのペンから新しい形状のものへ替えるのは億劫だ。だがその心配は無用のようだ。実際に前機種のプロペンと、新しいプロペン2を比較した写真がこちらだ。(リング色銀がプロペン2)

プロペン2比較

プロペン2

写真を見ていただけるとわかるが新しいプロペン2は前機種のプロペンと全く同じ太さとなっている。スムーズに新プロペン2へ移行できる。

スタンド&ペン立て

cintiqpro stand

二枚目の画像は製品裏側だが、スタンドが本体に内蔵されている。タイプはCinti27と同じで横へ立ち上げて立てるタイプ。角度は20度だ。見る限り強度があまり強くなさそう。ただスタンドを装着させるくぼみが見えるように、従来のCintiq13と同様のスタンドを装着可能。ただ今回は別売だ。

cintiq pro pen stand

他にも本体上部にペンを設置するペンスタンドが付属している。ワコムの法人向けの液タブに多いデザインだ。よりユーザビリティが上がっている模様。液タブユーザーあるあるの「部屋が汚くて書きたいときにペンが見つからない!」が解消されるだろう。

エクスプレスリモートキー(別売り)

パッと見て分かるのが画面のサイド部分のショートカットボタンはすべてなくなってフルフラットデザインになっている。サイドのファンクションキーはいらない!というユーザーも多かったのでこの仕様の変化は喜ばれている。代わりにエクスプレスリモートキーを別売りで販売。割り当てられるスイッチの数は倍以上になる。

画像がこちら!使ったこともあるが手にすっぽり収まるベストサイズで操作感は非常にいい。割り当てられるボタンも十数個あるので足りないということはまずないだろう。デザインは正直いまいち。

上部の丸い部分は指でクルクル回せるタッチホイール。拡大やペンの太さなどを調整できる。エクスプレスリモートキーの評判は非常にいい。本体だけで購入すると、¥13,824円

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Cintiq Pro13インチとCintiq Pro16の違い

大きさ・重量

13インチ外形

360 x 235 x 13.9mm 重量: 1.1 kg

16インチ外形 

410 x 265 x 14.5 mm 重量 :1.5 kg

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注目なのが厚み13インチ=13.9mm、16インチ=14.5mm。お手元にもあるだろうUSBケーブルの横幅が約13mmだ。13インチとの差はたった1㎜。これと比べてもCintiqProがかなりの薄さだということがお分かりいただけるはずだ。

さらに重量も1.1kgト1.5kg。どちらも持ち歩く機会はさほどないだろうが十分持ち運べる重さになっている。このコンパクトさは魅力だ。

解像度

13インチと16インチの差はただ液晶が大きいというだけではない。解像度が大きく違っている。

13インチの解像度 ➡ フルHD  16インチの解像度 ➡ 4K

16インチで4K画像を見るわけなのでかなりきれいな描画になる。驚きのスペックだ。操作スペースも広く使え作業効率のアップにつながりそうだ。

ただ注意点が接続方法。16インチで4K表示させるには条件がある。詳しくは下記の「Cintiq Pro16で4Kひょうじさせるために必要なもの」で説明している。

映像ポートに新しいUSB-Cを導入!ないパソコンとの接続はWacom Linkを使用

付属品にこういう表示が。

  • AC Adaptor
  • Power cable
  • Wacom(r) Link with USB-C, Mini DisplayPort and USB type A cable/connectors

cintq pro usb-c

USB-Cとは

これ一本で、データと映像情報を転送できる新しいポート。最新の規格でMacBookProにはこれのみが搭載されていて話題になっていた。こんな特徴がある。

  • 映像情報が転送できる(オルタネートモードの場合)
  • データ転送速度最大10Gbps(USB3.0の2倍)
  • 最大100ワットの給電が可能
  • ポートに裏表なし

なので、

新型MacBookProの場合はCintiqProとのケーブルはUSB-C+電源ケーブルでOKだ。

これは新しいMacBookProと一緒に使うとかなりよさそうだ。デザイン系だとMacユーザーが多い。これからのポートがUSB-Cに移行していくことは間違いないだろう。それを見据えての仕様の変化となっている。

考えるとノートパソコンからCDドライブが無くなりだしたとき衝撃を受けた人も多かった。が、今やCDドライブはほぼ終息。USBメモリーに代わっている。デジタル業界の変化は速い。この変化で戸惑う方もいるかもしれないがそれほど杞憂する必要はない。

ではUSB Type-Cがないパソコンだとどうなる?

USB-Cがない場合は、USBとMiniDisplayportの2本+電源ケーブルでの接続になる。その時に使うのが、付属されている「Wacom Link」だ。図にするとこうなる。(ワコムストア画像参照)

wacom-link

USB Type-Cがない場合でもWacom Linkを通せば使用できる。ただ一つ問題なのがパソコンにMiniDisplayportがなく、Displayportのみの場合。その場合はワコムストアで動作保証済みのエレコムの映像変換ケーブルを割引価格で販売している。

通常価格:¥ 4,579 (税込) ➡ 割引後:¥ 2,700 (税込)

ケーブルを購入するなら動作保証されているし、価格も安いのでワコムストからの購入がベターだ。

➡ 【公式ワコムストアへのリンク】 割引後のELECOM DisplayPort(TM)ケーブル (CAC-DPM1215)の情報はこちらから

Cintiq Pro16で4K表示させるために必要なもの

こちらはネットでもかなり話題になっている件だが、現時点でワコムFAQの説明ではこうなっている。

Wacom Cintiq Pro 16 で4K解像度(3840×2160)を表示する場合は、USB Type-C (Thunderbolt 3)で接続する必要があります。その場合、Wacom Cintiq Pro 16 本体の左上のポートへ接続ください。※4K表示については、上記の環境のみ保証対象となります。

付属のWacom Link経由でのmini DisplayPort接続は、2K解像度(2560×1440)までの表示となります

つまり4K表示の動作保証をしているのはUSB Type-C(オルタネートモード)またはThnderbolt3搭載のPCへ直接接続した場合のみWacom Linkを通した場合は2K表示までが動作保証だ。これでは困る!というユーザーの声が噴出している。現時点でこの条件を満たすPCは非常に少数だからだ。

また同ワコムのMobileStudio ProではWacom Linkを通しても4K表示できたという報告もあり混乱を招いている。

ただメーカーとしてWacom Linkを通しての4K表示動作保証はしていないというのが現時点での結論。ワコムFAQの内容も随時更新されているのでこれからも状況がアップデートされ次第こちらでご紹介していく予定だ。

Cintiq Pro16インチが4K表示レビュー

Cintiq Pro16インチも販売開始され4K表示できるかのレビューもそろってきているのでご紹介する。随時更新中。もし共有できる有益な情報があれば下記のコメント欄へ記入いただければ幸い。必要に合わせてアップデートしていく。


Twitterでの反応を見ると一部の方々がDisplayPortでも4K表示成功しているようだ。ただ決して安定して出せているわけでもない模様。

 

ワコムの新型Cintiq Proは買いか

注目なのは筆圧が上がったペンだ。8192レベルの書きごこちはかなり注目だ。デザインもサイドの物理ショートカットキーがなくなりフルフラットデザインでスタイリッシュになっている。これからも16インチの情報がワコムから出ればこちらでお伝えしようと思う。新情報はTwitterからもお伝えしてますのでどうぞ。実際に開封してのレビューがこちら。

[clink url="https://pentablet.club/cinticpro16review"]

CintiqPro13インチの価格

Cintiq Pro13インチ 価格:138,000円

Amazonや楽天市場の価格がこちら。保証はワコムストア購入時と同じ1年間メーカー無償保証を受けられる。さらに価格は数千円安い。

Amazonプライム(初回30日無料)ならお急ぎ便(最速明日到着)のオプション料金が無料になる。➡ Amazonプライム詳細はこちら

Cintiq Pro16インチの価格

Cintiq Pro16インチ 価格:181,440円

Cintiq Pro16は現在ワコムストアで先行予約開始中だ。先行予約すればSmudge Guard、ソフトケース、替え芯が無料!

Amazon等でも販売開始されている。保証はワコムストアと同様となる。

 

Cintiq Pro仕様一覧表

最後に詳しい製品の仕様を一覧でチェックしておこう。

Cintiq Pro13インチ

液晶パネル表示サイズ13.3型(294 x 166 mm)/16:9
アスペクト比
最大表示解像度FullHD(1920×1080)
液晶方式IPS方式(LED)
最大表示色1677万色
応答速度30ms
最大輝度250cd/m2
視野角水平160°/垂直160°
色域Adobe RGBカバー率87%
ペン入力読取方式電磁誘導方式
読取分解能最高0.005mm
読取精度 *3±0.5mm
読取可能高さ5mm
傾き検出レベル±60レベル
筆圧レベル *48192レベル
タッチ入力読取方式静電結合方式
マルチタッチ機能

Cintiq Pro16インチ

液晶パネル表示サイズ15.6型(345 x 194 mm)/16:9
アスペクト比
最大表示解像度Ultra HD (3840 x 2160)
液晶方式IPS方式(LED)
最大表示色1677万色
応答速度25ms
最大輝度250cd/m2
視野角水平176°/垂直176°
色域Adobe RGBカバー率94%
ペン入力読取方式電磁誘導方式
読取分解能最高0.005mm
読取精度 *3±0.5mm
読取可能高さ5mm
傾き検出レベル±60レベル
筆圧レベル *48192レベル
タッチ入力読取方式静電結合方式
マルチタッチ機能

参照:ワコム公式ストアページはこちら! (スペック数値はアメリカワコムストア参照)

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Pentablet Clubはペンタブ、液タブに特化したレビューサイト。運営者NAKATAは液タブを追い続けて6年になるWebエンジニア。WacomやXPPEN、HUION等のレビュー、最新情報をいち早くシェア!2017年から各メーカー液タブをレビュー中。【レビュー総数 / ペンタブ:22台 / 液タブ:34台】