HUION液タブのおすすめ機種をご紹介。実機レビューして感じた感覚と製品スペックをもとに厳選3機種をおすすめ。安い価格の液タブは実際使えるのか、筆圧レベル、傾き検知、液晶解像度などの詳細スペックをチェックしてベストバイを探すための情報。
HUION 液タブの選び方|メーカーとしての評判
HUIONとは20年近くペンタブレット、液晶ペンタブレットを開発製造している中国深センのメーカー。製品はアジア、ヨーロッパ、アメリカなど50を超える国で販売されている。メーカー担当者に確認したところ現在メーカーとしての主な市場はアジア、ヨーロッパとのこと。
ここ日本でも液タブ購入の選択肢としてワコム以外ではまず名前が挙がってくるのがHUION。業界内では高い知名度を持つ有名メーカーだ。日本に代理店があり日本語のサポート(中国人の方が日本語で担当)が受けられるなど日本ユーザーにも多く選ばれている。
当サイトPentablet.Clubではここ2年間で販売されてきたほぼすべての液タブを実機レビューしている。HUIONの特徴は、なんといってもコスパの良さだ。液タブ描画能力としての仕様数値はワコムに引けを取らないが価格は半分以下に抑えている。しかもただ安いだけではない。ここ数年は筆圧レベルが8192に対応、バッテリーレスペン採用、傾き検知搭載ペンの登場等、製品としての完成度が高まっている。製品デザインにも洗練された雰囲気が出てきた。
ということでHUIONの液タブを購入してみよう!というユーザーが増えているがどれを選べばいいのかいまいち判断しかねる方が多いようだ。このページでは2018年現在の販売されているHUION製品の中でどの機種がおすすめなのか比較してご紹介していく。
HUION 液タブのおすすめBest3
HUIONの現在のラインナップの中で当サイトからも多く選ばれている人気BEST3機種をご紹介する。特徴を簡単にまとめたのがこちら。
HUION Kamvas Pro13
- 特徴:液晶13.3インチ、初の傾き検知対応、筆圧8192ペン
➡液晶は小さめだが描画能力は一番高く、描き味重視の方におすすめ。コスパも高いので初めての方も手が出しやすく爆売れしている。
HUION GT-156 V2
- 特徴:液晶15.6インチ、筆圧8192レベル対応
- 価格:49,000円
➡もっとも多くのユーザーに選ばれている15.6インチ液晶。13.3インチでは少し物足りない方におすすめしたい。
HUION GT-191
- 特徴:液晶19.5インチ、筆圧8192レベル対応
- 価格:55,947円
据え置きで本格的にデジタルペイントを始めてみたい方におすすめ。腕を使って大きくキャンパスを使うスタイルの方に選ばれている液タブ。
掲載している価格は記事執筆時点でのAmazon最安値価格。定期的に価格が変化しているので現在の価格は上部のリンクからご覧いただきたい。
当サイトでは3機種すべてを実際に使ってレビューしている。実際使ってみての感想とそれぞれの製品の詳細スペックをご紹介しよう。
HUION Kamvas Pro 13:迷ったらとりあえず選んでおいて間違いなしの爆売れ機種
まずおすすめするのがHUION Kamvas Pro 13だ。現時点での話だが、初めての液タブだからどれを選んだらいいのかわからない、或いは色々比較して選ぶのが面倒だからコスパが良い間違いない製品を選びたい、という方はとりあえずこの機種がおすすめだ。
液晶 | 13.3インチ |
解像度 | フルHD1920*1080 |
色域 | 92% |
ペン筆圧 | 8192レベル |
ペン充電 | 不要 |
レポート率 | 266PPS |
ファンクションキー | 4個+タッチバー |
特徴 |
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製品の最大の特徴は描画能力の高さ。搭載しているペンがワコム製品に引けを取らないほどのスペックでかなり話題になった製品だ。
筆圧8192レベルに対応はもちろん初の傾き検知±60を実現。実際に描いてみたが液タブの課題点であるペン先と描画位置の視差もかなり改善されている。13.3インチということでディスプレイガラスを薄くしやすいということも相まってHUION製品の中では一番視差が少なく感じた。
ただ13.3インチというサイズ感が小さめというのも事実。
手首を使って小さく書くタイプの方は問題なく使用できる。が、大きなキャンパスに腕を使って広く使いたいという方は他2機種がおすすめだ。
初めての液タブ挑戦なのであまり高い製品を買って後悔したくないという方、ペンの視差を少なく、描き味にこだわって選びたいという方におすすめだ。当サイトでも実機レビューしているので詳しい描き味などもご覧いただける。
現在のAmazon,楽天などの最安値はこちらから。
HUION GT-156 V2|13.3インチサイズでは物足りない方へおすすめ
続いてのおすすめがHUION GT-156 V2。液タブのサイズで今最も選ばれているのが15.6インチ。大きすぎず小さすぎないサイズ感で最も多くのユーザーに適応できる液タブ。そして19.5インチほどデスクのスペースも取らずコンパクトに持ち運べるのもポイントだ。
液晶 | 15.6インチ |
解像度 | フルHD1920*1080 |
色域 | 72% |
ペン筆圧 | 8192レベル |
ペン充電 | 必要 |
レポート率 | 233PPS |
ファンクションキー | 14個+タッチバー |
特徴 |
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今の液タブの主力製品はどこのメーカーも15.6インチサイズ。HUIONからも描画能力、価格設定ともにバランスの取れた製品が発売されている。それがGT-156 V2だ。
HUIONのメーカーとしての傾向だが、新製品を発売してしばらくたってから「V2」をつけたマイナーアップデート製品が登場する。こちらもその製品で初期ロットではなく細かな点の改良とスペックアップが済んでおり安心して選べる製品だ。
Kamvas Pro13と違いペンケース、スタンドが付属。液晶15.6インチの広い描画範囲と快適な描画環境が整えられる。ただペンは傾き検知に対応していないのが残念なポイントだ。
価格差もそれほどないので、長い目で見て13.3インチでは手狭に感じるかもしれない、というユーザーにおすすめのバランスの取れた製品だ。こちらも実機レビューしているのでこちらからご覧いただける。現在の最安値がこちら。
HUION GT-191|がっつり据え置きで広々キャンパスを求める方へおすすめ
最後に紹介するのがHUION GT-191。紹介する中では最も液晶サイズの大きい製品。ただワコムの同列サイズ(ワコムCIntiq22インチ:20万円)と比べると価格差が最も大きく、ある意味でコスパの非常に良い製品だ。
液晶 | 19.5インチ |
解像度 | フルHD1920*1080 |
色域 | 72% |
ペン筆圧 | 8192レベル |
レポート率 | 233PPS |
ファンクションキー | 0個 |
特徴 |
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GT-191と他2機種の違いは当たり前だが液晶サイズの差。数値で見ると15.6インチよりも4インチほど大きいだけだが実際に目にするとサイズ感が全然異なる。液晶サイズの大きくて困ることはデスクスペースを取ることくらいで後はメリットばかり。
キャンパスを開いた横にペイントソフトのメニューを広く出しておけるし、腕を使って大きく線を引きたい場合も存分にキャンパスいっぱいに動かせる。さらに描画能力も筆圧8192レベルと高いレベルを保っているのもポイントだ。
とにかく大きい液晶サイズの液タブに挑戦したい。でもワコムの製品のように何十万もは出せない、という方におすすめ。このサイズで5.5万円程度で購入できるのでコスパは非常に良いと思う。こちらも当サイトでレビュー記事を投稿している。
現在のAmazon,楽天の価格がこちら。
以上HUIONのおすすめ機種3種類をご紹介した。
自分が液タブに求めるここだけは譲れないというポイントがあれば選びやすい。3機種の最大の違いは液晶サイズだが、この3ラインナップでかなりのユーザー層のニーズにこたえられそうだ。
自分に合った製品を選んで快適な環境でデジタルペイントを楽しんでいただければ幸いだ。