HUION液タブGT-156HDの新型が発売開始されたので実機レビューでご紹介。GT-156HD V2だ。15.6インチHUION液タブの実力をレビューする。筆圧8192レベルの描き味はどうか。現在セール開催中なだけに注目だ。
HUION 液タブGT-156HD V2価格情報|セール開催中
HUION GT-156HD V2の価格情報をまずはご紹介する。実はHUIONのラインナップの中で前機種の16.5インチは19.5インチのものよりも5千円ほど高かった。恐らく錐体デザインとケーブルの都合かと思われる。ただ、今回のGT-156HD V2はセールで非常に安い価格で販売されている。今年年末までのセール価格だ。
現在の価格は上部のリンクからご覧いただけるがセール開催中。現時点での価格は何と49,000円。現在19.5インチのAmazonでの販売価格が54,999円なのでHUIONの中で最も安い液タブということになる。
とにかく安く液タブを導入したいという方にとってはうれしい情報だ。当然安く手も使い物にならなければ話にならない。今回実機を開封して使ってみて買いかどうかを検証する。
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HUION GT-156HD V2開封レビュー
今回開封するのは「GT-156HD V2」。「V2」と製品名についている通り、GT-156HDのVer2、後継機となる。前機種との違いがいくつかあるのでご紹介していく。まず最大の注目ポイントは筆圧レベルが8192に向上していることだ。ということで、筆圧8192レベルの描き味を中心にレビューしていく。早速開封してみてみよう。
梱包箱がこちら。HUIONは他の中華メーカー液タブと違いしっかりとした化粧箱に梱包されており非常に厳重に包まれている。プレミアム感のある梱包だ。HUIONの製品は全体的に他メーカーよりも一歩抜きんでている印象。
HUION GT-156HD V2梱包内容
梱包物の一覧がこちら。
[su_spoiler title="GT-156HD V2梱包物一覧" style="fancy" icon="folder-1"]
- 液タブ本体
- 充電式ペン(PE330)×2本
- ペン芯x8
- ペン芯抜きリング
- ペンケース
- ペン充電USB ケーブル
- 3in1ケーブル
- 電源アダプタ(電源差し込み口)
- スタンド
- ユーザーマニュアル
- ドライバCD
- クリーニングクロス
- 手袋
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HUION 液タブ GT-156HD V2使用感レビュー
実際に使用してみて感覚をお伝えしていこう。
筆圧8192レベル対応ペン
まずは前機種との唯一の違いである筆圧8192レベル対応ペンを見てみよう。
筆圧 | 8192レベル |
重量 | 16g |
サイドスイッチ | 2個 |
最大の特徴は筆圧レベルだ。現時点で最高スペックの8192レベルに対応。より繊細な線を描画できる。ペンは充電式だが重量は非常に軽く16g。実際に持ってみても非常に軽い。ペンの素材はグリップ部分も含め全体がプラスチック。つるつると滑りやすく感じるユーザーもいるかもしれない。ペンのサイズ感と詳細デザインがこちら。
万年筆的なデザイン。ワコムのプロペンよりも細い。よく使われるボールペンを一回り大きくした太さ。実際使ってみて番特徴的なのは軽さ。普通のボールペンよりも軽い。長時間使用しても疲れにくいデザインだ。ちなみに充電式だがペンが2本付属している。充電待ちのために作業が止まるということはなさそうだ。
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液タブ本体の詳細スペック・デザイン
本体外形サイズは432×264×14.8㎜。重量3.8kg。持ってみると結構な重さだ。15.6インチということで持ち運べるサイズだが、重量を考えると頻繁に持ち運んで使用するのは厳しそうだ。
液タブ本体の左側にファンクションキーが配されている。中央に指でなぞって操作するタッチバー、上下に合計14個のキー。上下の端にある円形のキーは上下左右と中央にそれぞれショート―カットキーを設定できる。
他の液タブの多くは単純に縦にボタンが並んでいる場合が多いが、GT-156HD V2は円形の上下左右に設定できるタイプだ。確かにこの形状の方が親指で操作するときにより直感的に素早く押せそうだ。戻る、進むなどはこの配置の方がわかりやすい。
更に中央のタッチバーによる精度が高まっている。前機種は8レベルだったが、今機種は24レベル。さらに繊細な操作で調節が可能となった。
実際にプロパティでの設定画面がこちら。それぞれにキーボードショートカットキーなどが設定できる。
ディスプレイ IPS方式 フルHD解像度
液晶サイズ | 15.6インチ |
画面解像度 | 1920×1080 |
縦横比 | 16:9 |
対比度 | 1000:1 |
画面明るさ | 220cd/m2 |
視野角 | 89度 |
色域 | 72%(NTSC) |
表示可能色数 | 262k |
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解像度は他液タブと同じフルHDとスタンダードなスペック。15.6インチサイズなので実際に見ると非常に美しい。液晶方式はIPSで角度による見え方の変化はない。ほぼ真横から見ても色が変わることはない。そしてアンチグレアなので映り込みもない。
15.6インチのサイズ感だがディスプレイ描画可能領域にA4サイズの用紙を置くとこうなる。
横に置いて縦幅で1cmほどはみ出すがほぼ等倍で表示できるサイズだ。手首で描くスタイルの方であれば十分なサイズ感。
スタンド|スタイリッシュなデザイン
付属されているスタンドのデザインは非常にスタイリッシュでしっかりとした造り。ぐらつくことは全くなく8段階で調節が可能。ワコムCintiqのものよりも優秀なスタンドだ。
パソコンとの接続|ケーブル一本でOK
パソコンとの接続は非常にシンプルで3in1ケーブル一本でOKだ。液タブ本体型は上部の画像のように一本のみ。パソコン側に必要なのはUSBとHDMI出力ポートだ。液タブ本体側はMiniHDMIポートだが差し込み口が深めに設計されており不意に脱線しないように工夫が凝らされている。
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HUION液タブの描き心地レビュー
実際にペンを使って描画してみてのレビュー。筆圧感知や反応速度、ペン先の沈み込み方は動画で見るのが一番分かりやすいかと思うのでこちらをご覧あれ。
HUION GT-156HD V2 ペン描き味検証動画
ペン先の沈み込み方、反応速度をチェック#HUION
レビュー詳細➡︎https://t.co/B8vvlfXlmJ pic.twitter.com/wSeHMqpF8e— Pentablet Club (@PentabletClub) 2017年11月25日
反応速度は動画で見て分かる通り申し分ない。よほど早く動かさない限りストレスなく描画できる。筆圧感知8192レベルもさすがで、ヌルヌルと太さが変化してくれる。ペン先の沈み込みは深め。初めての液タブ使用であれば問題ないがこれまでワコム製品を使用していた場合は慣れるまで少し時間がかかるだろう。
ディスプレイの表示はフルHD解像度、ノングレアで非常に美しい。本体側で色合いを設定できるOSDメニューもあるのである程度の調整ができるのもポイントだ。
他メーカー(UGEE,GAOMON)の15.6インチ液タブと比べて感じるのは、錐体デザイン、造りの精巧さだ。スタンドや本体の細かいデザインも含めワコムのものにも引けを取らない質感だ。実際手に取って感じる部分だがはっきりわかる違いがHUIONにはある。
15.6インチサイズの液タブを探しているがワコムの15万円以上するCintiq Pro16インチ購入は難しいという方にお勧めしたい製品だ。現在のAmazonでの最安価格はこちらからご覧いただける。