WacomからCintiq Pro 32(DTH-3220)が発売されたので価格・スペックを検証。ワコム史上最大31.5インチ4Kディスプレイの実力、ペン描画能力をチェック。間違いなく現時点で最大・最強の液タブだ!買えないけど知っておきたい最新液タブ事情。
Wacom Cintiq Pro 32(DTH-3220)発売価格
ワコムから2018年11月2日に発売開始されたワコム史上最大サイズの液タブ、それがWacom Cintiq Pro 32だ。液晶解像度、ペン描画能力、すべての点で間違いなく最強の液タブ。現在の価格がこちら。
- 価格:397,440円(税込み)
- 【ワコム公式ストア】Cintiq Pro 32の価格をチェック!
価格帯を見ればわかる通り完全プロ仕様の最強液タブだ。ワコム史上最大サイズということで価格帯も過去最高となっている。購入検討できるユーザーは限られそうだが最新液タブのスペックをチェックしてみよう。
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ワコム Cintiq Pro 32 スペック情報
Cintiq Pro 32のスペックを検証していくが画像をパッとみて驚くのがペンとディスプレイサイズの差。ペンちっさ!縮尺ミス?と思えるほどの大きさだ。ディスプレイのスペック表がこちら。
液晶サイズ | 31.5インチ |
縦横比 | 16:9 |
最大表示解像度 | 3840 x 2160 (4K) |
液晶方式 | IPS方式 |
画素ピッチ | 0.18175 (H) x 0.18175 (V) mm |
最大表示色 | 10億7,374万色 |
最大輝度 | 310cd/m2 |
視野角 | 水平128°/垂直128° |
色域 | Adobe RGBカバー率 98% |
最大の特徴が液晶サイズ。31.5インチということでかなり迫力のあるサイズ感だ。これだけのサイズ感なので解像度4Kも最大限活かせそうだ。最大表示色はCintiq27インチと同じく10億7,374万色、Adobe RGBカバー率は98%。
その他気になるのはペン先と描画位置の視差だが、紹介動画ではガラスの厚さを抑えて視差を軽減しているとのこと。この辺りはワコムの威信をかけた最高スペック製品なだけに期待してよさそうだ。
Cintiq Pro 32 ペン描画能力|Pro Pen2搭載
読取方式 | 電磁誘導方式 |
読取分解能 | 最高0.005mm |
読取可能高さ | 5mm |
傾き検出レベル | ±60レベル |
傾き検知角度 | 60度 |
筆圧レベル | 8192レベル |
ペンの実力は前機種と大きな変化点はなさそうだ。筆圧レベルや読取分解能などはすでに最高スペックに達しているようだ。ただワコムのHPでは新ペンセンサーによるペンの筆圧、精度、傾き検知と括弧書きで強調されている、
マルチタッチ機能にも対応。静電結合方式のマルチタッチ機能でペンで書きながら左手で操作も可能だ。
インターフェイス
インターフェース |
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梱包物一覧
- Wacom Cintiq Pro本体
- Wacom Pro Pen 2
- ペンスタンド(標準芯6本、フェルト芯4本、芯抜き)
- カラーリング
- ペンホルダー
- ACアダプタ(1.8m)
- 電源ケーブル(1.8m)
- ExpressKey™ Remote
(充電用マイクロUSBケーブル(30cm)、ワイヤレスレシーバ) - USB Type-Cケーブル(1.8m)
- DisplayPortケーブル(3.0m)
- HDMI 2.0ケーブル(3.0m)
- USBケーブル(3.0m)
- DisplayPort - Mini DisplayPort変換アダプタ
- クイックスタートガイド
- 保証書
- レギュレーションシート
- クリーニングクロス
ExpressKey Remoteが付属されている。このサイズ感になると左手デバイスは必須だ。さらに上部画像でも分かるが折り畳みスタンドが内蔵されている。(5度、20度)
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ワコム Cintiq Pro 32 まとめ
ということでWacom Cintiq Pro 32のスペック、価格情報をご紹介した。ちなみに上部画像は本体の裏側だ。かなり大きいサイズなので Wacom Flex Arm(ACK62803K) がワコムストアで販売されている。
スペック表、価格を見てわかる通り完全なプロ仕様。間違いなく現時点で最強の液晶ペンタブレットだ。他メーカーでは真似できない完成度の製品だ。
現在のワコムストアでの価格、さらに詳しいスペック数値はこちらからご覧いただける。