XP-PEN 液晶タブレットの選び方

【XP-PEN液タブ】実力をプロが徹底検証|ワコムと比較して「買い」かどうかを考える

XP-PENの液タブは買いかプロが徹底検証。XP-PENの液タブラインナップをまとめて検討する。最新モデルXP-PEN Artist12、Artist22Eの仕様詳細を確認。売れ筋のArtist15.6、Artist16Proについても検証。ワコムの同等機種と比較してみる。液晶ペンタブレットのペン、筆圧感知は使えるレベルなのか。

XP-PENとは

XP-PENは米国カリフォルニア州で創立された液タブメーカ―。香港や韓国などのアジアをはじめ欧米でも販売されている。ペンタブレット液晶ペンタブレットスタイラスペン、トレース台を販売。特徴は価格の安さだ。

XP-PEN液タブのおすすめ4台

一番売れているおすすめのラインナップがこちら。まずは一番の特徴である液晶サイズと価格をチェックしよう。

製品名価格液晶サイズ/解像度
Artist Pro1229,800円12インチ/フルHD
Artist Pro13.334,980円13.3インチ/フルHD
Artist Pro15.644,828円15.6インチ/フルHD
Artist Pro2499,800円24インチ/QHD

4製品に共通しているスペックがこちら。

共通しているスペック一覧

筆圧レベル8192レベル
ペン傾き検知±60°
最大読取高さ10mm

付属のペンも同じ(PA2)で、液タブで大事になる描き味は同じだ。

価格と液晶サイズが大きく違うわけだけど、この4機種をざっくりと分けるとこうなる。

  • 初心者向け:Artist Pro12
  • 中級者向け:Artist Pro13.3、15.6
  • 上級者向け:Artist Pro24

とは言っても初めての液タブ購入であればどういう選び方をしたらいいのか分からない方も多いはず。でもまずは自分が液タブを手に入れてからの姿を想像しながら選べばベストバイができる。選び方ガイドを参考にじっくり選んでいただきたい。

XP-PEN 液タブの選び方ガイド

液タブを手に入れてからデジタルペイントをするというのが主な目的だと思うけど、それぞれ重視する部分は違うはずだ。ということでこういう要素を元に選んでベストな一台を探そう!

下記の製品リンクは全てAmazonか楽天のもの。でもまずは【XP-PEN】 公式ストアでの購入検討をおすすめする。送料無料だし、公式ストア限定で保証が6ヶ月延長されるので選ばない理由がない。欲しい製品があるかどうかチェックしよう!

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サイズで選ぶ

おすすめの4台のスペックで一番の違いは液晶サイズ。ただ初めてだと13.3インチとか言われてもイメージしづらいもの。ということで液タブを手に入れてからの姿を想像して欲しい。ニーズに合わせて選ぼう。

持ち運んで使いたい

使う部屋を度々替える必要があったり、外に持ち出して使いたいならおすすめがこちら。

  • XPPEN Artist 12 Pro
  • 液晶11.6インチ/解像度フルHD
  • 筆圧8192レベル/傾き検知±60
  • ファンクションキー8個

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これ以上大きくなると持ち運びが少し大変。でも液晶は小さいので描画範囲として使える部分は狭くなる。例えば12インチの描画範囲がこちら。

これだと少し狭いなーと感じるならこんなニーズがあるということ。

縮小拡大の手間を省いて作業効率を重視したい

液晶が小さくなるとキャンパスを縮小拡大する回数が増えていく。となると作業効率が低くなるのでもう少し大きいサイズの液タブがいいな、と思った方にはこちらがおすすめ。

  • XPPEN Artist 15.6 Pro
  • 液晶15.6インチ/解像度フルHD
  • 筆圧8192/傾き検知±60
  • ファンクションキー8個

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編集部として一番おすすめなのがこのサイズ。描画範囲もある程度確保できるし、持ち運びも比較的便利で一番バランスが取れたサイズ感だ。

それでも足りない!もっと本格的な液タブがいい?

毎日長時間、本格的に使いたい

毎日長い時間使って作業したい、持ち運ぶ必要はないので完全据え置きで広々使いたい方におすすめ。

  • XPPEN Artist24 pro
  • 液晶23.8インチ/解像度QHD
  • 筆圧8192/傾き検知±60
  • ファンクションキー20

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最大サイズで、本格的なデジタルペイントを楽しみたい方ならこちらがおすすめだ。描画範囲は有り余るくらい広いので作業効率の高さはピカイチだ。

描きたい作品で選ぶ

次の選び方は、自分が描きたい作品で選ぶ方法。それぞれ絵を描くときのスタイルは違うのでそれに合った製品を選びたい。大きく2つに分けている。

手首を使って小さな範囲で描く

漫画を描きたい方に多いが、元々小さなキャンパスで描いているならそれほど大きな液晶は不要だ。おすすめがこちら。

  • XPPEN Artist 13.3 Pro
  • 液晶13.3インチ/解像度フルHD
  • 筆圧8192/傾き検知±60
  • ファンクションキー8個

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腕を使って大きく描く

逆に大きなキャンパスで、腕から大きく線を描くスタイルなら大きめの液晶が必要。

  • XPPEN Artist 24Pro
  • 液晶24インチ/解像度QHD
  • 筆圧8192/傾き検知±60
  • ファンクションキー20個

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どんな作品をどういうスタイルで描きたいかをイメージして選ぼう。

価格で選ぶ

実際重要なのがコスト。特に初めての液タブ購入であれば、いきなり高いものを買って万が一使えなかったときのリスクが大きい。

とにかくコスパ重視 まず初めてみたい

    まずは一番手頃な12インチで初めてみては?しばらく使って、これからも本格的に始めたいと思えば大きなサイズに挑戦してもいいのだ。

    • XPPEN Artist 12 Pro
    • 液晶11.6インチ/解像度フルHD
    • 筆圧8192/傾き検知±60
    • ファンクションキー8個

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    少し高くてもいいから長く使えるものが欲しい

    • XPPEN Artist 15.6Pro
    • 液晶15.6インチ/解像度フルHD
    • 筆圧8192/傾き検知±60
    • ファンクションキー8個

    ➡️XP-PEN公式ストアで見る!

    液晶サイズ15.6インチは大きさのバランスが良い。ここまで大きいサイズは必要ないかも、と思っていても13.3インチでは物足りなくなる日が来る。というのが大勢のユーザーの意見。長い目で見るとこのサイズのものを買っておくと良い。

    以上選び方をいくつかご紹介した。自分に合った製品を見つけて頂ければ幸い!

    • この記事を書いた人

    PentabletClub

    Pentablet Clubはペンタブ、液タブに特化したレビューサイト。運営者NAKATAは液タブを追い続けて6年になるWebエンジニア。WacomやXPPEN、HUION等のレビュー、最新情報をいち早くシェア!2017年から各メーカー液タブをレビュー中。【レビュー総数 / ペンタブ:22台 / 液タブ:34台】