XP-PEN ペンタブ Deco Proを先行レビュー。発売前だがメーカーからレビューの機会を頂けたので製品スペック、ペン描き心地をご紹介。Deco Proはスマホで使えるペンタブとしても話題を呼んでいる。パソコンとAdroidスマホに接続しての使用感をレビューする。XP-PEN Deco Proの使い心地、詳細スペックを知りたい方に見ていただきたい情報。
XP-PEN ペンタブ Deco Proのスペック・価格
XP-PENから2019年7月に発売されるペンタブDeco Proの特徴を簡単にまとめるとこうなる。
- ペン:筆圧8192、傾き検知60度
- ダイヤル式ホイール+タッチホイール
- Androidスマホ、タブレットと接続して使用可能
- グッドデザイン賞受賞の美しいデザイン
この中でも特に注目を集めているポイントはやっぱりこれ。
Androidスマホ/タブレットと接続して使用できるペンタブ
スマホと接続して使えるペンタブとして大きな話題になっている。Android6.0以降の端末であれば接続してペンタブでの操作が可能だ。残念ながらiOSには対応していないのでiPhoneやiPadでは使えない模様。ただAndroidスマホがあればパソコンがなくてもペンタブが使えるようになったのは嬉しい。多くのユーザーが待ち望んでいた新しい形のペンタブ発売だ!
他に忘れてはいけないのが筆圧8192レベルという現時点のペンタブ最高スペックだということと、ワコム以外のメーカーのペンタブでは珍しくペン傾き検知に対応しているということ。最高品質の書き味を提供してくれている。
それでは実際に使ってみての感想を実機レビューでご紹介しよう。
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XP-PEN Deco Pro Sサイズ 実機レビュー
まずは梱包箱から取り出してみる。梱包内容がこちら。
- ペンタブ本体
- バッテリーレスペン
- ペンケース(ペン芯8本内蔵)
- USB A - USB Cケーブル
- USB A - マイクロUSB変換アダプタ
- USB A - USB C変換アダプタ
- 二本指グローブ
- マニュアル
Androidスマホと接続するための変換ポートが特徴的だ。
どのアイテムも非常に洗練されたデザイン。ペンタブ本体もシンプルで好きのないデザインだ厚さ7mmの極薄設計で机に置いてみてもかなりスタイリッシュだ。
本体の左側にはタッチホイールとショートカットキーが配されている。ファンクションホイールには2種類の操作方法がある。ダイヤル式の回転させるタイプのダイヤルホイールと、中央部分に指を滑らせて操作するタイプのタッチホイールだ。使い心地は後ほどのレビューで詳しく取り上げる。
Deco Pro搭載バッテリーレスペン
ペンは筆圧8192レベル、傾き検知ありとワコムの最新機種にも引けを取らない高スペックとなっている。ペンの太さは通常のボールペンなどよりも太めで長時間作業しても疲れにくいデザイン。グリップ部分がゴム素材となっている。これまでペンタブを使ったことのある人にとってはある意味お馴染みの間違いのない造りだ。
Deco Proをスマホ/タブレットと接続してのレビュー
それでは早速Deco ProをAndroidのタブレットと接続して使用してみよう。接続するタブレットのAndroid OSのバージョンは8.0だ。
タブレット側に何か特別にインストールする必要はない。接続すればすぐにペンでの動きに反応してくれる。ということで使い出すまでは非常に簡単。というよりも接続するだけだ。これまでペンタブを使ったことがなくてパソコンが苦手だという方も全く問題なく使用できるはずだ。
実際に使っていると反応速度や筆圧感知はパソコンと接続して使用するペンタブと全く同じ!すごく新鮮な使い心地で面白い。これは全く新しいペンタブの使い方だ。パソコンを持っていないからこれまでペンタブに手を出せなかった方もこれなら始めやすい。
Deco ProをWinパソコンと接続してのレビュー
パソコンと接続しても使用してみよう。主にはファンクションキーとサイドについているタッチホイールとダイヤルホイールの使い心地をチェック。
使用したソフトはClipStudioPaintProだがデフォルトでキャンパスの拡大/縮小が割り当てられている。回転式のダイヤルホイールはスルスルと回るタイプ。カチカチと一段階ずつ回転するのではないのでどれくらい拡大させるかは感覚次第となる。好みが分かれそうだ。
ホイルの中央部分は指でタッチして反応があるタッチホイールとなる。これまでの製品と異なるのはタッチするとマウスカーソルが動かせるということ。ノートパソコンに手前についているタッチパッドと全く同じ使い方。左手で少しマウスカーソルを動かしたい時に使えるようだ。
実際に使ってみてのサイズ感がこちら。
Deco Proシリーズは2種類のサイズ展開となっている。
- Sサイズ:本体外形 350.8mm×199.4mm
- 描画可能範囲 230×130mm
- Mサイズ:本体外形:227.1mm×399.8mm
- 描画可能範囲 278×157mm
画像に写っているレビュー機はSサイズだ。ただワコムのペンタブシリーズのサイズと比べるとかなり大きめ。実際に購入するときは実際に寸法の紙などを使っていめーじしてみるようにおすすめする。
XP-PEN ペンタブ DecoProのレビュー動画
【スマホでも使えるXP-PENペンタブDeco Pro実機レビュー】
・Android6.0以降対応
・筆圧8192、傾き検知対応ペン
・ダイヤルホイールショートカットキー
厚さ7mmのスタイリッシュなデザインも好印象。これは人気でそうです。
レビュー詳細・価格情報→https://t.co/ng5ys2uMD2 pic.twitter.com/LhUVKco8Xi— Pentablet Club (@PentabletClub) 2019年7月3日
実際に使用している様子を動画でご覧あれ。ペンの反応速度や筆圧感知の感じ、サイズ感などをご確認いただけるかと思う。特にAndroidタブレットと接続して描きだすまでをレビューしているが、セットアップ不要の手軽さが魅力だ。
Androidタブレットやスマホと接続したときのペン反応速度はタブレット本体の処理能力に準拠する。さすがにパソコンほどサクサクは動いてくれないが十分使用できるレベルの反応速度だった。筆圧感知もしっかりとしてくれる。
パソコンと接続しての動作は全く問題ない。傾き検知も搭載しているのペン追従性能も良くて本格的にデジタルペイントを楽しみたい方にもおすすめだ。ファンクションキーとダイヤルホイールも魅力の一つ。ペイントソフトのキーボードショートカットキーを割り当てればキャンパスの回転、拡大、ペン太さの調整など使用できるシーンは山ほどある。
XP-PEN Deco Proの評価
ということでレビューでご紹介したが、現時点のXP-PEN製のペンタブレットで間違いなく最高スペックのおすすめ製品だ。特にAndroidスマホと接続して使用できるというのが大きな特徴。手軽にスマホでペンタブを使ってみたいという方から、本格的にパソコンと接続してデジタルペイントを始めたい方にもおすすめだ。現在のAmazonでの最安値はこちらからご覧いただける。
XP-PEN DECO PROスペック | |
ペン筆圧 | 8192レベル |
傾き検知 | 60度 |
描画精度 | ±1mm |
ショートカットキー | 8個 |
タッチホイール | 1 |
インターフェイス | USB Type-C |
描画エリア | Lサイズ:278×157mm Sサイズ:230×130mm |
本体厚さ | 7mm |