ペンタブでデジタルペイントを始めるためにパソコンは必須。ノートパソコンだと使いにくい?ノートパソコンとペンタブ利用のメリット・デメリットまとめ。初めてのデジタルペイント、ペンタブのセットアップの疑問に答えるガイド。
ペンタブでのデジタルペイント|ノートパソコンは使いにくい?
答:使いやすい。
初めてペンタブを買う時に直面する疑問だ。画面の小ささやパソコンのスペックが心配の種かもしれない。ただペンタブをノートパソコンと接続しても全く問題なく使用できる。実際ユーザーの多くはノートパソコンでペンタブを利用しているし私もそう。もし今すでにノートパソコンを持っているならペンタブのためにデスクトップパソコンを購入する必要はない。
ではこれからノートパソコンがデスクトップパソコンを選べる場合はどうだろうか。ペンタブとの相性がいいのはどちらかを整理して検証してみよう。
ノートパソコンとデスクトップパソコン|ペンタブとの相性どちらがいいのか
ノートパソコンのメリット・デメリット
メリット:携帯の利便さ
ペンタブ自体も非常にコンパクトだ。IntuosのSサイズなら厚さは5mm程度。バッグに入れて持ち運ぶことができるサイズだ。外出先や学校・職場へもっていって作業というのも十分に可能だ。そうなると普段使っている環境のパソコンで作業したいもの。ノートパソコンなら外出先でデジタルペイントを進めることができる。
作業を進める自宅のスペースも関係してくるだろう。せっかくコンパクトに収まっているペンタブと一緒に使うならそれに合ったノートパソコンと作業をしたくなる。デジタルペイントを楽しむ環境はできるだけシンプルに、スタイリッシュにまとめたいと思うユーザーは多いはずだ。
メリット:コストパフォーマンスがいい
ノートパソコンの価格がかなり下がってきている。デスクトップだとモニターやキーボードなどをそろえると価格が高くなってしまう。一昔前はノートパソコンの価格が高めに設定されていたためデスクトップの方がお得という印象だった。だが一定のスペックまでであればノートパソコンの方がコストパフォーマンスがいい。
デメリット:モニターの小ささ
デジタルペイントで大切なのは作業範囲だ。ペンで線を引く以外に色を変更したり筆の太さを変更したり、キャンパスを移動させたりと操作する部分は多い。できればウィンドウを切り替えることなく進めていきたいものだ。
ノートパソコンの場合モニターは大きくても15インチだ。デジタルペイントソフトを起動すると描画範囲はどうしても小さくなってしまう。携帯の便利さを求めると仕方のない部分だがデメリットの一つだ。
デスクトップパソコンのメリット・デメリット
メリット:モニターサイズ・増設の利便さ
ノートパソコンのデメリットを逆に考えていけばわかるが、デスクトップパソコンの場合モニターサイズを大きくするのが容易になる。現在出回って価格も落ち着いているのが22インチ程度のもの。それだけあればキャンパスとほかにメニューバーを起動しても作業ができる。見本を出しながらの作業も可能だろう。作業範囲を広くとりたい方にとっては大事なポイント。
増設がしやすいのもデスクトップパソコンのポイント。最近4Kのモニターもだんだん値段が落ち着いてきて来る。それに対応したビデオカードを増設したりとデジタルペイントをしていると増設したいタイミングが増えてくるもの。デスクトップパソコンは対応が容易だ。
メリット:高さをかえることができる
意外に思えるかもしれないがモニターの高さを調整できるのは大きい。デジタルペイントは作業が長時間に及ぶため姿勢がカギになってくるからだ。ノートパソコンだとどうしても見下げる角度にモニターがくるので首や腰に負担が大きくなる。デスクトップならすぐに姿勢を調整できるので疲れ方が変わってくるだろう。
デメリット:持ち運びは不可
外出先での作業を重視しているならデスクトップパソコンは選択肢に入ってこない。机のスペースも関係してくるだろう。
自分にはどっちがあっている?
以上を加味して考えるとよいだろう。正直ペンタブでどちらが相性がいいかというとどちらも。ということになる。それぞれ一長一短。自分の用途に合わせて選ぶとよいだろう。
デスクトップパソコンを選ぶ時にポイントになるのはモニターだ。ペンタブ・液タブでのモニターの選び方、現時点でのおすすめを紹介しているので見てほしい。結構時間をかけて調査した渾身の記事だ。
ペンタブと使うノートパソコンのオススメがこちら
ペンタブと一緒に使って快適に作業できそうなノートパソコンをいくつかご紹介する。単にペンタブを使うためであればパソコンに必要なスペックは高くない。必要なのはペンタブのドライバをインストールするだけだからだ。
注意が必要なのは使用するデジタルペイントソフトウェア。代表的なものでいうとPhotoshopやセルシスのClipStudioPaintPro、Corel社のPainterなどだが最近のペイントソフトの場合必要になるスペックはたかい。今使っているソフトウェアの使用条件をチェックするべし!
それも踏まえて安定して動作が可能なノートパソコンがこちらだ。OS,液晶サイズ,価格を考えて選べる。