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GAOMON PD1610 液タブレビュー|2.5K解像度ディスプレイの描き心地

GAOMONの16インチ液タブ、PD1610開封レビュー。2.5K解像度、縦横比16:10ディスプレイが特徴の液タブ。

GAOMON PD1610 液タブの価格・スペック

GAOMONから発売された16インチ液タブGAOMON PD1610。価格とスペックをチェックしてみよう。

  • 価格:73,699円

スペック値を一覧でチェックしよう。

GAOMONPD1610
価格73,699円
ディスプレイサイズ16インチ
解像度QHD 2560*1500
アスペクト比16:10
色域88% NTSC / 120% sRGB
視野角89°/89°
フルラミネーション対応
ペン筆圧レベル8192
読取可能高さ10ミリ
傾き検知±60
ファンクションキー8個
インターフェイスminiHDMI
Type-C×2
外形寸法429.8×269.8×11.5mm
重量1.5kg

梱包内容がこちら。

  • 液タブ本体
  • AP51ペン
  • ペン立て
  • ペン芯、ペン抜きリング
  • HDMI - ミニHDMIケーブル
  • USB-C - USB-Aデュアルケーブル
  • USB-C - USB-Cケーブル
  • スタンド(GMS02)
  • 2本指グローブ
  • クリーニングクロス
  • クイックスタートガイド

PD1610の液タブとしての特徴、他メーカー液タブとの違いに注目しながら開封レビューしていく。

GAOMON PD1610液タブレビュー|特徴

まずは梱包箱と梱包内容をチェックしてみよう。

しっかりとした梱包箱で保護されている。嬉しいのはスタンドが付属していること。

付属スタンドはアルミ素材でしっかりと重みを感じる精巧な作り。スタンドの調整可能角度がこちら。

液タブのスタンドは別売で購入すると結構高くて、作りの良いものであれば最低でも5,000円程度はする。そのスタンドが付属しているわけなので、実質5,000円引き!コスパはかなり良い。

付属しているケーブル類がこちら。

パソコン側に必要なのは、USB-A、あるいはUSB-C、そして映像端子HDMI。別途でケーブルを購入する必要はない。

その他にも、2本指グローブとクリーニングクロス、保証書が付属している。

液タブ本体のデザインを見ていこう。本体の裏側がこちら。アルミ素材でサラサラとしていて、どことなくMacBookっぽさを感じるデザインだ。

本体の厚みはiPhoneと変わらない。本体側面には波打っているようなデザインが加えられている。

本体側面にあるインターフェイスがこちら。miniHDMI映像端子と、USB-C端子が2つだ。

続いて付属のペンの詳細を見ていこう。

新型AP51ペン|沈み込みが浅くなるアップグレード

付属ペンは新型のAP51。改良点はペン先の沈み込みが改善されたこと。これまでよりもペン芯部分が短くなったのでぐらつくことがなくなったことだ。

実際のペンとペン立てがこちら。

実際に握ってみたときのサイズ感がこちら。重量は非常に軽い。ペングリップ部分にサイドスイッチが2個搭載されている。ペングリップ部分に消しゴム機能はない。ペンサイドスイッチ、テール部分にわずかな凹凸のデザインが施されている。

ペン立ての内部がこちら。

替え芯とペン抜きリングが内蔵されている。ペン立ては正直なところあまり高級感を感じる作りではない。薄いプラスチックの簡易的なスタンドだ。

ペンの主なスペックがこちら。

ペンスペック
ペン筆圧レベル8192
読取可能高さ10ミリ
傾き検知±60

筆圧感知、傾き検知ともにワコムのプロモデル液タブと同レベルのスペック数値だ。ペンのスペックアップはメーカーの紹介部分でも大きく取り上げられていて、PD1610の目玉となる機能のようだ。描き心地、描画性能に直結しているペンがスペックアップしたのは嬉しいポイント。

2.5K高解像度ディスプレイ|アスペクト比16:10

GAOMON PD1610のもう一つの大きな特徴がディスプレイ。WacomやHUIONなど多くの他メーカー液タブは縦横比16:9だけれど、GAOMON PD1610は縦側の幅が広い16:10となっている。

ディスプレイスペック
ディスプレイサイズ16インチ
解像度QHD 2560*1500
アスペクト比16:10
色域88% NTSC / 120% sRGB
視野角89°/89°
フルラミネーション対応

このように16:9と比較すると、約11パーセント縦の幅を広く使うことができる。

ディスプレイ表面は結構指紋がつきやすいので注意が必要。ただ付属の2本指グローブをつけて運用すれば問題なさそうだ。

液タブ描画レビュー|8つファンクションキー

実際に使ってみてのサイズ感がこちら。

縦横比が16:10になることで、描画できるキャンバス部分が広がっている。さらに解像度が2Kということも見逃せないポイント。現時点でスタンダードな液タブは解像度フルHD。実際使ってみると2Kディスプレイはキャンバスの見え方、画面の美しさが段違いだ。

本体左側に見えている白い波線はタッチすると反応があるファンクションキー。反応速度も良くて、キビキビと動作してくれる。自分は一番下のボタンにCtrl+Zの【戻る】の動作を割り当てて使ったけれど、結構早い速度で連打しても問題なく使用できた。

ディスプレイはフルラミネーションガラスで描画時に発生する視差も改善されている。

GAOMON PD1610レビュー|まとめ

実際描画してみると新型ペンAP51は沈み込みの深さ、ペン先のぐらつきが確かに改善されていた。使った瞬間にわかるスペックアップポイントだ。ペン筆圧感知、ペン反応速度は他メーカーの液タブと差を感じないレベル高さで快適に描画できる。

一番の特徴はディスプレイのスペック。縦横比が16:10、解像度2Kは他メーカーではあまり見ないスペックだ。ディスプレイが縦に広くなることで、レイヤー、ペンの太さなどのメニュー画面を表示してもキャンバスを広く確保できる。

液タブ初心者はもちろんのこと、これまで13インチ液タブを使っていてもっと大きなサイズの液タブが欲しいユーザーにもおすすめだ。

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PentabletClub

Pentablet Clubはペンタブ、液タブに特化したレビューサイト。運営者NAKATAは液タブを追い続けて6年になるWebエンジニア。WacomやXPPEN、HUION等のレビュー、最新情報をいち早くシェア!2017年から各メーカー液タブをレビュー中。【レビュー総数 / ペンタブ:22台 / 液タブ:34台】