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XPPEN Artist 22 Plus レビュー|筆圧16384レベル対応21.5インチ液タブ

XPPENの21.5インチ液タブ、Artist 22 Plusの開封レビュー。業界初の筆圧16384レベル対応のペン、解像度フルHDディスプレイ液タブの実力とは。

XPPEN Artist 22 Plus|先行レビュー

Artist 22 PlusはXPPENから2023年11月に発売された22インチの液晶ペンタブレット。価格とスペックをまずは見てみよう。

  • 価格:79,800円(税込)

スペックの特徴をまとめる。

  • 21.5インチフルHDディスプレイ
  • 筆圧16384レベル対応ペン
  • 21.5インチとしては格安な価格設定

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Artist 22 Plusは、業界初となる筆圧感知16384レベルのペンを搭載している。ただディスプレイ解像度はフルHDと控えめなスペックだ。

その分価格が抑えられているので、大きめのディスプレイで液タブを使いたいライトユーザーや、中上級者におすすめ。

XPPENArtist 22 Plus
型番MD220FH
液晶サイズ21.5インチ
本体サイズ547 x 364.67 x 33.4 mm
液晶解像度1920 X 1080
視野角178°
色域カバー率99% SRGB, 91% Adobe RGB
色域面積比130% SRGB,103% Adobe RGB
ペン筆圧レベル16384
ペン傾き検知60°
ペンON荷重3 g
ペン反応高さ10 mm
インターフェイスUSB-C
HDM
オーディオジャック
電源

では実際に製品を開封して使ってみての感想をレビューしよう!

XPPEN Artist 22 Plus 開封レビュー

梱包箱がこちら。

梱包内容がこちら。

  • 液タブ本体(スタンド付属)
  • ペン(替え芯10本、芯抜きリング)
  • HDMIケーブル
  • USB-C to USB-Cケーブル
  • USB-A to USB-Cケーブル
  • HDMIケーブル
  • 電源アダプター、ケーブル
  • 2本指グローブ
  • クリーニングクロス
  • 説明書、保証書

まずは液タブ本体を見てみよう。

液タブ本体のデザイン

液タブ本体裏側にスタンドが付属している。本体裏側から上に伸びているレバーを押せばワンタッチで15°から88°まで角度調整が可能。

ちなみに液タブ本体の裏側には他のスタンドに装着するためのVESAマウントがついている。他メーカーのスタンドも使用できる。

液タブの設置で面倒なのがケーブルの処理だけれど、本体裏側にケーブルを収納して蓋ができる設計になっていた。(画像は蓋をしていない状態)

デザインはすごくシンプルで、ファンクションキー類は何もない。左手デバイスを活用しよう。同メーカーから発売されているACK05もおすすめしたい。

ディスプレイのベゼルは太めの設計。特に下側は広めに取られていて、ディスプレイの下側をペンで操作するときの手を置く部分が確保されている。

素材はプラスチックで少しざらつきのある素材感だ。

21.5インチ液タブのサイズ感|14インチと比較

液タブ選びで一番悩むのはディスプレイサイズを何インチにするかだ。21.5インチ液タブのサイズ感をチェックしてみよう。実際に使っている画像がこちら。

14インチ液タブを使っているのがこちら。

14インチは手首を使っての描画に限られるけれど、21.5インチあれば腕から大きく動かして描画することも可能だ。ペイントソフトのメニュー部分も大きく表示されるので、操作にも余裕ができる。

ディスプレイサイズが小さいと自然と前屈みになって首や腰に負担がかかる姿勢になってしまう。その点21.5インチあれば余裕のある姿勢を取れるので、長時間作業したい方には大サイズ液タブをおすすめしたい。

自分の描画スタイル、作りたい作品をイメージしてからディスプレイサイズを選べばベストバイができるはずだ。

大幅スペックアップしたペンの描き心地

XPPENArtist 22 Plus
ペン筆圧レベル16384
ペン傾き検知60°
ペンON荷重3 g
ペン反応高さ10 mm

Artist 22 Plusの最大の特徴になっているのが、筆圧が16384レベルへと大幅にスペックアップした新型ペンだ。これまではプロ向けの最高位スペックのものでも最大8192レベルが上限だった。

筆圧感知レベルが倍になることで、より繊細な力の強弱をペン先が読み取ってくれる。こちらはXPPENのホームページからの引用グラフ。

グラフで示されているように、新型ペンの圧力感度曲線が緩やかなカーブになっている。ペン先に伝える力をより細かく読み取ることが可能になった。

実際に使ってみると、確かに線の入り抜き(線の描き始めと描き終わり)がより繊細で細かな表現ができるようになった印象だ。服のしわや髪の毛などの柔らかい質感の表現力を上げることができる。

特に細い線の描き出し部分で筆圧レベルの高さを実感できた。線のON荷重が3gになったことも関係しているかと思うけれど、使い出してすぐに感じられるスペックアップとなっている。

続いてディスプレイのスペック詳細をチェックしよう。

フルラミネーションディスプレイ|解像度フルHD

XPPENArtist 22 Plus
液晶サイズ21.5インチ
液晶解像度1920 X 1080
視野角178°
対応色99% sRGB, 91% Adobe RGB
130% sRGB, 103% Adobe RGB

ディスプレイのスペックはやや控えめ。高価格帯の液タブだと2Kや4K解像度に対応しているものもある中で、フルHDとなっている。対応色は他機種よりも高性能。21.5インチサイズながら価格が8万円前後と格安なので妥当なトレードオフだ。

以上2023年11月に発売された新型液タブ、XPPEN Artist 22 Plusをレビュー形式でご紹介した。まとめると、

  • 21.5インチフルHDディスプレイ
  • 筆圧16384レベル対応ペン
  • 21.5インチとしては格安な価格設定

最新ペンによる16384解像度はぜひ体験していただきたい!現在の価格はこちらからどうぞ。

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PentabletClub

Pentablet Clubはペンタブ、液タブに特化したレビューサイト。運営者NAKATAは液タブを追い続けて6年になるWebエンジニア。WacomやXPPEN、HUION等のレビュー、最新情報をいち早くシェア!2017年から各メーカー液タブをレビュー中。【レビュー総数 / ペンタブ:22台 / 液タブ:34台】