GAOMONの液タブPD1161のレビュー記事。実際に使ってみてのサイズ感、描き心地、筆圧感知やペン追従性能をチェックしてご紹介する。
GAOMON 液タブPD 1161|液タブ初心者におすすめ
PD1161はGAOMONから2021年に発売されている11.6インチの小型の液タブ。Amazonなどで購入できる。
- 価格:17,999円
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- GAOMON公式Twitter
今購入できる液タブの中で最も安い価格で購入できる製品だ。ワコムのProモデルの板タブよりも安い。コスパは抜群だ。
まずは製品のスペックをチェックしよう。
GAOMON PD 1161スペック
液晶サイズ | 11.6インチ |
解像度 | 1920*1080 |
色域 | 72% NTSC |
フルラミネーション | 未対応 |
ペン筆圧 | 8192レベル |
ペン傾き検知 | 60度 |
読取高さ | 10mm |
インターフェイス | 1 x Mini HDMI 1 x USB-C |
ファンクションキー | 8個 |
特徴をまとめると、
- 11.6インチ小型液晶、フルHD解像度
- 液晶色域は狭い
- ペン筆圧・傾き検知は最高レベル
描き味に関係してくるペンの描画性能は高い。ただ液晶のスペックは最高位ではない。
初めて液タブを使うユーザー、趣味で手軽にお絵描きを楽しみたい!という方にとっては十分なスペックだ。そして何よりも価格が安い!液晶サイズも扱いやすい小型11.6インチなので作業スペースも気にせず選べる。デジタルペイント初心者におすすめしたいモデルだ。
実際に開封して使ってみての感想がこちら。
GAOMON 液タブPD 1161実機レビュー
付属品がこちら。
- PD1161本体
- バッテリーレスペンAP50
- 電源アダプター
- 三分岐ケーブル
- ペンたて(替え芯x8 内蔵)
- クイックスタートガイド
液タブ本体を実際に持ってみると予想していたよりも軽くてびっくり。本体サイズは361.6 x 200 x 13mm。本体は薄く、軽いのでスタンドも選びやすい。簡単なスタンドで十分支えられる。
本体左側に接続ポート、液晶のカラーや明るさを調整するOSDメニューがついている。
付属ペンがこちら。
ペンのグリップ部分がゴム素材になっている。液タブのペンの中では細めのデザイン。ペンの太さは好みが分かれる部分。太めのグリップが好きな方は後から他メーカーのグリップカバーをつけてもいいかもしれない。ペンの作りはちょっとチープな感じがあるけれど価格帯から考えると妥当だ。
本体左側には8個のファンクションキーが配置されている。
本体をパソコンと接続して使ってみる。
液晶11.6インチで解像度フルHDなので液晶表示は美しい。視野角178度なので角度をつけた時の色変化も感じなかった。NTSCカバー率が72%と他メーカーのプロモデルと比べると低めだ。(XP-PEN Artist 13.3ProはNTSC88%)ただ2台並べて見比べない限りはその変化に気づかないレベル。(初心者であれば)プロの絵師であればわかるのだろうけれど、趣味で楽しむレベルであればそれほど気にせず選んで問題ない。
実際に使ってみてのサイズ感がこちら。
描き心地、筆圧感知の感度などは良好だ。
上記画像はMac OSでクリスタを開いている画面。キャンパスとメニュー画面を同時に表示させている。液晶が小さいのでメニューボタンもキャンパスも狭く感じる。
ただ手首を使って小さい範囲で描くタイプの方であれば問題ない。キャンパスの拡大縮小を頻繁にすることになるので、本体左側に配置されている8個のファンクションキーを活用できる。
広いキャンパスで大きな作品を描画したい!という方にはあまりおすすめできないサイズ感だ。腕を使って大きく描くタイプの方は、15.6インチか22インチサイズの液タブがおすすめ。
GAOMON PD 1161 レビューまとめ
まず前提として押さえておきたいのは価格が2万円を切っていること。液タブがこの価格で購入できるというのは大きなポイント。しかも付属ペンのスペックは最高位レベルの筆圧感知・傾き感知なので描画性能は高い。
液晶の小ささ、液晶色域カバー率の低さが気になるけれど、価格帯を考えると妥当なトレードオフだ。むしろ初心者であればあまり気にならない部分。デジタルペイントに挑戦してみたい方が手軽に購入してデジタルペイントを楽しむのには最高の一台だ。
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