HUIONから新しい液タブ Kamvas 11 / Kamvas 16 (2021)が発売されたのでスペックをまとめて紹介。特徴はどちらもフルラミネーションディスプレイで視差が改善されていること、新しいカラーが付け加えられたこと、ペン先の沈み込みが浅くなったことなどなど。詳細スペックと価格情報をまとめた。
HUION の2020年11月11日発表のNew液タブ Kamvas 12・Kamvas 16(2021)
2020年11月11日に発表されたHUIONの新しい液タブの最新情報をお伝えする。すでにHUIONの公式ストアでも詳細スペックが掲載されている。
2つの新製品の特徴をざっくりとまとめると、
- 価格を抑えたコンシューマー向け液タブ
- フルラミネーションディスプレイで視差を大幅改善
- 沈み込みの少ない最新ペンPW517を付属
- 新しいカラーバリエーション
液タブのポイントになる視差とペン先の沈み込みが改善されたモデルなので注目だ。それぞれのスペックと価格がこちら。
HUION Kamvas 12の価格・スペック
HUIONでこれまでなかった11.6インチサイズの液タブ。価格は現時点ではドル表記のみ。
- $219(23,000円)
スペックの一覧がこちら。
液晶 | 11.6インチ |
解像度 | 1920*1080 |
フィルム | アンチグレアフィルム |
フルラミネーションディスプレイ | |
コントラストレート | 1000:1 |
視野角 | 170度 |
色域 | 120%sRGB |
ペン筆圧 | 8192レベル |
傾き検知 | ±60度 |
ペン読み取り高さ | 10mm |
エクスプレスキー | 8個 |
インターフェイス | USB-C |
外径サイズ | 330*197*11.8mm |
重量 | 735g |
スタンド | 附属 |
本体カラー | コスモブラック スターフィッシュオレンジ |
HUION Kamvas 16(2021)の価格・スペック
続いて15.6インチのKamvas16(2021)の価格とスペック一覧がこちら。
- $399(42,000円)
液晶 | 15.6インチ |
解像度 | 1920*1080 |
フィルム | アンチグレアフィルム |
フルラミネーションディスプレイ | |
コントラストレート | 1000:1 |
視野角 | 178度 |
色域 | 120%sRGB |
ペン筆圧 | 8192レベル |
傾き検知 | ±60度 |
ペン読み取り高さ | 10mm |
エクスプレスキー | 10個 |
インターフェイス | USB-C |
外径サイズ | 423*253*12mm |
重量 | 1260g |
スタンド | 附属 |
本体カラー | コスモブラック ブルー |
HUION Kamvas11とKamvas16(2021)の共通している特徴
視差が改善されたフルラミネーションディスプレイ
注目なのはやはりディスプレイがフルラミネーションディスプレイだということ。
これまではディスプレイガラスと描画部分の液晶の間に層があったのでペン先と描画位置の視差が大きくなる。フルラミネーションディスプレイはこの間の層がなく、直接ラミネートされているので視差が大幅に改善される。
ワコムの液タブでもコンシューマー向けのCintiq16などには採用されていない技術なので、この価格帯の液タブに使用されているのは大きなポイントだ。
沈み込みの少ない最新ペンを搭載
HUIONのこれまでのペンで良くも悪くも特徴となっていたのが、ペン先の沈み込みの深さ。ワコムの液タブと比較すると深いので描きにくさを感じているユーザーもいたようだ。逆にこの深さが好みというユーザーもいるので一概に悪いとは言えないけど最新ペンはこちらが改善されている。
実際に使ったこともあるけど、これまでのHUIONの沈み込みの半分程度浅くなっている。ほんの少しあったペン芯の揺らぎも無くなっていて、より安定した書き味となっている。
新しいカラーリングを採用
これまでの液タブは黒一辺倒だったけど、HUIONからついに他のカラーの製品が発表された。Kamvas11のオレンジとKamvas16(2021)のブルーだ。本体の背面にカラーリングが施されている。持ち運んで作業できるサイズ感なので、裏側を見る機会も多くなるはず。自分の好みで選べるのも嬉しいポイントだ。
現時点では日本のAamzonなどでは販売されていないが、今後価格や販売経路などが分かり次第このページでも更新していく予定だ。最新情報はTwitterでも同時に発信しているのでFollowを。