XPーPENから発売されたペンタブの新シリーズ、Deco Funのスペック・価格を徹底検証。XSサイズのコンパクトさは他に無いサイズ感。がっつりデジタルペイントを楽しむためというよりも、文字をメモ書きしたり線を引いて強調したりという操作をより直感的にするためのガジェット。
XP-PEN 初心者向けのタブレット新シリーズ Deco Fun
初心者向けの手軽に購入できるタブレット、XP-PEN Deco Fun。このシリーズの特徴をサクッとまとめるとこうなる。
- 手軽に買える価格設定
- 幅広いサイズ展開
まず価格設定がかなり初心者に優しいのがポイントだ。サイズ別でまとめたのがこちら。
XSサイズ | 2,980円 |
Sサイズ | 3,980円 |
Lサイズ | 5,800円 |
最小のXSサイズは現在発売中のペンタブの中でも一番安く購入できるモデル。かなり手軽に購入できるので初めてのペンタブで使い方になれるか心配な方でも気軽に試せる価格設定だ。
そしてサイズのラインナップも幅広い。特にXSサイズのコンパクトさは他のメーカーでもあまりないので一定のユーザーのニーズにを満たしてくれそう。このサイズ数値は実際にペンで反応がある描画範囲のサイズだ。
XSサイズ | 12.1*7.6cm |
Sサイズ | 16.0*10.1cm |
Lサイズ | 25.4*15.9cm |
Deco Funの描画能力スペック
Deco Funシリーズのペンタブとしての実力はどうなのかスペックを見てみよう。
バッテリー | バッテリーレス |
筆圧レベル | 8192 |
傾き検知 | あり(±60度) |
解像度 | 5080LPI |
読取可能高さ | 10mm |
筆圧レベルは現在のペンタブの最高レベルだ。筆圧レベルとは、ペン先にかける力を読み取るセンサーのレベルを表す数値。3年ほど前の主流は2048レベルだったけれど、ここ数年で一気にスペックアップしている。正直簡単なメモ書きやスケッチであれば2048レベルでも十分。
さらにペンを傾けた角度を読み取る傾き検知にも対応している。高いペンの追従性能もおすすめポイント。価格は安いけれど描画能力のスペックは高い。
XP-PEN Deco Funのおすすめの使い方
メーカーとして想定しているのはプレゼンテーションでの操作や、オンライン会議でのホワイトボードでの手書き、学校や塾での板書等のシーンでの利用。がっつりデジタルペイントを楽しむためというよりも、文字をメモ書きしたり線を引いて強調したりという操作をより直感的にするためのガジェットとしての利用を想定している。
バンドルソフトとしてExplain Everthingのアカウントを3ヶ月間無料で利用できるサービスが付属している。オンライン学習用のソフトウェアで、ホワイトボードをリアルタイムで共有したり、プロジェクトのドキュメントに注釈をつけたりできる。
Deco Funはお絵描きでも使える?
スペック的にはお絵描きでも使用できるレベル。ネックになるのはペンのデザイン。付属ペンはグリップ部分もプラスチック素材なので長時間使っている汗で滑りやすくなるかもしれない。
デジタルペイントを本格的に何時間も!ではなくて、スマホと接続して簡単なスケッチだったり、ちょっとしたお絵描きでサクッと使うという利用方法であれば満足できるレベル。
本格的にデジタルペイントを始めたいならXP-PENのDeco Proシリーズがおすすめだ。価格帯はもちろん高くなるけれどペンの質感やファンクションキーの豊富さは大きな魅力だ。当サイトでもレビュー記事を投稿しているので興味のある方はぜひご覧あれ。
何よりもXSサイズなら3,000円で買える手軽さは大きな魅力。これまでペンタブを使ったことのない方はこの機会にチャレンジしてみるのも良さそうだ。現在のAmazonでの価格はこちらからご覧いただける。