XP-PEN 液晶タブレットの選び方

XP-PEN Artist 22 セカンドのレビュー|安いのはアレが無いから

XP-PENから2021年に発売された21.5インチの液タブ、XP-PEN Artist 22 セカンドを実際に使ってみてのレビュー。前機種との違いは接続方法がUSB-C一本で可能になったこと。ペンの視差、筆圧感知などをレビューしたので購入検討している方に是非みてもらいたい!

XP-PEN Artist 22 セカンドの実機レビュー

Artist 22 second review

XP-PEN Artist 22 セカンドは液タブメーカーXP-PENから2021年に発売された21.5インチ型の液晶ペンタブレット。製品名に「セカンド」とついているように、XP-PENの販売ラインナップの中ではArtist 22 Proの後継機になる。製品の特徴をさくっとまとめると、

  • 液晶:21.5インチ(フルHD)
  • 色域:NTSC86%
  • ペン:筆圧8192レベル、傾き検知±60度
  • ファンクションキー:なし
  • 接続:USB-C一本での接続可

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位置付けとしては、描画能力は最高スペック。でも低価格なのはファンクションキーを省いたからだ。

同じくXP-PENから発売されている21.5インチの液タブArtist 22R Proはファンクションキーが搭載されているモデル。なのでもし液タブ作業時にファンクションキーが必須!という方はXP-PEN Artist 22R Proがおすすめ。

では早速Artist 22 セカンドを開封しながらレビューしていく。

XP-PEN Artist 22 セカンドのデザイン

まずは液タブ本体とペン、梱包箱などの外観デザインを見てみよう。こちらが梱包箱。

XP-PEN Artist 22 セカンド 梱包箱

箱の中に梱包されているものの一覧(液タブ本体以外)がこちら。

XP-PEN Artist 22 セカンド 梱包内容

ケーブル類も充実していて、パソコンにUSB-Cがある場合も、HDMIとUSB-Aのみの場合も対応できる。

本体裏側のケーブルを接続するインターフェイスがこちら。

XP-PEN Artist 22 セカンド 接続方法

XP-PEN Artist 22 セカンド せインターフェイス

ケーブルを収納できるようにスペックアップされている。本体裏側で見えない部分だけれどデスクをすっきりできるのはうれしい。

本体裏側にデフォルトでスタンドが付属している。

XP-PEN Artist 22 セカンド スタンド

このスタンドの質がすごく良い!材質は鉄でかなりしっかりしている。かなり体重をかけても全然ぶれない強さがあるので、筆圧が強い方も安心して使える!調整角度は16度から90度まで。

液タブ本体がこちら。

XP-PEN Artist 22 セカンド レビュー

ファンクションキーがないのですっきりしたデザイン。ベゼルは分厚め。ディスプレイの端の部分でも手を置く部分ができるようにこのデザインになっている。良い意味で何も特徴がないので使いやすいデザインだ。

付属ペンがこちら。

ペンのスペックがこちら。

筆圧感知8192レベル
傾き検知±60度
応答速度8ms
サイドスイッチ2個
ペンテールスイッチなし

スペック数値は現時点での最高位。グリップ部分がゴム素材。ゴムの締め付けがちょっと緩く感じたのが気になったけれど、重量はすごく軽くて長時間使っても疲れにくいデザイン。

XP-PEN Artist 22 セカンドの描き心地レビュー|視差・筆圧感知

液タブ Artist 22 セカンド レビュー

液晶サイズは21.5インチ、解像度フルHD。画像手前にあるのがAppleのフルサイズキーボード。21.5インチのサイズ感は結構迫力があって、デスクスペースがある程度必要になるので自分の環境をチェックしてから選ぼう。

液晶にはあらかじめ保護フィルムが貼り付けられている。アンチグレアフィルムなので反射が抑えられて目への負担が軽減されている。

実際に描いてみてのペン先と描画位置の視差がこちら。

XP-PEN Artist 22 セカンド ペン描画の視差

XP-PEN Artist 22 セカンド 描き心地レビュー

画像は二枚ともかなり角度をつけた視点からの画像なので、若干の視差が確認できる。大体1mm程度で、ディスプレイガラスの厚みから生まれる視差。

普通に描いている角度から見るとこうなる。

XP-PEN Artist 22 セカンド 視差チェック

角度をつけずに正面から見たときの視差はほぼなし。

XP-PEN 21.5インチ液タブレビューのまとめ

液タブ Artist 22 セカンド

個人的にしばらく使ってみての感想。

描画能力は前機種からすでにそうだけれど、ストレスなくイラストを楽しめる十分なレベルだと感じた。ペンの反応速度はパソコンの処理能力や使用するソフトウェアとの相性による部分。自分はMac PCでClip StudioPaint Proで使用したけれど、ぬるぬると反応してくれて描き心地は最高だった。

接続がUSB-C一本でOKというのは最高!接続がシンプルなので初心者の方でも安心してセットアップできる。21.5インチの大型液タブを探している方におすすめしたい。

ただファンクションキーがないということもお忘れなく。ファンクションキーが必須だけれどコストを抑えたい方はXP-PEN Shortcut Remote(価格3,999円)を検討しても良い。

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PentabletClub

Pentablet Clubはペンタブ、液タブに特化したレビューサイト。運営者NAKATAは液タブを追い続けて6年になるWebエンジニア。WacomやXPPEN、HUION等のレビュー、最新情報をいち早くシェア!2017年から各メーカー液タブをレビュー中。【レビュー総数 / ペンタブ:22台 / 液タブ:34台】