液タブはパソコンがなければ使えない?ワコム製品でパソコン不要で使えるおすすめのものをまとめてご紹介。パソコン不要の液タブを使いたいという方に見ていただきたい情報。液タブのプロがおすすめする機種はこれだ!
液タブの選び方|パソコン不要で使える液タブとは
液タブ(液晶ペンタブレット)とはディスプレイに直接ペンで描画できるパソコン周辺機器。ペンタブ(ペンタブレット)と違い目線はペン先になり画面に直接描画がされるのでより直感的に、より快適な操作感でデジタルペイントを楽しめる。
液タブを使ってデジタルペイントを始めてみたいけど必要なものとは?パソコンなしで持ち運んで使える?などといった初めての液タブ購入検討中の方が感じる疑問にまずはお答えしよう。
液タブにパソコンは不要?必須?
この答えはYesでもありNoでもある。まずパソコンが必須となるタイプの液タブ(液晶ペンタブレット)がこちらだ。
パソコン必須の液タブ
ワコム Cintiq Pro13インチ、16インチ|最高位スペックのプロ向けモデル
こちらはパソコンが必須。所謂液タブと呼ばれるものはすべてこちらを指す。簡単にいうとパソコンと接続して使用するディスプレイと同じ使い方だ。単体では何も映らないし何も操作できない。
上記で紹介したのが株式会社ワコムの最高位スペック。価格は13万円程度だ。ただ初めての液タブであれば5万円以下で購入できるこういった製品もある。
XP-PEN Artist13.3Pro|コスパ重視だが筆圧レベルなど最高スペックのおすすめ液タブ
こちらは今売れに売れている製品。筆圧レベルなど最高位スペックながら価格は3万円台と非常にコスパが良いのが特徴。海外メーカー製品だが日本に代理店があり日本語でサポートを受けられるので購入後も安心だ。初めての方であればこちらの機種をお勧めしたい。
まずは【XP-PEN】 公式ストアでの購入検討をおすすめする。送料無料だし、公式ストア限定で保証が6ヶ月延長されるので選ばない理由がない。欲しい製品があるかどうかチェックしよう!
そしてパソコン不要で使用できるタイプの液タブがこちら。
パソコン不要の液タブ|Androidタブレットと接続する
Wacom One13|Androidタブレットと接続できる液タブ登場
ワコムから初のAndroid端末と接続して使える液タブが登場した。しかも価格が安い!はじめての液タブでパソコンがない方に激しくおすすめだ。
液晶13.3インチと使いやすいサイズ感。ペン筆圧感知は他機種よりも低いが初めての方にとっては十分すぎるスペック。パソコンを導入するとなるとウン十万かかるが、Android端末であれば低予算で液タブデビューできる。
Wacom One13 | |
液晶サイズ | 13.3インチ |
解像度 | 1920×1080 |
ペン筆圧 | 4096レベル |
価格 | 39,800円 |
HUION Kamvas16(2021)
HUIONの2021年最新モデル。液晶15 .6インチだけれど価格が約4万円と上部で紹介したWacom One 13(13.3インチ)と同じ価格帯でコスパの良さが特徴。
安いけれど筆圧レベルは最高スペックの8192レベル。視差が改善されたフルラミネーションディスプレイ搭載と高性能。Androidタブレットとも接続できるのでパソコンがなくても使える。
HUION Kamvas16(2021) | |
液晶サイズ | 15.6インチ |
解像度 | 1920×1080 |
ペン筆圧 | 8192レベル |
価格 | 41,999円 |
パソコン不要の液タブ|Windows OS搭載タイプ
ワコム MobileStudio Pro 13インチ
おすすめは液タブ界の老舗であり、最新スペック製品を発表し続けているワコムのWacom MobileStudio Pro13インチだ。Windows10を搭載している。なので単体で使用できるわけだがペイントソフトを快適に動かせる性能があるのか気になるところ。
パソコンとしての性能
主なスペックがこちら。ラインナップとしては4種類。それぞれの違いがこちらだ。
13インチ | ||
型番 | DTH-W1320T | DTH-W1320L |
CPU | Intel® CoreTM i5 | Intel® CoreTM i5 |
HDD | 64GB | 128GB |
メモリ | 4GB | 8GB |
グラボ | Intel® IrisTM Graphics 550 | Intel® IrisTM Graphics 550 |
価格 | 181,440円 | 213,840円 |
13インチ | |
DTH-W1320M | DTH-W1320H |
Intel® CoreTM i7 | Intel® CoreTM i7 |
256GB | 512GB |
8GB | 16GB |
Intel® IrisTM Graphics 550 | Intel® IrisTM Graphics 550 |
267,840円 | 311,040円 |
見て分かる通りCPUはIntele CoreTM i5から選択できる。メモリも4GB-16GBとかなり高スペックだ。大抵のペイントソフトも快適に動かせる。高スペックなノートパソコンにも匹敵するスペックとなっている。そして価格もそちらに匹敵する高めの価格設定。
ただ、
パソコン不要の液タブは総合するとコスパがよくなる場合もある。かりにパソコンをお持ちでないユーザーの場合液タブを導入するために、液タブとパソコンを両方揃える必要がある。ただこちらのMobileStudio Proであればパソコンを購入する必要がないので総合すると価格を抑えられる。
現在のAmazonでの販売価格がこちら。上記表よりも安くなっているので要チェックだ。
ここまででご紹介したのは13インチだが16インチのタイプも発売されているのでご紹介しておく。
ワコム MobileStudio Pro 16インチ
16インチ | ||
型番 | DTH-W1620M | DTH-W1620H |
CPU | • Intel® CoreTM i5 | • Intel® CoreTM i7 |
HDD | • 256GB | • 512GB |
メモリ | • 8GB | • 16GB |
グラボ | • NVIDIA Quadro M600M | • NVIDIA Quadro M1000M |
価格 | 300,240円 | 375,840円 |
13インチとの大きな違いは液晶サイズと解像度だ。16インチは4K(3840×2160)表示が可能となっている。現在のAmazonでの販売価格がこちら。こちらもAmazonでは安くなっている。
簡単に単体で使用できるパソコン不要の液タブのおすすめをご紹介した。正直なところ現時点でデジタルペイントを本格的に楽しめる単体で使用可能な液タブはワコムから出ているMobileStudio Proのみだ。HPからもZBook x2 G4が発表されたが現時点で日本での販売は発表されていない。
もう一つパソコンなしで液タブようにようデジタルペイントを楽しむ方法がこちら。
iPadで液タブのようにデジタルペイントを楽しむ
Apple Pencilを使ってiPadで液タブとして使用するのも良い方法。少し前はiPad Proのみが対応だったのでかなりコストがかかっていたが、今はiPad Pro以外でもApple Pencilが使えるようになってきた。
他にもこれまでネックだったのは、iOSに対応するペイントソフトが非常に少ないということ。ただ今はiOS版のClip Studio PaintもあるしAdobe Photoshopもある。iPadでデジタルペイント、画像編集を始めるための準備が整っているのだ。
現在Apple Pencilに対応するiPad、iPad Airがこちら。
- iPad Air(第3世代)
- iPad(第7世代)
- iPad mini(第5世代)
- iPad Pro(10.5インチ)
- iPad Pro(12.9インチ)(第2世代)
- iPad Pro(12.9インチ)(第1世代)
- iPad Pro(9.7インチ)
- iPad(第6世代)
以上パソコン不要で液タブを使う方法、タブレットやiPadでデジタルペイントを始める方法をご紹介した。自分にあった方法を見つけてデジタルペイントを楽しんでいただければ幸いだ。