21.5インチ液タブがセール価格4.3万円で販売中。大型液タブで業界最安値だが実際に使えるのか開封して使いだすまでをレビューでご紹介。とにかく安い値段で液タブを手に入れたい方へおすすめの情報。
海外製液タブ Acepen AP-2150
今回GearBest様よりご提供いただき紹介する海外液タブAcepen AP-2150.製造元メーカーであるAcepenに関してはググっても出てこず情報がない。ただデザイン、仕様数値を見ると他海外液タブメーカーのUGEEやXP-PENと全く同じ或いはほぼ同じとなっている。
つまりAcePenも他UGEEなどと同じく台湾のUC-Logic社の技術を採用している様だ。なので錐体デザイン、ペン筆圧性能に関しては他液タブと同様のレベルとなる。新規参入してきたAcePen液タブを早速レビュー記事としてご紹介する。
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Acepen 液タブ AP-2150開封レビュー
梱包はこのように化粧箱ではない。ただ梱包材に関しては非常にしっかりしており、硬めのスチロール素材のものでおおわれている。また箱の側面の厚さ3,4mmの木板が入っている。海外からの発送となるためかなり厳重に梱包されている。
梱包されていた製品をすべて取り出したのがこちら。
ディスプレイ、ペン、ペン充電USBケーブル、ペンケース、ペンホルダー、映像ケーブル(VGA-VGA,HDMI-HDMI)、USBケーブル(液タブ-パソコン)、電源ケーブル、ドライバCD、マニュアル(英語)(上記画像には電源ケーブル、HDMIケーブルが含まれていない)
パソコンがあればすぐに始められるようにケーブル、付属品などすべて取り揃えられている。まずは液晶本体を見てみよう。
AP-2150|ディスプレイ本体詳細仕様
AP-2150 | 液晶サイズ | 21.5インチ |
縦横比 | 16:9 | |
液晶解像度 | 1920*1080 | |
表示可能色 | 16万7千色 | |
液晶形式 | IPS形式 | |
本体外形サイズ | 56*38*2.5cm | |
本体重量 | 4.98kg |
液晶サイズは液タブの中でも大型の21.5インチだ。液晶形式もIPS形式なので角度による見え方の変化も皆無。解像度や表示可能色も他海外液タブメーカーと全く同じ数値。液晶表示に関しては問題なく使用できる。現時点でのスタンダードな液タブの仕様数値となっている。
他UGEEやXP-PENにあるディスプレイのサイドにファンクションキーは配されていない。作業中のショートカットはすべてキーボードでするようになる。ファンクションキー愛用者にとっては残念なポイントだろう。
本体裏側下部に映像ケーブル、電源ケーブル、USBケーブルを接続するようになる。対応している映像ケーブルは、HDMI,DVI,VGAだ。最新のUSB TYPE-Cには対応していないが問題となる方は少ないはずだ。他海外液タブと異なるのはパソコンと接続するUSBケーブルが両方ともTypeAだということだ。
筆圧2048レベル対応ペン
AP-2150 | 筆圧レベル | 2048 |
読み込み速度 | 220p/s | |
読取可能高さ | 15mm | |
使用可能時間 | 220時間 | |
充電時間 | 15分間 | |
ペン重量 | 15g |
ペンはUSBケーブルによる充電式。充電池が内蔵されているがペン重量は15gと非常に軽い。これまで海外液タブを多くレビューしてきたが、ペン使用可能時間の記載は初めて目にした。充電15分間で220時間使用できるとのことだ。
ペンのデザインはいたってシンプル。沈み込みはワコム製品と比べると深い。グリップ部分全体がゴム素材となっており持ち心地も良い。ただゴム素材なのでほこりがつきやすい。また経年劣化によりべたつきそうな素材。使用しない場合は直射日光を避けて保存した方がよさそうだ。
スタンド
スタンドはあらかじめ装着された状態で発送される。角度は水平に近い角度から垂直に近い角度までワンタッチで調整可能。さすがに21.5インチのサイズになるとスタンドは必須アイテムだ。
Acepen液タブを実際にセットアップの使用感レビュー
では実際にセットアップしての使用感をレビューしていく。まずはパソコン側へ付属のDVDを使ってドライバをインストールする。ドライバはAcePenが開発したものではなく、UC-Logic社が開発した他の中華タブレットでも使用されているソフト。なかなか安定しており評判が良い。
ドライバをインストールすると下記の設定画面が出てくるので、ペンサイドのスイッチ、筆圧感度、ペン描画画面などを設定できる。
液晶描画能力・サイズ感
実際に設置するとさすがの21.5インチだけあって迫力がある。A4サイズ用紙を横に置いてフルサイズで描画できる。腕を使って大きく描画するタイプの方も安心して利用できる。
液晶はIPS液晶なので視野角による見え方の変化も感じない。色表示だが仕様数値では表示可能色が16万7千色となっており普通に美しく見える液晶だった。多少の色味であっればディスプレイハード側についているOSDメニューで調整も可能となっている。ディスプレイの関する仕様数値は他海外液タブメーカーと同じなのですべて同じ部品を使用している模様だ。
ペン描画能力・筆圧感度、ペン反応速度をチェック
実際にペンで操作してみてのレビュー。まずは動画でペンの反応速度をご覧あれ。(Pentablet.Club公式Twitterから)
このようにペン反応速度は申し分なく、かなり速いスピードで書いても遅延を感じてストレスになることはない。筆圧感度も他海外液タブと同様のレベルだ。
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AcePenの魅力|業界最安値価格がこちら
この21.5インチの大きな魅力の一つが価格だ。セール時期を逃さなければ5万円以下で購入できるのだ。現在販売中の他液タブ、UGEE-2150が60,000円、XP-PENが68,000円であることを考えるとコスパはかなり良い。
しかも安いからといって性能が低いわけではなく、同じUC-Logicの技術、デザインを使用しているわけなので描き心地に関しても差はないのだ。ただネックとなるのがこちら。
メーカーサポートが皆無。HPすら見つけられないので万が一故障があった場合のサポートが心配だ。おそらく今後も日本語サポートは期待できないだろう。もし海外液タブでサポートがしっかりとしたものがよければHUION製のものをおすすめする。
AcePenをセール価格販売ページ
現在こちらのAcePen AP-2150をセール価格で購入できるのはGearBestという海外ECサイトからだ。日本でも利用者の多いサイトでPayPalが使えたりと便利に使用できる。初め開くとドル表記だが簡単に日本円、日本語へ翻訳できる。GearBestの使い方こちらからご覧いただける。
➡ AcePen最安値価格情報の販売ページを見る! By GearBest
以上液タブ購入の新しい選択肢であるAcePenの液タブレビューをご紹介した。製品としてのレベルは高く、そして価格も最安値とねらい目の液タブだと感じた。初めて液タブに挑戦したいという方にとってこの価格帯はうれしいポイントだ。