XP-PENの液タブを買おうと考えているけど、サイズとかPro版とか色々ありすぎてよく分からない。というお悩みを解決するXP-PEN液タブの選び方ガイド。あなたが液タブでやりたいこと、予算に合わせてベストバイを目指すページ。おすすめの機種を実機レビューとレビュー動画を合わせて紹介。
XP-PEN液タブのおすすめ4台
XP-PENで2021年に販売されている主力製品、一番売れているおすすめのラインナップがこちら。まずは一番の特徴である液晶サイズと価格をチェックしよう。
製品名 | 価格 | 液晶サイズ |
Artist Pro12 | 29,800円 | 12インチ |
Artist Pro13.3 | 34,980円 | 13.3インチ |
Artist Pro15.6 | 44,828円 | 15.6インチ |
Artist Pro24 | 99,800円 | 24インチ |
4製品に共通しているスペックがこちら。
共通しているスペック一覧
筆圧レベル | 8192レベル |
ペン傾き検知 | ±60° |
最大読取高さ | 10mm |
最大表示色 | 1670万色 |
最大解像度 | フルHD1920*1080 |
付属のペンも同じ(PA2)で、液タブで大事になる描き味は同じだ。
価格と液晶サイズが大きく違うわけだけど、この4機種をざっくりと分けるとこうなる。
- 初心者向け:Artist Pro12
- 中級者向け:Artist Pro13.3、15.6
- 上級者向け:Artist Pro24
とは言っても初めての液タブ購入であればどういう選び方をしたらいいのか分からない方も多いはず。でもまずは自分が液タブを手に入れてからの姿を想像しながら選べばベストバイができる。選び方ガイドを参考にじっくり選んでいただきたい。
XP-PEN 液タブの選び方ガイド
液タブを手に入れてからデジタルペイントをするというのが主な目的だと思うけど、それぞれ重視する部分は違うはずだ。ということでこういう要素を元に選んでベストな一台を探そう!
サイズで選ぶ
おすすめの4台のスペックで一番の違いは液晶サイズ。ただ初めてだと13.3インチとか言われてもイメージしづらいもの。ということで液タブを手に入れてからの姿を想像して欲しい。ニーズに合わせて選ぼう。
- 持ち運んで使いたい
使う部屋を度々替える必要があったり、外に持ち出して使いたいならおすすめがこちら。
これ以上大きくなると持ち運びが少し大変。でも液晶は小さいので描画範囲として使える部分は狭くなる。例えば12インチの描画範囲がこちら。
これだと少し狭いなーと感じるならこんなニーズがあるということ。
- 縮小拡大の手間を省いて作業効率を重視したい
液晶が小さくなるとキャンパスを縮小拡大する回数が増えていく。となると作業効率が低くなるのでもう少し大きいサイズの液タブがいいな、と思った方にはこちらがおすすめ。
編集部として一番おすすめなのがこのサイズ。描画範囲もある程度確保できるし、持ち運びも比較的便利で一番バランスが取れたサイズ感だ。
それでも足りない!もっと本格的な液タブがいい?
- 毎日長時間、本格的に使いたい
毎日長い時間使って作業したい、持ち運ぶ必要はないので完全据え置きで広々使いたい方におすすめ。
最大サイズで、本格的なデジタルペイントを楽しみたい方ならこちらがおすすめだ。描画範囲は有り余るくらい広いので作業効率の高さはピカイチだ。
描きたい作品で選ぶ
次の選び方は、自分が描きたい作品で選ぶ方法。それぞれ絵を描くときのスタイルは違うのでそれに合った製品を選びたい。大きく2つに分けている。
- 手首を使って小さな範囲で描く
漫画を描きたい方に多いが、元々小さなキャンパスで描いているならそれほど大きな液晶は不要だ。おすすめがこちら。
- 腕を使って大きく描く
逆に大きなキャンパスで、腕から大きく線を描くスタイルなら大きめの液晶が必要。
どんな作品をどういうスタイルで描きたいかをイメージして選ぼう。
価格で選ぶ
実際重要なのがコスト。特に初めての液タブ購入であれば、いきなり高いものを買って万が一使えなかったときのリスクが大きい。
- とにかくコスパ重視 まず初めてみたい
まずは一番手頃な12インチで初めてみては?しばらく使って、これからも本格的に始めたいと思えば大きなサイズに挑戦してもいいのだ。
- 少し高くてもいいから長く使えるものが欲しい
液晶サイズ15.6インチは大きさのバランスが良い。ここまで大きいサイズは必要ないかも、と思っていても13.3インチでは物足りなくなる日が来る。というのが大勢のユーザーの意見。長い目で見るとこのサイズのものを買っておくと良い。
以上選び方をいくつかご紹介した。自分に合った製品を見つけて頂ければ幸い!
XP-PENおすすめサイズのArtist Pro15.6レビュー
実際にXP-PENのおすすめ液タブ Artist 15.6 Proを使ってみてのレビュー。まずは本体の大きさ。実際に使ってみてのサイズ感がこちら。
付属のペンは筆圧8192レベル、傾き検知±60°。Proモデルのペンで今回紹介した4機種に共通して付属されているペンだ。
液タブできになるポイントは実際に描いてみての視差。液タブは構造上どうしてもペン先と描画されるディスプレイの間にディスプレイガラスが挟まるので若干の視差が生まれるのだ。
上の画像はほぼ真横から見たときのペン先と描画位置の視差。実際はこの角度から見ることはないが、少し意地悪な角度で撮影している。目視で確認できるが、ほんの少しの視差が生まれている。が、実際の目線から見ると視差はほぼ感じず高評価だ。
ちなみにArtist 15.6 Proには簡易だがスタンドも付属している。
角度はあまりつけられないが、別途で購入するとなると4、5千円するので嬉しいポイント。
実際使っている動画がこちら。(Pentable.Club Twitter)
【XP-PEN液タブArtist15.6 Pro実機レビュー】
2019年最新スペックのXP-PEN15.6インチ液タブ発売開始
・フルラミネーションディスプレイ視差大改善
・初の傾き検知±60搭載ペン
・スタンド付属でコスパ良し
かなり本気を感じるスペックで大注目
レビュー詳細→ https://t.co/LbeDQrDeHQ#xppen #液タブ pic.twitter.com/pu84MjphMP— Pentablet Club (@PentabletClub) January 25, 2019
XP-PEN Artist 15.6 Proの総評
(上部画像は梱包されているもの全てを出したところ)
総評すると、まずコスパの良さが抜群だということ。筆圧8192レベル、傾き検知ありの最高スペックのペンを付属し、フルHD液晶、さらにスタンドまで付属してこの価格なら納得。
実際に製品を手に取ってみて、作りの甘さは一切感じなかった。ペンの反応速度申し分なく、初めての方はもちろん液タブ2代目をお探しの方も満足できるレベルだ。今回紹介した4機種はこちらと同じArtist Proシリーズ。ペンは全く同じだし、本体デザインもほぼ同じ形なので是非参考にしていただきたい。