Dell Canvasは米国で3月30日から販売開始されている。日本でのDell Canvasの発売日、価格がどうなるかに期待が寄せられている。ワコム製のペンが使用されているとのことだが液タブ本体をCintiq27と比較検証。日本での価格価格帯によっては液タブの中でかなりねらい目の製品となりそうだ。
Dell Canvas 27の日本発売日・価格に期待
米Dellで開催された家電見本市CES2017で注目を集めたDell Canvas 27。米国ではすでに3月30日から販売開始されている。ただ残念ながら日本での展開、発売日や価格はいまだ未定だ。
今後情報が更新され次第こちらとTwitterで更新していく。
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DELL Canvas 27とは|注目のスペック
DELL Canvas 27は所謂液晶ペンタブレット。パソコンと接続して液タブとして使用できる。
ワコム製筆圧2048レベル対応ペン
液タブといえば最大手メーカーワコム。DELL Canvasはワコム製のペンを採用している。またペンの読取方式も電磁誘導方式(Electro Magnetic Resonance technology)とワコムと同じなことから、ワコムから技術提供を受けていることは明らかだ。
IPS液晶 解像度2560*1440
解像度も大型27インチの液晶にふさわしく2560*1440だ。そしてこちらもワコムから販売されているCintiq27と同じ解像度だ。ただCintiq 27インチと全く同じ液晶ではない模様。一覧表にして比較する。
DELL Canvas27 | Wacom Cintiq27 | |
液晶サイズ | 27インチ | 27インチ |
解像度 | 2560*1440 | 2560*1440 |
最大表示色 | 10億7千万色 | 10億7千万色 |
RGBカバー率 | 100% | 97% |
筆圧 | 2048 | 2048 |
ペン方式 | EMR方式 | EMR方式 |
輝度 | 280cd/m² | 330 cd/m² |
こうして一覧で見ると大半は同じだが輝度やRGBカバー率が若干異なっている模様。能力としては同等だ。
DELL Canvas 27最大の特徴|ダイヤル型デバイス トーテム
この製品の最大の特徴といっていいのがダイヤル型デバイスのトーテム。DELL Canvasには大小2つのデバイスが付属している。わかりやすく言うとMicrosoftから出ているSurafaeStudioで使えるSuraface Dialと同じ使い方ができるデバイスだ。
ディスプレイ上にトーテムを置くと周囲にダイヤルのメモリがモニターに出てくる。トーテム本体を回転させれば各種の設定を変更できる。ペンの太さ、カラー、濃度などだ。Microsoft SurafaeStudioと異なるのはDELL Canvasは画面の上部のみで反応が出るという点。
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DELL Canvasへの期待値は高い
ワコムのペンを採用、更にペン読取方式もEMR方式と安定していることは間違いない。解像度や輝度の数値を見てもかなりのハイスペック。Mirosoftの後追い感は強いがダイヤル型デバイス、トーテムも魅力が高い。
こうして並べると購入しない理由が見つからないほどの期待値の高い製品だ。あとは価格帯だ。27インチであることを考えると価格は高くなりそうだ。ホビー層にはなかなか手が出なそうな価格設定となる可能性が高い。
これからの期待としては製品ラインナップの増加。Dellであれば27インチ以外のサイズ展開も可能かもしれない。例えば22インチや16インチが少し抑えた価格帯で発売されればかなりの話題になるだろう。
今後もDellの液タブラインナップの拡大に期待したい。