HUION2020年の現行製品、21.5インチ液タブ Kamvas22をレビューでご紹介。大型液タブながら49,999円という激安価格だけど実際使えるの?1万円高い価格で販売されているHUION Kamvas 22Plusとの違いもチェック。
HUION 21.5インチ液タブ Kamvas22の価格・スペック
現在のAmazonでの価格がこちら。
HUION Kamvas 22 価格
- 価格:49,999円
上記リンクで今の最安値をご覧いただける。定期的にセールや2500円OFFクーポンがあったりするので要チェックだ。しかし21.5インチの液タブが約5万円で購入できるなんて。。。
でも!
安いだけでスペック低ければ意味がないのだ。とケチをつけたいところだがスペック数値も高い。主なスペックがこちら。
HUION Kamvas 22 スペック
液晶サイズ | 21.5インチ |
解像度 | フルHD1920*1080 |
視野角 | 178度 |
アンチグレアフィルム採用 | |
筆圧レベル | 8192レベル |
傾き検知 | ±60° |
特に描画性能のスペックは非常に高い句、現時点で液タブ業界の最高スペックとなっている。さらにHUIONのペンで多くのユーザーが感じていた沈み込みの深さも改善されている。
ペン芯の作り自体を変えることでペン先の沈み込みがかなり改善された。 この動画の最後にペン沈み込みの様子を載せているのでご覧あれ。ちなみにこの動画はHUION Kamvas 22Plusだ。
HUION Kamvas22Plus実機レビュー
・液晶21.5インチQD(量子ドット)ディスプレイ
・ペン筆圧8192レベル・傾き検知±60°
・価格59,999円美しい液晶が特徴に液タブです。
詳細レビュー記事はこちら
➡️ https://t.co/ooKQc68jZ0#HUION#液タブ pic.twitter.com/sSFQC8MCQo— Pentablet Club (@PentabletClub) August 25, 2020
動画で見てもほぼ沈み込みがないのを確認できる。実機レビューでも確認していこう。
HUION液タブレビュー|Kamvas 22
実際に使ってみての実感をレビューしていく。まず梱包されているの製品一覧がこちら。
スタンドも付属しており、パソコンさえあればすぐに使い始められるようになっている。
- 液タブ本体
- 筆圧感知ペン(PW517)
- ペン立て(替え芯10本内蔵)
- 電源ケーブル&アダプター
- 3in1ケーブル
- 専用スタンド
- マニュアル
- 二本指グローブ
シンプルな接続方法
接続は非常にシンプル。液タブ側はUSB C一本か二本での接続。
パソコン側にUSB Cがあればパソコン側を一本にまとめられるのも嬉しいポイントだ。
21.5インチディスプレイの美しい表示
液晶のサイズ感がこちら。
作業領域は476.64×268.11mm。解像度はフルHD1920*1080だ。大画面を活かせる解像度で快適に作業できた。液晶はアンチグレアフィルム採用。変な映り込みもなく、部屋の明かりを気にする必要がないので楽に設置できた。
筆圧8192レベルペンの描き心地
筆圧8192レベル、傾き検知対応と最高スペックのペンが付属している。上部の動画でも確認していただけるがペンの追従性能や筆圧感知のスムーズさはスペック数値通り。
アンチグレアフィルム採用のディスプレイは程よい摩擦係数を生んでいて描き心地も良い。スペック数値では表せない部分だが目指すのはアナログのペンで紙に書いている感覚を再現すること。同系列のHUION Kamvas22Plusと比較するとこちらの方が摩擦係数は低い(滑りやすい)】印象だ。
この辺りは液晶に保護フィルムを貼ることで自分の好みに合わせることができる。
HUION Kamvas 22のコスパの良さ
実機レビューでHUION Kamvas22をご紹介した。この製品の大きなセールスポイントはコスパの良さだろう。価格約5万円で21.5インチクラスの液タブを購入できるというインパクトは大きい。
現在のAmazonの価格がこちら。
しかも付属ペンはHUIONで発売されている最高位スペックのもの。描き心地が保証されているのも嬉しい。安い価格で、でも大きなキャンパスを使える液タブが欲しいという、初級者、中級者におすすめしたい液晶ペンタブレットだ。
最後に同系列のHUION Kamvas 22Plusとの違いをまとめる。
HUION Kamvas22とKamvas22 Plusの違い
まずは価格。
- Kamvas22:49,999円
- Kamvas22 Plus:59,999円
価格差は1万円。そこで生まれるスペックの差がこちら。
Kamvas22 Plus|より美しい液晶
Kamvas22 Plusは液晶に量子ドット技術を採用している。QDディスプレイといって、より美しい豊かな色再現性を可能にする技術、とのこと。実際見比べてみると確かに発色が鮮やかに見えた。線画もよりくっきりと表示されている。
Kamvas22 Plus|フルラミネーションディスプレイ採用
ダイレクトボンディング工法とも呼ばれていて、ディスプレイガラスと液晶表示部分とのさを極限まで減らす技術のこと。液タブ特有のペン先とペン描画位置の視差を少なくできる技術だ。
22インチともなると液晶ディスプレイを分厚くしないと強度がもたない。液晶が大きくなればなるほど視差が大きくなるというのが液タブの避けられないウィークポイント。ここを解決するための技術だがワコムの最上位機種もこの技術が使われていて、廉価版の物には使われていない。
Kamvas22 Plusはこの技術を採用していて視差を極限まで抑えている。実際に使ってみると、その差は歴然だ!というほどは感じなかった。Kamvas22(無印)の視差もそれほど感じられなかったからだ。もちろん液晶の端によると若干の視差を確認できたが、液晶の中央部分、その付近で描く分には全く問題なかった。
Kamvas 22とKamvas22 Plusどっちがいいのか
Kamvas22とPlus版の違いを説明した。要はこれらの差が価格1万円で手にできるということ。描き心地や描画性能によりこだわって選びたい方はPlus版がおすすめだ。21.5インチの大型液タブを選ぶくらいなので長時間作業する方が多いはず。
であれば1万円プラスしても美しい液晶と少ない視差で快適に作業を進められれば良い買い物だと思う。そして1万円プラスといっても59,999円と非常に安いのだ。こちらがPlus版のAmazonの最安値。
もちろんできるだけ予算を押さえて始めたいという方には無印版のKamvas22もおすすめ。描画性能や液晶サイズは全く同じなので大サイズ液晶でデジタルペイントを満喫できるはずだ。