Wacomから待望の新製品ペンタブレットWacom Intuos Proが発売された。仕様と価格を前製品と徹底比較!同日発売開始のIntuos Pro Paper Editionがどういう製品なのかも検証。
Wacom Intuos Proペンタブレットの待望の新製品発売!
ワコムから長年出ていなかったIntuos Proの新製品が発売された。プロ向けペンタブの新製品は2年間以上出ていなかった。が、今回筆圧8192レベルの新液タブCintiq Proに伴って最高スペックのペンタブも遂に登場だ。発売日と価格の情報がこちら。
Wacom Intuos Proの価格・発売日
Wacom Intuos Proの価格
Wacom Intuos Pro Medium:42,984円
Wacom Intuos Pro Large :53,784円
Wacom Intuos Pro発売日:2017年1月19日
ワコムストアでは1月5日より先行予約受付開始!
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そして株式会社ワコムさんからIntuos Proをお貸いただいてのレビュー記事も投稿している。実際に使ってみての渾身のレビューがこちらだ。
[clink url="https://pentablet.club/intuospro2017review"]
Wacom Intuos Pro2017年ペンタブ新製品の仕様
早速Wacom Intuos Proの特徴を見ていこう。前機種のIntuos Proとも比較して検討する。
プロペン2対応
付属しているのはWacom Pro Pen2だ。何といっても注目なのは筆圧レベルだろう。前製品と比較すると4倍になっている。現在の筆圧レベルがこちら。
筆圧レベル:2048レベル ➡ 8192レベル
これまでよりもさらに繊細なタッチを再現できる仕様だ。これからのペンタブレット、ペイントソフトは8192レベルがスタンダードになっていくだろう。これはぜひ使って描画能力の違いを体験していただきたい。
そしてこれまで通りペンサイドスイッチは2つ。バッテリーレスの電磁誘導方式だ。使い勝手の良さは健在。
そのほかのペン入力の仕様がこちら。
傾き検出レベル | ±60レベル |
読取分解能 | 最高0.005mm |
読取可能高さ | 10mm |
読取速度 | 毎秒200ポイント |
読取制度 | ±0.25レベル |
これらは前機種のIntuos Proと同じ数値となっている。筆圧以外は前製品のペンと同じ作りなのでこれまでの製品に慣れている方ならストレスなく移行できるだろう。
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Wacom Intuos Proのサイズ
サイズ展開はMediumとLargeだ。前製品はSmallがあったが新製品ではなくなっている。Sサイズを利用したい場合は前機種が存続しているのでそちらが引き続き販売されるとのことだ。それぞれのサイズがこちら。注目なのは読取可能範囲。製品そのものの大きさではなく、ペンで触って反応が出る範囲だ。
Medium | 読取可能範囲 | 224 x 148 mm |
外形 | 338 x 219 x 8 mm | |
Large | 読取可能範囲 | 311 x 216mm |
外形 | 430 x 287 x 8 mm |
ちなみに前機種のIntuos Pro Mediumの読取可能範囲は223.5×139.7mmだった。大きさは前機種とほぼ同じと考えていいだろう。
注目なのは薄さだ。薄さは何と8mmと前機種の11.5mmと比べてさらに薄くなっている。メーカーとしても「スリムでスマートなデザイン」とうたっているようにデザイン性も向上している。
ペン立てのデザインも変更されている。裏側にペン芯が収納される仕様だ。ペンを真ん中のくぼみに差し込んで立てる置き方と、ペンを横にして置く方法の二種類となっている。これは好みにはなるがペン立ては前の方がよかったかな。
Wacom Intuos Proサイドスイッチ・タッチホイール
板のサイドにショートカットキーが8つ。中央に指で触れて拡大や回転を設定できるタッチホイールも健在。直感的に操作できる必須機能として残されているので、これまで前機種のIntuos Proを使ってきた方もスムーズに移行できるはずだ。
オーバーレイシートで描き味を変えられる新機能
新製品Wacom Intuos Proになってから別売でオーバーレイシートを交換できるようになった。
オーバーレイシートととはペンタブレット描画範囲に張り付けるシートのことだ。別売でこちらの3種類のものへの交換が可能。
- スムース
- スタンダード
- ラフ
それぞれ摩擦係数に違いがあり、ペンの滑り具合を自分の好みに合わせて選択できるようになった。よりユーザーの理想に近い書き味へカスタマイズできるのはうれしい。
BlueToothでの接続が可能
新製品ではワイヤレスでBluetooth接続が可能となった。パソコンにUSB受信機を接続する必要がなくなりよりすっきりとした作業環境となる。
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2017年新製品Wacom Intuos Proは買いか
一番大きな変化はやはり筆圧レベルがこれまでの4倍の8192レベルになったことだろう。これまでよりもさらに繊細なタッチを再現できるのは大きな魅力。
さらにオーバーレイシートを交換できるようになり、より自分の理想に近い書き味へカスタマイズできるというのも大きな変化だ。これはぜひ試してみたい!
これからのペンタブのスタンダードになっていくだろう筆圧8192レベルの新ペンタブレットWacom Intuos Pro。現時点での最高位機種なのは間違いない。デジタルペイントを本格的にやっていくならこれは間違いなく「買い」の製品だ。
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Wacom Intuos Pro Paper Editionとは
同時期にWacom Intuos Pro Paper Editionも販売される。新しい用途の製品で使い方がよくわからない方が多そうなので用途と簡単な使い方を説明しておく。
Intuos Pro Paper Editionの用途
用途:Intuos Pro Paper Editionの上にセットした紙に、専用ペンで書いたスケッチをパソコンへ送る
これまで手書きで紙に書いたスケッチをパソコンへ移動するためには、スキャナーでスキャンして送る必要があった。この作業は結構めんどい。だがこれを使うことで紙に書いた線をIntuos Pro本体が読み取ってくれる。そのあとIntuos Pro Paper EditionをUSBで接続すればそのまま描いた線のデータが送付される。こんな方にはかなり便利なアイテムだ。
- やっぱりペンで直接紙に書きたい。
- 簡単なラフ、下書きをパソコンに接続せずに外出先で書きたい。
Intuos Pro Paper Editionの使い方
まず紙に書く時に使うのは専用ペンだ。専用ペンがこちら。
使い方の手順はこうなる。
- 好きな用紙をIntuos Pro Paper Editionにクリップで挟んで設置
- 専用のWacom Finetip Penで直接紙に描画
- ペンタブレット本体に200ページまでが自動で保存される
- USBでパソコンと接続してデータを送る
- パソコンに接続させれば本体をペンタブとして利用できる。
Intuos Pro Paper Editionでできないこと・注意点
実際購入を検討するにあたってIntuos Pro Paper Editionでできないこともチェックしておこう。
- 色付けはできない
専用のボールペンで書いた線のみが読み取られるので、色を付けることができない。あくまで下書きの線書きでの用途となる。
- 一度書いた線の修正はパソコンにデータを移動させた後
もちろんパソコンへデータを移動させた後は自由に編集できるので線を消すことができる。ただ紙に書いた線はすべて読み取られて保存される。誤って書かれた線もすべて保存されるので、その修正はパソコンにデータを移動させた後のみで可能だ。
用途はあくまで下書きだ。ただ200ページまで保存できるので、まずラフを描く→ページを変えてラフの上から本書き。という方法でレイヤーを分けることができるだろう。
さらに詳しい情報はこちらから。実際利用しているシーンをもとに使い方を検証している。ここを見ればイメージをつかめるはずだ。➡
[blogcard url="https://pentablet.club/intuos-pro-paper-edition"]
Intuos Pro Paper Editionの値段
Wacom Intuos Pro Paper Editionの価格
Wacom Intuos Pro Paper Edition Medium :48,384円
Wacom Intuos Pro Paper Edition Large :59,184円
通常のWacom Intuos Proに6000円プラスした価格となっている。主な用途である下書きやスケッチを紙に描くというニーズがある方なら6000円でこの機能をプラスできるのはうれしいだろう。新しいペンタブレットのオプション機能。デジタルペイントをより目に見えるわかりやすい形で提供してくれる注目の製品だ。他液タブの選び方、ワコム最新液タブ情報はこちらから。
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