日本発のペンタブレットメーカー「筆や写楽」。MサイズペンタブのKUMADORIとSサイズのTSUKISHIROのスペック、レビュー評価をまとめてご紹介する。スマホでも使えるペンタブということで初心者の方にもおすすめ。日本メーカーのサポートを受けられる魅力的なペンタブだ。
「筆や写楽」日本発のペンタブメーカーとは
「筆や写楽」は株式会社RAYWOODのペンタブレットブランド。日本発のペンタブレットメーカーはワコム以外ではかなりレアな存在。ペンタブレットの他にもUSB充電式のミニコンプレッサー付きエアブラシ(RWー031)などイラストに関係するガジェットを販売している会社だ。
現時点ではペンタブレットは2機種のみを発売しているのでそれぞれのスペックをチェックしてみよう。
筆や写楽のペンタブ|KUMADORI|Mサイズの中型ペンタブ
価格 | 5,940円 |
描画範囲 | 25.4*16cm |
筆圧感知 | 8192レベル |
傾き検知 | ±60° |
読取可能高さ | 10mm |
ファンクションキー | 28個 |
ペンタブのサイズ感としてはワコムやHUIONなどのMサイズだ。ペンの描画性能はワコム、HUION、XP-PENと同じスペック。高い描画性能を備えている。傾き検知にも対応していて高い追従性能を期待できる。
本格的にデジタルペイントを初めてみたい方の1台目に十分使えるレベルだ。
ファンクションキーが28個と多いのも一つの特徴。画像で見えるが左側にある12個のボタンタイプのキーと、描画範囲上部にあるペンタブのペンでタッチして反応があるタイプのソフトキーが16個ある。ファンクションキーを多用する方にとっては嬉しいポイント。
筆や写楽のペンタブ|TSUKUSHIRO|Sサイズの小型ペンタブ
価格 | 3,980円 |
描画範囲 | 16*10.2cm |
筆圧感知 | 8192レベル |
傾き検知 | なし |
読取可能高さ | 10mm |
ファンクションキー | 4個 |
こちらはサイズが小さくなって価格も安い。気軽にペンタブを初めてみたい方向けの製品。ペンの作りもKUMADORIよりもシンプル。本格的にデジタルペイントを始める!というよりも簡単なイラストで使えそうだ。
ちょっとデジタルペイントを試してみたい、お子さんでも使える簡単なペンタブをプレゼントしたいという用途にぴったりのスペック、価格帯のペンタブだ。
RAYWOOD 筆や写楽 ペンタブレットの評価・レビュー|まとめ
最大の特徴は日本発のメーカーであるということ
最大の特徴は日本のメーカーだということだろう。製品の生産が日本工場のMade in Japanという記載はなかったのでおそらくは中国製(多分だけど)。ただ少なくとも日本のメーカーのチェックが入っていること、日本のメーカー保証が受けられるのは嬉しい。さらに今ならメーカー保証が1年に延長できる。
海外メーカーじゃなくて日本のメーカーだからいい!なんて安易な評価はできない。とはいえ日本の代理店のサポートではなく、日本メーカーのサポートが受けられることに安心感を感じるユーザーも多いはずだ。
懸念点はドライバの完成度
少し気になるのはドライバの完成度。現時点で2機種だけのラインナップなのでドライバの成熟度は低い。もともとペンタブのドライバは干渉するソフトが多いので安定しにくい。Mac OSが更新されるたびに不具合が発生していた時期もあったくらいだ。
ワコムなどであればユーザー数が多く情報も多い。前Verのドライバを使って改善できたり、割と素早くドライバが更新されてなんとかなってきた。新鋭メーカーなのでトラブルシュートの方法がネット上にほぼないのでメーカーのサポートに頼るのみ。
もちろん現時点では問題ないのであくまで懸念点。今後日本メーカーならではサポートの素早さと正確さに期待したい。
KUMADORI / TSUKISHIROのレビュー評価はどう?
発売されて少し経っているKUMADORIではAmazonの245件の評価中72%が星5つの最高評価だ。価格が安いのでコスパの良さや、初めてのペンタブなら十分使える描き味に高い評価が寄せられている。ちなみにサクラチェッカーで調べたら信頼できるレビューのようです。
Amazonのレビューで筆や写楽のドライバはワコムのものと競合するからダメ。という声がちらほら出てるけど、他のHUIONやXP-PENなど他ペンタブメーカーのドライバも全て同じ問題がある。筆や写楽の問題というよりもパソコン入力機器のドライバは全般競合しやすいので仕方ない部分。
とはいえAmazonのレビュー欄などを見るとメーカーの返答も迅速。初めてのセットアップでも安心して始められそうだ。レビュー評価も全体的にとても良くて、日本のサポートが受けられる安心感はやっぱり高いと感じた。
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