TourBoxから2022年に発売されたBluetooth対応のTourBox Eliteはクリスタでも使えるのかレビュー。実際使ってみて効率が爆上がりするのは間違いないという結論に。クリスタでの設定例もご紹介。
TourBox Eliteをクリスタで使ってみたレビュー
TourBox Eliteとは最強の左手デバイスとして話題の製品。現在CAMP FIREで支援するという形で購入できる。すでに5,000万円を集めている注目の一台。製品の特徴をサクッとまとめる。
豊富なダイヤル式キー
片手で収まるコンパクトなサイズだけれど、その中にダイヤル式のキーが3種類搭載されている。しかもダイヤルを押し込んだ場合とで設定を変えられるし、他のボタンとの同時押しでさらに他の設定を加えられるので拡張性も高い。
正直なところボタンだけの左手デバイスだと、キーボードでよくないか?と感じることもあるので、ダイヤル式のキーが豊富にあるのは最大の特徴だ。
デュアルBluetooth対応
2台のパソコンとシームレスに切り替えて使える。複数台パソコンで作業しているユーザーにとっては嬉しいポイント。左手デバイスでこの機能を備えている機種は少ない。
高性能な設定を可能にするソフトウェア
使ってみて感じた優秀なポイントはカスタマイズ性が高いソフトウェア。キーボードのボタンはもちろん、マクロ機能を使ってコマンドを設計できるのは魅力的だ。
設定画面がこちら。各ボタン、ホイールボタンに好みのキーを設定できる。
ボタンに設定する画面がこちら。マウスの右クリックはもちろん、マウスホイールの上回転、下回転も設定できる。
ボタン一つを単体で押す操作だけではなくて、他のボタンとの同時押しも設定できるので、40を超えるカスタマイズができる。
これまでワコムやXP-PEN、HUIONの液タブに搭載されているファンクションキーも使ってきたけれど、TourBox Eliteのカスタマイズの幅の広さは段違いだ。
TourBox Elite クリスタの設定例
自分がしてみた設定例がこちら。これからもカスタマイズを続けていけば最強の左手デバイスになるはず!
ノブ | マウス上スクロール / マウス下スクロール |
スクロール | [ / ] |
ダイアル | Shift+マウス上スクロール / Shift+マウスしたスクロール |
トップ | Command+Z |
トール | Space |
十字キー上 | P |
十字キー下 | E |
上記設定で実際に使ってみての動画がこちら。
【TourBox Elite のレビュー動画】
クリスタで使ってみた動画がこちら
作業効率爆上がりは間違いないです#TourBox pic.twitter.com/veGTyDKCv4— Pentablet Club|ペンタブ・液タブ専門メディア (@PentabletClub) March 17, 2022
使ってみて便利だと思ったのはやっぱりホイールタイプのファンクションキー。ホイールタイプのボタンが3つあるのは他左手デバイスと違いを生み出している。他のボタン同時押しでの設定を加えるとかなりの数を設定できるのは大きな魅力だ。
触覚フィードバックのレビュー
TourBox Eliteに新しく搭載されたのが、触覚フィードバック。ダイヤルを回すとその回転に応じて本体が振動プラスクリック音が流れる機能だ。実際の音がこちら。
【TourBox Elite レビュー中】
ハプティクスフィードバックとは振動で目盛を刻む感覚を伝える機能
カタカタと音もするくらい振動があって、実際にノブを回している感覚に近いです#TourBox pic.twitter.com/hGGExN18vn
— Pentablet Club|ペンタブ・液タブ専門メディア (@PentabletClub) March 4, 2022
本体が震えて伝えると説明があったので、振動が自然に伝わるのか心配だった。でも心配は不要でカタカタと心地よい振動と音で無意味に回したくなるレベル。振動の強さも変更できるし、もちろん振動をOFFにすることも可能だ。
TourBox Elite開封レビュー
梱包箱と梱包内容がこちら。
TourBox Elite本体とUSB-C to USB-Cケーブル、電池2個のみのシンプルな構成。本体とケーブルが結構しっかりしたナイロンの袋に梱包されている。
マニュアルもついているけれど英語のみ。でも日本語対応のカスタマーサービスもあるので安心だ。
本体のサイズ感・重量
本体サイズは片手で収まるくらいのサイズ感。左手デバイスということで、片手だけで全てのボタンに手が届くように設計されている。
よくできているなと思ったのはそれぞれのボタンの形状だけではなくて押し心地も違うところ。
サイドのボタンは押し込みが深め、十字キーはゲームキーのそれと同じタイプ、トップとトールショートはカチカチとクリック感のある押し心地だ。実際使ってみると押した感覚が違うことで設定した内容がより覚えやすくなった。場所だけではなくて、押した感覚もプラスされるので記憶しやすいのかもしれない。
本体の重量は電池込みで420グラム。持ってみるとずっしりと重みを感じる重量感。使っていて本体がずれていくことはない。
TourBox Eliteの価格・購入方法
価格がこちら。
- ホワイト・ブラック:32,000円
- 半透明ブラック:36,000円
現在はCAMP FIREで支援するという形で購入できる。超早割価格で、35%OFF前後で購入できるので、カラーがホワイト・ブラックであれば21,480円で購入できるチャンスだ。