HUIONから待望の4K解像度の液タブKamvas Pro 16(4K) / Kamvas Pro 16 Plus (4K)が発表された。HUION4K解像度液タブの主な特徴と、競合機種Wacom Cintiq Pro16と徹底比較。4Kディスプレイの魅力に迫る。
スペック&価格情報
HUIONは中国深センの液タブ、ペンタブを専門で開発製造販売しているメーカー。待望の4K対応液タブ、Kamvas Pro 16(4K) / Kamvas Pro 16 Plus (4K)の価格とスペックは以下の通り。(一部公式HP参照)
価格 | 99,999円 / Plus:約109,999円 |
本体サイズ | 402.7 x 257.4 x 13mm |
重量 | 1.27kg |
液晶タイプ | 4K IPS / Plus:4K QD LCD |
ディスプレー解像度 | 15.6インチ 3840×2160(16: 9) |
sRGB | 120% / Plus:145% |
デジタルペン | PW517(筆圧感度8192、レベル角度:60°) |
対応OS | Windows 7 or later macOS 10.12 or later Android(USB3.1 DP1.2) |
Kamvas Pro 16(4K)とKamvas Pro 16 Plus (4K)はどちらも4K。主な違いは液晶タイプとsRGB率。二つの価格差はおよそ10,000円だ。個人的な感想では、この価格差であればQD LCD採用のKamvas Pro 16 Plus (4K)の方がコスパが良いと感じた。
Kamvas Pro 16(4K)製品特徴まとめ
Kamvas Pro 16(4K)とKamvas Pro 16 Plus (4K)をご紹介。
4Kディスプレイ
最大の特徴はやはりこの4Kディスプレイ。800万を超えるピクセルがたった15.6インチのディスプレイの中に収められている。4Kディスプレイであればクリエイターの脳内にあるもの、その細部、色の細かなトーン変化まで忠実に再現できる。
シンプルなミニマムデザイン
写真からもわかるようにKamvas Pro 16(4K)/Kamvas Pro 16 Plus (4K)ともにベゼルに物理ボタンがひとつもない。側面に小さな電源ボタインついているだけ、背面もオールアルミ合金ボディで余計なものが一切ない。かなり審美性を追求している印象。
ミニキーダイヤルKD100
ボタンが一切ない本体を補うようにKamvas Pro 16(4K)とKamvas Pro 16 Plus (4K)にはミニキーダイヤルKD100(別売)がセットになっている。価格は日本円で5,999円。見た目は電卓のよう、プログラムできる18プレスキーに加えダイヤルコントローラーが搭載されている。ミニキーダイヤルKD100を使いこなすことによってさらに作業効率が高くなる。
Wacom Cintiq Pro16との比較
ここからはライバル商品となるであろうWacom Cintiq Pro16(4K)とKamvas Pro 16(4K)を比較してみる。
Kamvas Pro 16(4K) | Wacom Cintiq Pro16 | |
価格 | 99,999円 /Plus:109,999円 | 184,800円 |
本体サイズ | 402.7 x 257.4 x 13mm | 410 x 265 x 17.5 mm |
重量 | 1.27kg | 1.5kg |
液晶タイプ | 4K IPS / Plus:4K QD LCD | 4K IPS |
ディスプレー解像度 | 15.6インチ 3840×2160(16: 9) | 15.6型 3840x2160 (16:9) |
色域 | sRGB 120% / Plus:145% | Adobe RGB カバー率90%(面積比94%) |
コントラスト比 | 1000:1 / Plus:1200:1 | 1000:1 |
消費電力 | 15W以下 | 33W以下 |
デジタルペン | PW517(筆圧感度8192、レベル角度:60°) | Wacom Pro Pen 2(筆圧感度8192、レベル角度:60°) |
対応OS | Windows 7 or later macOS 10.12 or later Android(USB3.1 DP1.2) | Windows 7以降(最新のSP適用) Mac OS X 10.11以降 |
コントラスト比はKamvas Pro 16 Plus (4K)が一番
Kamvas Pro 16 (4K)とWacom Cintiq Pro16ではコントラスト比は変わらず1000:1。ただKamvas Pro 16 Plus (4K)では1200:1となりより鮮明な色彩を再現することができる。
価格はどちらもWacom Cintiq Pro16の40%以上OFF
最も大きな違いは価格。Kamvas Pro 16 (4K)はWacom Cintiq Pro16の約46%OFFの価格。Kamvas Pro 16 Plus (4K)に関しても約41%OFFとなっている。
この価格差は流石にHUIONのKamvas Proの圧勝という感じ。
消費電力はWacom Cintiq Pro16の半分以下
最後に消費電力について。4K動画はFHVに比べると2倍以上の電力を消費する。つまりかなりの電力を消費する4Kでは消費電力はだんだん無視できなくなる。Kamvas Pro 16(4K)とKamvas Pro 16 Plus (4K)はWacom Cintiq Pro16の半分以下の15W以下。4K画像でありつつこの省エネ設計がありがたい。
4K液タブKamvas Pro 16(4K) まとめ
今回は新たに発表されたKamvas Pro 16(4K)とKamvas Pro 16 Plus (4K)をリサーチした。
- 4KのWacom Cintiq Pro16に比べて圧倒的コスパ
- ミニマムスタイリッシュなデザイン
- ミニキーダイヤルKD100を使えばさらに効率UP
筆者個人としては。買うならKamvas Pro 16 Plus (4K)で決まり!
液晶タイプ、色域、コントラストともに他の2つよりも格上。しかもそれでいてWacom Cintiq Pro16よりもはるかに安いというのが理由だ。この記事を参考に、新しい4K液タブKamvas Pro 16(4K)とKamvas Pro 16 Plus (4K)をい一度試してみることを是非おすすめしたい。
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