XP-PEN 液晶タブレットの選び方

XP-PEN Artist 10 セカンド|実機レビューでサイズ感を徹底検証

XP-PENから発売されている10.1インチ小型液タブ、Aritst 10 セカンドを実機レビューでご紹介。XP-PEN Artist 10セカンドのサイズ感と描画性能をチェック。

XP-PEN Artist 10 セカンド|実機レビュー

Artist 10 レビュー

液タブ選びでまず決めるべきなのはディスプレイの大きさだ。自分に合ったサイズは何インチ?と迷っている方も多いはず。

今の液タブの主流のサイズは、13インチ、16インチ、24インチだ。ただ13インチでも少し大きいと感じるユーザーも多かった。そこで今回発売されたのが10.1インチの小型モデル、XP-PEN Artist 10 セカンドだ。今回は実際に使ってみてのレビューでご紹介する。

XP-PEN Artist 10 セカンドのサイズ感

Artsit 10 セカンドの最大の特徴であるサイズをまずはチェックしよう。デスクに置いた時のサイズ感がこちら。

XP-PEN Artist 10 セカンド ディスプレイサイズ

上に置いてあるのはMacのフルサイズのキーボード。比較すると大体のサイズ感を感じていただけると思うけれど、本体サイズは299*173.3mmと結構小さい。

小さいことで得られるメリットは結構多い。レビューしているデスクはものを置ける範囲の奥行きが約35cmとそれほど広くないけれど、キーボードの手前に設置してもまだ余裕のあるサイズだ。デスクが小さくて液タブを置く場所がないしな。。。と思って液タブを諦めていた方にもおすすめ。

ただ当たり前だけれど本体サイズが小さいので描画範囲が小さくなるのは避けられない。実際にクリスタを開いてサイズ感をみてみる。メニュー画面も表示すると実際に使えるのはこのくらいだ。

XP-PEN Artist 10 セカンド 付属ペン

設定でキャンパスの表示領域を変更できるけれど、デフォルトの場合だと描画できるキャンパスの範囲はA4用紙の四分の一くらいとなった。

XP-PEN Artist 10 セカンド 描画範囲サイズ

これから本格的にデジタルペイントを始めていきたい!と思っている方にとっては正直物足りなさを感じるサイズ感。でも初めての液タブ挑戦で、デスクも広くないし手軽に始められる液タブが欲しい!と思っているユーザーにはおすすめのスペックだ。

驚きの軽さ

10.1インチサイズということで持ち運んで使用することを考えている方も多いはず。気になる本体の重量がこちら。

XP-PEN Artist 10 セカンド 重量

本体だけなら712gと同サイズのタブレットと大差ないレベルの軽さ。主な用途が外出先という方に是非おすすめしたい。

XP-PEN Artist 10 セカンドの描画性能

XP-PEN Artist 10 セカンドはサイズは可愛い小型モデルだけれど、描画性能は他の製品と引けを取らないスペックとなっている。まずは付属のペンがこちら。

XP-PEN Artist 10 セカンド ペン

付属ペンはXP-PEN新型の技術が搭載されたX3 Eliteペン。スペックを簡単にまとめると、

  • 筆圧8192レベル
  • 傾き検知60度
  • ON荷重3g
  • ペン先沈み込み0.6mm

これまでのペンと大きく違うのがペン先の沈み込みが0.6mmに減少したこと。ペン先の沈み込みが深いとペン芯がぐらついて描き心地に大きく影響してしまう。液タブメーカーの中で定番中の定番、唯一の日本メーカーのワコム製の液タブと、XP-PEN などの国外メーカーの1番の違いがここだった。

ワコムと比べてペン先の沈み込みが深いので、ペン先もぐらつくしペン先をディスプレイに接地させるとグニャッとした感触で描きづらいという感想を持つユーザーが多かった。

XP-PEN 新型ペンのX3 Eliteスタイラスペンはこのポイントが改善されている。さらにメーカーページによるとペンの寿命が2倍に伸びたとのこと。現時点では確認は難しいけれどスペックアップしたことに間違いはなさそうだ。

10.1インチディスプレイの表示性能

液タブのもう一つのチェックポイントはディスプレイ表示性能。まずチェックすべきは解像度だ。

XP-PEN Artist 10 レビュー

Artist 10 セカンドのディスプレイ解像度はフルHD1920*1080色域カバー率はsRGB120%となっている。今は4K解像度の液タブなどもあるけれど、10.1インチサイズであればフルHDが最適解だ。実際見てみると、フルHDとはいえサイズが小さいので画像詳細度は十分だと感じた。

XP-PEN Artist 10 セカンドの描画位置の視差

液タブを始めて使う方が感じるウィークポイントの一つは、ペン先と描画される液晶の間に生まれる若干の視差。原因のひとつはディスプレイガラスの分厚さだ。特にディスプレイサイズが大きくなると強度を高めるためにディスプレイガラスを分厚くする必要があるので視差が大きくなる。

この点XP-PEN Artist 10 セカンドは小型ディスプレイの10.1インチ。ディスプレイガラスを薄くできるので、視差を最小限に抑えられる。実際に使ってみても視差の少なさは肌で感じられるレベルだった。

XP-PEN Artist 10 セカンドの価格

XP-PEN Artist 10 セカンドの価格は液タブラインナップの中では最安値。ディスプレイサイズの大きさと比例して価格も高くなるので、小型モデルはその分安くなる。数年前は液タブは10万円をこえるプロのみが使うガジェットという印象だった。今は初心者の方も手軽に手を出せる価格帯だ。

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販売開始価格は25,980円だけれど、定期的にタイムセールも開催されている。

XP-PEN Artist 10 セカンドを選ぶべき人・選ぶべきではない人

XP-PEN Artist 10 セカンドの最大の特徴はそのコンパクトさ。液晶サイズ10.1インチは液タブラインナップの中で最小。その分描画範囲は狭くなるけれど、描画能力に関しては他機種と全く同じスペック数値となっている。

液晶画面の美しさに関しては、フル HD解像度を小さな画面で表示するので、他の15.6インチモデルよりも体幹は美しく見える。なのでコンパクトだけど本格的な描き味を体験できる液タブだ。

選ぶべき人はこんな人

  • デスクが小さくて大きな液タブを置けない人
  • 主な用途は持ち運んで外出先で使いたい人
  • とにかく安く、液タブを試してみたい人

選ぶべきではないのはこんな人

  • 大きな描画範囲で大きな作品を作りたい人
  • 持ち運んで使う機会が全くない人

こんな方はもう少しディスプレイサイズが大きい、15.6インチや22インチのモデルを検討するのがベストな選択だ。

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PentabletClub

Pentablet Clubはペンタブ、液タブに特化したレビューサイト。運営者NAKATAは液タブを追い続けて6年になるWebエンジニア。WacomやXPPEN、HUION等のレビュー、最新情報をいち早くシェア!2017年から各メーカー液タブをレビュー中。【レビュー総数 / ペンタブ:22台 / 液タブ:34台】