ワコムからSurface Proでも使えるスタイラスペンが販売される。筆圧4096レベルに対応、摩擦係数の異なるペン先を交換できるとあってイラストにかなり使えそうだ。描き味にこだわる方向けのスタイラスペンに期待。Surface Penと比較してどちらがベストバイか検証する。
Surface Pro対応ワコムペン|Bamboo Ink発売日・価格
ワコムからSurface Proにも対応しているスタイラスペンが販売される。筆圧4096レベルに対応、摩擦係数の異なるペン芯へ切り替え可能というのが大きな特徴。イラスト用途でこだわって選びたい方へおすすめだ。
- 発売日:2017年8月4日
- 価 格:9,698円(税込み)
価格も1万円以下に抑えられている。特徴となるポイントを見てみよう。
AES、MPP両方サポート
AES(アクティブ静電結合方式)とMPP(Microsoft Pen Protocol)に対応しており、多くの機種に対応しているのがまずは大きなポイントだ。使える機種の一覧がこちら。(ワコムサポート参照)
上記クリックですべて見ていただけるが、特に注目なのはMicrosoftの最新Surface Proにも対応しているという点だろう。新しく発売されるSurfacce Penも筆圧4096レベルに対応している。ただ発売日が8月15日。ワコムがMicrosoftに先立って販売開始してしまうという面白い状況になっている。
交換可能なペン先3種類
ペンタブ一筋で開発を続けてきたワコムらしく描き味にこだわった方のために交換用のペン先も用意されている。それぞれ摩擦係数が異なる。描き味に直接影響を及ぼす部分なだけにカスタマイズできるのはポイントだ。
Surface Proでイラストを楽しみたい方にとってはMicrosoft製品を購入するか、描き味をカスタマイズできるワコム製を購入するか悩ましいところだ。
ワコムBamboo Ink詳細スペック
詳細スペックも見てみよう。まずはデザインだが、三角形のエルゴノミクスデザインとなっている。筆圧や本体外形などの一覧がこちらだ。
カラー | ブラック | |
駆動時間 | ワコムAESモード利用時:約5ヶ月
MPPモード利用時:約2ヶ月 (単6電池、週5日、1日2時間利用の場合) |
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筆圧レベル | 4096 | |
接続 | Bluetooth®4.0 | |
対応システム | ワコムAESテクノロジーもしくは Microsoft Pen Protocol (MPP)搭載の、Windows 10 ペン対応デバイス | |
製品外形寸法 | 147 x 10 mm | |
質量 | 19g |
Surfacce Pen VS ワコムBamboo Ink
Surface Proユーザーが頭を悩ませるのがこちらだろう。ポイントをいくつかまとめるとこうなる。
Bamboo Ink | Surface Pen | |
発売日 | 8月4日 | 8月15日 |
価格 | 9,698円 | 12,744円 |
筆圧レベル | 4096レベル | |
傾き検知 | × | ○ |
ペン先交換 | ○ | × |
対応デバイス | 多数 | Surface 3以降 |
それぞれのメリットデメリットをまとめた。ペン先の滑り具合をカスタマイズできるワコムペンは描き味を重視する方向け。またほかにも対応するデバイスを持っているなら両方で使用できるというメリットもある。
価格は若干高いがMicrosoft純正のSurfacce Penは傾き検知にも対応。とはいえイラスト用途で選ぶならワコムペンに軍配が上がるだろう。これらを踏まえればベストな選択ができそうだ。どちらにしてもユーザーにとっては選択肢が増えるのはうれしいこと。
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