Suface GoがMicrosoftから発表された。日本での発売日・価格に注目が集まっている。最新の情報を更新中なので気になる方はこちらからチェックしていただきたい。iPadやChromebookと対抗する形で発売されたSurface Goの詳細スペックについても紹介する。iPadと比較してどちらが買いかも検証。
Surface Go 日本発売日・価格情報更新中
日本での発売日・価格決定
日本での発売日・販売価格も決定した。
- 予約開始日:7月12日
- 発売開始日:8月28日
- 価格:RAM4G/ROM 64G:64,800円
- :RAM8G/ROM128G:82,800円
廉価版のiPadが発売されたことやGoogle ChromeBookが好調なことを受けMicrosoftも参入してきた形だ。注目の詳細スペックについても見てみよう。
[s_ad]
Surface Go詳細スペック情報
液晶サイズ | 10インチ |
解像度 | 1800×1200 |
CPU | Intel Pentium Gold4415Y |
本体重量 | 本体のみ 約520g |
キーボード 約227g | |
本体厚さ | 8.3mm |
バッテリー駆動 | 9時間 |
インターフェイス |
|
最もポータブル、リーズナブルなSurface製品
液晶サイズは10インチ。2018年に発表された新型iPadとほぼ同じサイズ・価格帯となっている。ユーザーとしては選択肢が増えてうれしい限りだ。液晶アスペクト比はSurfaceProシリーズと同じく3:2。ポータブルなサイズ感で気軽に持ち運んで使えることがポイントだ。
ガシガシ持ち運ぶことを想定して充電にUSB3.1が採用されており、専用アダプタがなくても充電できるようになった。そしてバッテリー駆動時間も9時間と一日外出してもOKな仕様となっている。
デザインはSurface Proとほぼ同じ
外形デザインを見るとSurface Proとほとんど変わらない、というよりも画像で見るとベゼルの太さ以外は全く同じ。ということで非常に洗練されておりスタイリッシュだ。タブレットで自立できるように背面にSurfaceの代名詞的なキックスタンドが搭載されている。165度まで開ける新型のヒンジを採用しているとのことだ。
Surfaceならではの強み・魅力的なオプション
Surfaceならではの魅力的なオプションもポイント。まずはSurfaceペンに対応。筆圧4096レベルに対応しており本体サイドにマグネットで装着できる。10インチということで作業範囲は限られるがお絵かきデバイスとしても十分使用できるだろう。
更にSuface Go専用のキーボードカバーも同時に発売される。こちらのデザインもSurface Proと同じ。おそらく素材も同じで現時点ではSufaceでしか見られない布のようなさらさらとした高級感のあるタイプのものだ。キーボード自体はキー中央が若干湾曲しており打鍵感も良好ということ。重量も本体と合わせても1kg未満。これはかなり魅力的だぞ!
オプション品の価格がこちら。発売日は8月28日だ。
- Surface Go Signatureタイプカバー:15,400円
- Suface Go タイプカバー:11,800円
- Suface モバイルマウス:3,800円
- USB-C - USB3.0アダプター:2,400円
- USB-C - Displayportアダプター:5,400円
- USB-C - Ethernet アダプター:5,900円
- 24W 電源アダプタ―:5,400円
Surface Goを選ぶべき人、選ぶべきではない人
ポイントは処理性能スペックだ。CPUは第7世代のインテルPentium Gold 4415Y。Surface Proと比べるとかなり見劣りする処理性能だ。といっても複雑な画像処理ソフトや動画編集等をしない限りは十分使用できるレベル。簡単な文書作成やウェブブラウズであれば十分なので大学生や仕事での文書作成などのライトユーザー向けの製品だ。また10インチということで手軽に持ち運べるのでたびたび持ち運んで作業したい方にとってはピッタリの製品だ。
ということで画像編集や動画編集、重めのゲーム等で使用したい方はSurface Proを選ぶべきだ。またインターフェイスが充実しているとはいえ十分ではないので家でメイン機として使うためのガジェットでもない。
Suface GoとiPad、どちらが買いか
価格帯やサイズを見ても2018年に発売されたApple iPadと比較するのが自然な流れだ。どちらが買いか。
iPadの最大の強みはiOSの性能の高さだ。対応アプリの数、レベルの高さ、動作の安定度、デザインの美しさ、どれをとってもWinows OSに勝っている。持ち運んで使用するタブレットの用途はサクッとウェブブラウズ、PDFファイル閲覧などだろう。これらの作業をするとなるとiOSの方が体感的に2,3倍速く、快適だ。
iOSで唯一使いづらいのが文書作成。普段Wordを使っていると若干使いづらい。といっても前提がメイン機がWindowsということなのでメイン機がMacの方は当てはまらない。
ということでメイン機がMacの方はわざわざSurface Goを選ぶ理由はない。素直にiPadを買おう。メイン機がWindowsの方はパソコンとの連携の良さや文書作成の際に普段と同じ環境で作業できるという点でSurface Goを選ぶ理由は十分にある。
Surface Goはコスパが良いのか
最小構成で64,800円ということでSurfaceとしてはかなり安く感じる価格帯。さらにMicrosoft Officeがプリインストールされているというのもうれしいポイント。ただCPUの処理性能の低さ、キーボードとペンを揃えるとプラス1万円ほどが必要となることを考えるとやはり若干高い。同じスペックで他メーカーのものを選べば1万円ほどの価格差がつきそうだ。
また日本の販売価格が64,800円ということにも賛否両論な意見が入り乱れている。日本モデルのみにMicrosoft Officeがバンドルされており価格が海外のものよりも1万円ほど高くなっているのだ。既にOffice365を購入しているユーザーなどから消極的な意見が殺到しているようだ。
ただMicrosoft Surfaceの洗練されたデザイン。Microsoftメーカー製品という安定感、SufacePenなど周辺機器のレベルの高さを考えるとかなり心惹かれる製品だ。個人的にはたぶん買うと思う。今使ってるiPad Proを売って買ってもいいかなと思うレベルだ。