2017 新型 iPad Proの新型の発売日は2017年6月に決定。すでに販売開始している。新型のiPad pro2シリーズの液晶サイズは9.7インチから10.5インチへ大きくなったNEWモデルだ。他にも搭載カメラの機能、Apple Pencilでの描画能力の向上など進歩したポイントをまとめてご紹介する。日本での販売価格にも注目だ。
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新型iPhone X 発売日、新機能発表
まず初めに少しApple2017年新製品の情報についてご報告。Apple新製品で最もホットな話題が新型のiPhone。Apple10周年の今年の主力製品であるiPhone 8、8Plus,Xだ。
最新iPhone関係の情報をまとめているのがこちら。こちらも要チェックなのでご覧あれ。
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それでは本題に戻り新型iPad Proの発売日や仕様についてみてみよう。
iPad Pro2が2017年4月頃に販売開始か→発表なし
Appleから新型iPadが販売されるのではないかとうわさされていた。前回のiPad AirからiPad Proへの変化のように単なるスペックアップだけではなくて、新たに液晶サイズを一新したハイエンドモデルが追加されるのではないかという情報だ。2017年3月20日ごろに発表される可能性があるといわれていたが、この時期に発表されたのはiPhone 7 PRODUCT REDだった。新製品は4月のスペシャルイベントでの発表か。といわれていたが結果なし。
6月6日AppleイベントWWDC2017で発表か→10.5インチNewモデル発表
アメリカ現地時間6月5日午前10時(日本時間時間6月6日午前2時)にアメリカカリフォルニア州マッケナリー・コンベンションセンターで開催されるWWDC。もちろんこのイベントで新製品が発表されるはずだがどんな製品が出されるのかに注目が集まっていた。
NewモデルiPad 10.5インチが発表|12.9インチも引き続き販売
そして期待通り新しいサイズ展開として10.5インチモデルのiPad Proが発表された。10.5インチながら薄さ6.1mm、重量469gだ。そして引き続き12.9インチサイズのiPad Proも販売される。
さて10.5インチのiPad ProだがApplelはなぜこの微妙なサイズを上げてきたのか。WWDCでいわれていた10.5インチの理由がこちら。
キーボード操作が最も容易
画面を横にしていっぱいにキーボードを表示した場合最も打ちやすいサイズだとのこと。正直ユーザーとしてはあまりピンと来ない部分だが説明ではこちらの点が強調されていた。個人的にしっくりくる10.5インチで得られるメリットがこちら。
iPad Pro2(新製品)が10.5インチになってのメリット
前回の新製品iPad Proの12.9インチ型だが、2015年の9月に発表された際にAppleマーケティング担当のPhis Schille氏は液晶サイズが12.9インチになった場合の利点として挙げていたのがこちら。
12.9インチのIpad Proを立て向きにしたときの横幅がiPad9.7インチのものを立て向きに置いた時の高さと同じになる。
つまり既存の9.7インチ用に開発されているアプリを同時に横並びのスプリットビューにして快適に使用できるということだ。確かにAppを2つ並べて同時に開けるのは大きな魅力と感じた人も多かったはず。これと同じことが新製品のiPad Pro10.5インチに当てはまるのだ。
iPad Pro2の横幅がiPad Miniの縦幅と同じサイズ
画像で説明するとこうなる。写真左側がiPad Pro9.7インチを横に置いたもの。右側がiPad Miniを立て向きに置いたものだ。注意してみていただきたいのが画面の縦幅。さらに大きさの違いに寄るとこうなる。
現時点でiPad Pro9.7インチ横幅とiPad Miniの縦幅に若干の差があるが、NEWモデルiPad10.5インチの場合、その幅がぴったりと収まるサイズになるのだ。
つまり10.5インチのiPad Proが出れば、iPad Miniのサイズの画面を横に2つ並べてスプリットビューで同時に起動できる。これは大きな魅力だ。後でも取り上げるが今年の秋に配信開始される新しいiOS11では画面のスプリットビューが進歩している。この機能を十分に活かすのに10.5インチはぴったりというわけだ。
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新型 iPad Pro 10.5インチの特徴
A10X Fusion|世界最高性能、MacBookProに匹敵するCPU搭載
現時点で世界最高性能のCPUを新しく搭載。A9から速度が30%向上した。CPU性能も30%向上、GPUは40%向上した。AppleのHPによると64ビットアーキテクチャと6つのコアを持ち、ほとんどのノートパソコンよりもパワフル、とのことだ。実際A10X Fusionの動作クロック数は2.38GHであることも報告されている。ベンチマークスコアはMacBookPro 2017に匹敵する性能。
Appleが新iPad Proに与えた使命、ノートパソコンの代わりに使用できるタブレットということが現実味を帯びている。さらにこれだけ高性能だがバッテリーは10時間駆動する。この仕様はすごすぎる。
高性能カメラ搭載
全面カメラは1200万画素で、光学手ぶれ補正が搭載されている。6枚校正,f1.8のレンズ。そして何よりも4K動画にも対応だ。この点は前機種のiPad Proと同様でカメラ撮影に特化している。内向きカメラも700万画素で動画はHDビデオの撮影が可能。
Apple Pencilペン読み取り能力向上
Apple Pencilのペン反応速度が20msに向上したとのこと。ただ筆圧への言及は今回もなかった。
新型iPad Proの価格・容量一覧
新製品の日本での販売価格がこちら。容量も64Gからのラインナップとなった
64G | 256G | 512G | |
iPad Pro 10.5 wifi | 69,800円 | 80,800円 | 102,800円 |
iPad Pro 10.5 cellular | 84,800円 | 95,800円 | 117,800円 |
iPad Pro 12.9 wifi | 86,800円 | 97,800円 | 119,800円 |
iPad Pro 12.9 cellular | 101,800円 | 112,800円 | 134,800円 |
新しいiOS11も同時に発表
同じWWDCのイベントで新しいiOS11も発表された。ダウンロード開始は今年の秋になる。新しいiOSでの一番の特徴がこちら。
スプリットビューの進歩
これまでのiOSもすでにスプリットビューでの操作が可能だったが新しいOSになりこの機能がさらに進歩している。スプリットビューで開いた複数のアプリ間での画像、ファイルの共有がタップで可能になった。また新しいDock機能が加わり他のアプリを開くこともより容易になった。
この新しいiOSによるスプリットビューの機能を10.5インチの新型iPad Proならより活かすことができそうだ。
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2017新型iPad Proを購入するべき人とそうではない人
一番頭を悩ませるのは今まさにiPadを買い替えようと検討している方だろう。NewモデルのiPad Proを購入した方が良いのか。ただ2017年3月21日に価格が安いタイプのiPadの新型が販売開始している。こちらの新iPadの詳しい情報がこちら。
新型iPad 9.7インチ販売開始
2017年3月21日に新型の9.7インチのiPadの販売開始。注意点はiPad Proではなく、iPadだということだ。つまりiPad Proの後継機種ではなく、iPad Air2の後継機種ということだ。主な変更点がこちら。
- CPUがA9チップにアップグレード
- 価格:Wifiモデル税別37,800円
- Wifi+LTEモデル52,800円
そのほかのスペックをiPad Proと比較するとこうなる。
項目 | NEW iPad(9.7インチ) | iPad Pro(10.5インチ) |
ディスプレイ |
|
|
プロセッサ | A9/M9 | A10X |
| 非対応 | 対応 |
外向きカメラ |
|
|
スピーカー | 2個 | 4個 |
価格 WIFIモデル |
|
|
価格 WIFI+Cellular |
|
|
全体的にスペックは新型iPad Pro 10.5インチよりも低い。そして価格が安い。この機種のターゲットは、Apple Pencilなどを使用する予定がなく、価格を抑えて購入したいというユーザだ。確かにこういったニーズのあるユーザーにとっては魅力的なラインナップだ。ということで新製品を待つべき人と、この新iPadを買うべき人を分けるとこうなる。
新型10.5インチiPad Proを購入するべき人
- Apple Pencil,Smart Keyboardをどうしても使いたい人
- カメラ性能にこだわりを持っていて4K動画を撮影したい人
- わずかな処理速度にこだわる作業をしたい人
発売開始しているiPadを今買うべき人
- Apple Pencilを使用する予定のない人
- 用途が動画視聴、ネットサーフィンなどのライトユーザー
- できるだけ価格を抑えて購入したい人
Appleとしてもすでに発売済みのiPadと新型iPad Pro10.5インチで、明確なターゲットユーザーのすみわけがあるようなので、それに合わせて選ぶと良いだろう。ライトユーザーがこれから発売される新型iPad Pro10.5インチを購入するとややオーバースペック気味になってしまうだろう。
こちらを更に詳しく調べた記事がこちら。
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現在発売済みのiPadの最安値はこちらからご覧いただける。
さらに安い価格でサクッと使える小型タブレットをお探しならこういった選択肢もある。実際に使っているが簡単な用途であれば問題なく使えている。何より価格が非常に安いのでおすすめ。レビュー記事がこちら。
[clink url="https://pentablet.club/huaweihonorpad2"]
さらにパワーアップした12.9インチ版iPad Pro
前回発表された12.9インチiPad Proもパワーアップして販売される。12.9インチを選ぶ時の基準はまずはやはりサイズ。10.5インチと比較するとこうなる。
10.5インチ | 12.9インチ | |
本体外形 | 250.6×174.1×6.1mm | 305.7×220.6×6.9mm |
重量 | Wifiモデル:469g | Wifiモデル:677g |
Cellularモデル:477g | Cellularモデル:692g |
10.5インチと12.9インチの価格の比較がこちら。
モデル | 64GB | 256G | 512G |
10.5(Wifi) | 6万9800円 | 8万800円 | 10万2800円 |
10.5(Cellular) | 8万4800円 | 9万5800円 | 11万7800円 |
12.9(Wifi) | 8万6800円 | 9万7800円 | 11万9800円 |
12.9(Cellular) | 10万1800円 | 11万2800円 | 13万4800円 |
価格を見て感じるのが意外に10.5インチと12.9インチの価格がさ少ないこと。例えば512G(Wifi)であればその差は1万7千円だ。保存容量を少し妥協して下げて、液晶サイズを12.9インチへアップするという選び方もありそうだ。
12.9インチ iPad Proのメリット
今回のiPad Proの液晶サイズのアップは新しいiOS11によるものが大きい。スプリットビューが強化されたり、アプリ間のファイルのやり取りが可能になったりとよりパソコンに近い使い方ができるようになっている。この機能を活かすためには大サイズの液晶が必須。
12.9インチあれば十分すぎるサイズだ。ライトユーザーであれば純正キーボードを併用してパソコンに代わる使い方が可能になった。持ち運ぶには存在感のあるサイズだが、パソコンの代わりにネットサーフィン、簡単な文書作成、動画鑑賞をする用途であれば12.9インチによるメリットが大きい。
以上参考にしていただき自分の用途に合ったiPad Proを選んでいただければ幸いだ。