2019年度通期タブレット端末の出荷台数が発表されたが10年連続でAppleが一位となった。Huaweも健闘しているが2019年度はあまり振るわなかった。2020年度はどうなるのか。
Appleが10年連続でタブレット出荷台数一位
ICT市場調査コンサルティングのMM総研が国内のタブレット端末出荷台数の調査結果を発表した。結果Appleが10年連続で一位となった。
具体的な台数はAppleが375万台でシェア53.0%。2010年から10年連続で一位を獲得だ。ちなみにAppleが2010年に発売したタブレットはiPad 9.7インチ(第一世代)。発売初日に30万台以上を販売し、日本でも発売日には1200人の行列ができたことを覚えている人も多いはず。
その後2011年にiPad 2(第二世代)、2012年にiPad 9.7インチ(第三世代)、iPad Miniが発売されたが、その後連続でAppleが一位を獲得しているのだ。ちなみにスティーブ・ジョブズは2011年10月に死去。ジョブズの生み出したiPadを毎年更新し、世界中に受け入れられているAppleのストーリーは魅力的だ。
2位のHuaweiは大幅に減少
Appleが前年度を上回った中でHuaweiは大幅減。シェアの半数以上をAppleが占めていることからもiPadの売り上げの順調さがわかる。ただタブレット業界全体では売り上げ台数は下がっている。
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2019年度タブレット出荷台数は2013年度以来最少
出荷台数は707万台で前年度の10.4%減。2019年度は2019年4月から2020年3月まで。コロナウイルスの影響も少しは受けているが、大打撃を受けるほどの期間ではない。タブレット自体の需要が下がっていること、Android OSやWindows OSで魅力的な端末がそれほどなかったことが原因かもしれない。
とはいえ2020年度は期待できる。
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2020年度は11.7%増との見込み
MM総研では11.7%増の790万台を見込んでいる。というのも2020年度にGIGAスクール構想が進められる模様で、児童生徒に一人一台タブレット端末を配布する方針だからだ。
他にも5G対応が進むことで5G対応タブレットへの買い替えが進むことも考えられる。2020年度前半はコロナウイルスの影響直撃なので11.7%増となったが2021年にはさらに期待できそうだ。