HUIONから発売の筆圧8192レベルペンタブINSPIROY H950Pを開封レビューでご紹介。電池レスペン付属ペンタブの描き心地、サイズ感、価格をまとめて説明。1万円程度で購入できるペンタブとして注目の製品だ。
HUION ペンタブレットINSPIROY H950P 販売価格
HUIONペンタブレットH950Pが販売開始された。主な特徴をまとめると、
- 8.7×5.4インチ Mediumサイズ
- 筆圧8192レベル電池レスペン搭載
ペンタブとして1万円は高いのか気になるところ。同等筆圧レベルのワコムのペンタブレットが約40,000円で販売されていることを考えるとかなり安い。コスパはかなり良い。もちろん安いだけで使えなければ意味がない。実際に使ってみての開封レビューでご紹介する。
[s_ad]
HUION H950P 開封レビュー
今回HUION様よりレビュー用としてお貸いただけた。梱包箱がこちら。HUION製品を幾つもレビューしているが梱包はどれもしっかりしている。ふたの裏側にスポンジが張り付けられていたりと細やかな配慮がされていて好印象だ。
梱包内容の一覧がこちら。
- H950Pペンタブ本体
- 電池レスペン
- ペンホルダー(ペン芯8本内蔵)
- 日本語マニュアル
- ドライバDLカード
- 本体‐PC接続USBケーブル
ドライバDLカードという記載が分かりにくいかもしれないが、ドライバはCDROMの形で梱包はされておらずインターネットからダウンロードするようになる。そのURLを書いているCDドライブ型のカードが梱包されている。
梱包物の詳細スペックをそれぞれ検証していこう。
ペンタブ本体詳細スペック(INSPIROY H950P)
本体外形サイズ | 320.8*188.8*8mm |
描画可能範囲 | 221*138mm |
本体重量 | 497g |
本体サイズはHUIONのペンタブラインナップの中ではMediumサイズとなる。もう一回り小さいSmallサイズがH640P、大きいサイズがInspiroy Q11Kとなる。それぞれ開封レビューで紹介しているので製品名に張り付けられているリンクからご覧あれ。
実際に使ってみてのサイズ感がこちらだ。
Smallサイズよりは余裕のあるサイズ感だ。それでいてデスクにおいてもそれほど邪魔にならない程よさ。ペンタブのサイズ選びに頭を悩ませる方も多いはず。まずは自分が絵を描くスタイルを理解してから選べばベストな選択ができる。大きく分けると2つのスタイル。
腕や肘を大きく動かして描くスタイルと、手首を使って手元で描くスタイルだ。こちらの機種はどちらかというと手首を使って手元で描くスタイルの方にお勧め。
ファンクションキー8個搭載
本体左側にファンクションキーが8個搭載されている。左側と描いたがドライバのプロパティで180度回転させれば右側にも設定できる。左利きのユーザーにも対応している。ファンクションキー自体はクリック感のあるボタン。本体の素材は全面プラスチック。接続部分などの造りは精巧でチープな感じは全くない。
H950P 筆圧8192レベル付属ペン
筆圧レベル | 8192 |
レポート率 | 233PPS |
バッテリー | 不要 |
HUION H950Pの最大の特徴がペン。現時点でペンタブ筆圧レベルの最高位が8192レベル。1万円という価格ながらHUION H950Pペンは筆圧8192に対応だ。さらにバッテリー不要。これまではワコム製品のみバッテリー不要ペンを搭載していたが、ワコム以外のペンタブにも搭載されるようになってきた。
ペンのグリップ部分はゴム素材。滑りにくく手にフィットする形状で持ち心地はなかなかだ。ペン芯の沈み込みは若干深め。
上部画像のようにペン立ての中に替え芯が8本内蔵されている。しばらく使えそうだ。
[s_ad]
HUION H950Pの描き心地
実際描いてみてのレビュー。
筆圧感知8192レベル対応はさすが。繊細なタッチを読み取り線の太さに反映されていく。画像にも出ているが筆で描くように弱い筆圧で描くと線が細く、強くすると太くなる。非常にスムーズな変化で描き心地は非常に良い。
ただこれまでずっとワコムのペンタブを使ってきたユーザーの場合はペン先の沈み込み方の変化に戸惑う可能性がある。ワコムとON荷重が若干異なることも理由の一つだ。ただ多くのユーザーがそうであるように数日使用していけば慣れるレベルだ。今回初めてのペンタブ購入であれば全く問題ないのでご安心を。
デスクにおいてのサイズ感がこちら。
キーボードと比べて大体のサイズ感をつかんでいただけるかと思うがそれほど場所を取らず良い感じだ。
[s_ad]
HUION INSPIROY H950P は買いか
実際に使用してみて、描き心地に関しては反応速度、筆圧感知ともに満足できるレベル。さらにバッテリーフリーペンの便利さもポイントだ。デザインに関しては本体の造りなどチープさは全く感じない。そして洗練されたデザインで非常に美しい!ということもない。シンプルで使いやすそうなデザインだ。
価格1万円程度で現在のペンタブ最高スペック仕様のペンタブを購入でき、コストパフォーマンスは非常に良い!
初めてのペンタブ使用の方はもちろん、これまでSmallサイズのペンタブを使っていてサイズに物足りなさを感じている、筆圧8192レベルにスペックアップしたい、という方にお勧めのペンタブレットだ。