XPPENから2023年8月に発売された大型ペンタブレット、Deco Pro XLW (Gn2)のレビュー記事。業界初の筆圧16384レベル対応のペンタブの詳細スペック、サイズ感をチェック。
XPPENペンタブ Deco Pro(Gen2)シリーズのポイント
Deco Pro XLW (Gen2)とは、XPPENの2023年新シリーズ、Deco Pro(Gen2)のペンタブレット。スペックアップのポイントを幾つか検証しよう。画像は一番大きいサイズのDeco Pro XLWサイズだ。
新型ペン|X3 Proスマートチップスタイラスペン
Deco Pro XLW (Gen2) | |
---|---|
ペン筆圧レベル | 16384 |
傾き検知 | ±60度 |
X3 Proスマートチップテクノロジー対応ペンを搭載。ペンタブ業界で初の筆圧感知16,384レベルに対応。これまでは最高で8,192レベルだったけれど、一気に倍にスペックアップした。ちなみにこれまでの筆圧レベルのスペックアップの歴史を調べてみた。
- 2004年:1024レベル
- 2012年:2048レベル
- 2017年:8192レベル
- 2023年;16384レベル
大体5年周期でスペックアップしているようだ。現時点で筆圧感知16384レベルを発表しているのはXPPEN Deco Pro 第2世代のみとなっている。
筆圧レベルが上がることで、ペン先を通してさらに繊細な描画が可能になる。ペンの正確性、追従性能も大幅に向上することで、さらに直感的に操作きるし、実際にペンで紙に描いている感覚に近くなるはずだ。
ワイヤレスショートカットリモートキー、ペンケースが付属
Deco Pro(Gen2)シリーズには全てペンケースと、ワイヤレスショートカットリモートキーが付属している。このシリーズにはペンタブ本体にショートカットキーが搭載されていない。ショートカットリモートキーを左手デバイスとして使って作業効率アップを目指せるのだ。
One Paperデザインで描き心地が向上
メーカーの紹介で、”紙のような感触で、紙よりも優れた描き心地”とあるように、ペンタブの描画部分の素材を改善したようだ。手で触ってみると、ざらざらとサラサラの間の感覚。ペンでなぞると程よい摩擦係数を感じられた。
美しく、長時間快適に使える本体デザイン
”人間工学に基づいたデザイン 快適に使用でき、長時間の作業に対応”と説明されている。具体的には、ペンタブの手前側の端が曲面になっている。ペンを使っている時に腕が当たる部分が曲面になることで痛みを軽減できる。
Bluetooth接続・10時間超の長持ちバッテリー
Bluetooth接続に対応しているのも大きなポイント。Bluetooth 5.0でより安定した接続が可能になった。しかもワンタッチで2台の端末を切り替えてシームレスに作業できるのも魅力的。搭載しているバッテリー容量は3030mAhと大容量で一度の充電で10時間以上使用できると説明されていた。
まとめ
これらはXPPEN Deco Pro(Gen2)のMサイズ,Lサイズ,XLサイズ全てで共通のスペックアップポイント。このシリーズはDeco Proという名前の通り、がっつりプロ向けに設計された最高峰スペックのペンタブレットだ。
特に注目なのは、新型ペンによって筆圧感知が16384レベルになったこと。ここ5、6年ずっと同じだったペンの筆圧感知がスペックアップして、より正確な描画、より高い読取精度で描画できるようになった。
価格帯も高くなるけれど、筆圧感知などのスペック値にこだわったプロ向けのペンタブを選びたい方におすすめしたい。
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XPPEN Deco Pro XLW のサイズ感実機レビュー
ここからはDeco Pro ペンタブシリーズで最大サイズのDeco Pro XLWのサイズ感をレビューしてご紹介する。
まずはスペックを一覧で見てみよう。
Deco Pro XLW (Gen2) | |
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外形寸法 | 435 x 313.1 x 10.66 mm |
描画可能範囲 | 381 x 228.6 mm |
レポートレート | 200RPS(最大) |
ペン筆圧レベル | 16384 |
傾き検知 | ±60度 |
読取可能高さ | 10mm |
接続方法 | 有線・Bluetooth |
インターフェイス | USB Type-C |
バッテリ容量 | 3030mAh/3.7V |
実際に使っている時のサイズ感がこちら。Mサイズのペンタブを使っている感じと比較してみよう。
横幅、奥行き共に二回りくらい大きくなっている。iPhoneを置いてみてもその大きさは一目瞭然。
デスクに置くとかなり存在感のあるサイズだ。お使いのデスクのサイズと製品サイズをしっかりと測ってから選ぼう。外形寸法が435 x 313.1 x 10.66 mmなので、デスク奥行きは最低でも32cmくらいは必要になる。
付属しているペンの詳細デザインがこちら。
ペンにはグリップ部分にサイドスイッチが2つ、ペンテール部分にもテールスイッチが搭載されている。消しゴム機能を割り当てておけば、普通にシャープペンを使っているような感じで描画できるのだ。
付属しているペンケースがこちら。外側部分は重みを感じるアルミ素材で、かなり質が高くてかっこいい!所有感を満たしてくれるデザインで満足度も高い。
ちなみに細かな部分だけれどペンタブ本体の裏側がこちら。
裏側もプラスチックではなくて、シルバーの重みを感じる素材でかっこいいのだ。
ペンタブ本体はもちろん、ペンやペンケースなど付属品の細かな部分までこだわりを感じるデザインになっている。
プロ向け製品だけあって、高いペン描画性能はもちろんのこと、細かなディテールにも満足できるペンタブだ。これから長く一線で使えるペンタブをこだわって選びたい方にぜひ検討していただきたい製品だ。
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