Surface Pro XとSurface Pro 7の違いを検証。Surface Pro Xの発売日が近づいてきたが比較対象となるSurface Pro 7との価格、デザイン、ARM版との違いを検証する。調べれば調べるほど謎の多いSurface Pro X。製品名が「X」ってそういうことだったのかと思わざるを得ない理由を検証。
Surface Pro X 発売日・価格
Surfaceシリーズの最新作となるSurface Pro X。今回同じMicrosoftのSurface Pro 7と比較してスペックをチェックしてみよう。Surfaceを導入したいけどどの機種を選べいいのか迷っている方に見ていただきたい情報をまとめた。
- 価格:999ドル
- 発売日:2020年1月ごろ
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Surface Pro XとSurface Pro 7の違い
まずはSurface Pro XとPro 7との違いを一覧にしてチェックしてみよう。
Surface Pro X | Surface Pro 7 | |
価格 | 999ドル | 749ドル |
発売日 | 2020年1月頃 | 2019年10月22日 |
液晶 | 13インチ | 12.3インチ |
解像度 | 2880×1920 | 2736×1824 |
CPU | Microsoft SQ1 | 第10世代IntelCore |
メモリ | 8GB/16GB | 4GB/8GB/16GB |
SSD | 128/256/512GB | 128/256/512GB/1TB |
サイズ | 287×208×7.3mm | 292×201×8.5mm |
重量 | 774g | 775g |
インターフェイス |
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バッテリー | 最大13時間 | 最大10.5時間 |
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Surface Pro XとPro 7の本体デザインの違い
本体デザインは2機種とも同じ。Surfaceといえばのキックスタンド型となっている。ただ素材が変更されているので実機を持ってみての感覚はかなり違いそうだ。Surface Pro Xはアルミニウム、Surface Pro 7はマグネシウムとなっている。
本体の重量の差は1gなのでほぼ同じ。外形サイズは厚みがSurface Pro Xが12mm薄くなっているのでさらにスタイリッシュな印象になっている模様だ。
インターフェイスの違い
外部インターフェイスがかなり違っている。Surface Pro Xで廃止されているのがUSB Type−A、microSDXCカードリーダー、3.5mmイヤホンジャック。 一番影響が大きいのがカードリーダーだろう。
これまでのSurfaceユーザーはこのカードリーダーでストレージを気軽に増やしていたはずだがそれができなくなってしまった。さらにUSB Type−A、イヤホンジャックも廃止されているので何かと不便になりそう。変換ポートは必須だ。
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Surface Pro Xで動作しないアプリ(ソフトウェア)
Surface Pro XとSurface Pro 7の最大の違いと言っても良いのが、Surface Pro XがARM版だということ。
ARM版は基本的にIntel版アプリと互換性がない。さらに詳しく説明するとIntelで動いていた64bitアプリが動作しない。基本的にゲームは使えないと考えた方が良いだろう。最近のアプリは64bitが主流になっているのでこれはなかなか使いにくい仕様だ。
ただIntelで動いていた32bitのアプリは動作する。とはいえ32bit版のアプリで使えるメモリには制限があり各アプリで3GBまで。つまりSurface Pro Xのメモリが16GBあっても3GBまでしか使ってくれないのだ。これは困る。
ということで64bitのアプリは使えないのでChromeやAdobeソフトが使えない。うーん。。。と思わざるを得ない残念仕様。
Surface Pro Xを選ぶべき人と選ぶべきではない人
スペックだけを見ると高スペックなのでメイン機としてガシガシ使える?と感じがちだけど、使えないアプリがあること覚えておくべきだ。これまでメインパソコンで使えていたアプリが全て使えるとは限らない。上部で説明したけれど普段使っているソフトがた64bit版か32bit版かを確認して問題ないかをチェックしておいた方が良い。
ということで、これまでパソコンでしてきた作業がメールの返信、ネットサーフィン、簡単な文書作成くらいのライトユーザーにはおすすめのSurface、それがSurface Pro X。このニーズに合った2in1タブレットを探している方におすすめしたいモデルだ。