HUIONの22インチ液タブGT-220のレビューと価格まとめ。ワコム以外の液タブでねらい目のメーカーHUION。その中でも22インチというニーズの大きいGT-220の仕様を徹底検証してみる。ワコム以外の液タブの実力がなかなかいいぞ!
【HUION|GT-220】価格・仕様を徹底調査
まずは今のGT-220の価格を見てみよう。後で書くが実は今値が非常に下がっていてねらい目なのだ。
22インチの液晶タブレットが7万円を切っている。今値が下がっている時期とはいえこれはかなり驚きの価格だ。だが安くても使い物にならなければ意味がない。GT-220の仕様を見てみよう。
有効範囲 | 476.64 (H)×268.11(V)(mm) |
解像度 | 1920*1080 フルHD |
反応率 | 220RPS (回毎秒) |
筆圧レベル | 2048 レベル |
読み取り高さ | 0.12ミリメートル(Max.) |
電源電圧 | 入力100-240 VAC、50/60 Hz、出力12VDC、3A |
消費電力 | 300uA (Max.) |
インターフェイスのサポート | VGA DVI, HDMI |
対応システム | Win 10/Windows 8/Windows 7, Mac OS X10.8.0 以降 |
保証期間 | 1年間保証 |
寸法 | 558 mm x 154mm x 448mm |
純重量 | 5.42kg |
総重量 | 9KG |
反応時間 | 5ms |
ショットカットキ- | なし |
視野角 | 垂直:178° 水平:178° |
対角線 | 21.5" |
ワイドスクリーン: | 16:9 IPS |
対応ペイントソフト | アドビフォトショップ、イラストレーター、コーレルペインター、オートデスクスケッチブック、マンガスタジオ、クリップスタジオなど |
ペン | 充電式ペン |
筆圧:2048レベル 液晶:IPS液晶
筆圧レベルは2048レベルと申し分ない。反応率などもワコムの最新機種と変わらない数値となっている。
他にも注目なのが液晶方式。ここに記載はないが、メーカーページではIPS液晶となっている。デジタルペイントをするなら視野角の広さが大切になるが、IPS方式なら信頼できる。
実際の視野角も垂直・水平178度とワコムの最新機種と同じだ。
実際の液晶の画像がこちら。ちなみに画像はカラーがシルバーのタイプだ。
角度可変のスタンド
スタンドが付属しており角度可変。22インチとなると大きめのサイズだが、それをしっかりと支えるだけの強度を擁している。実際に目にすると素材は鉄で重量感がある。少し重さがかかってもぐらつくことはなさそうだ。
映像ポート:VGA・DVI・HDMI
実際接続した背面の画像がこちら。画像ではVGA接続となっているが隣にVGA,HDMIのポートが装着されている。VGAの左側にあるのが電源ケーブルだ。
GT-220とワコムDTH2200比較してみる
比較対象になるのは同じ液晶サイズのワコムDTH2200。タッチ機能がついている22インチの液晶タブレットだ。主要な気になる部分だけを比較してみよう。
項目 | HUION GT-220 | ワコム DTH-2200 | |
液晶仕様 | 液晶サイズ | 476.64 ×268.11mm | 475.2×267.3mm |
解像度 | 1920*1080 | 1920*1080 | |
視野角 | 垂直:178° 水平:178° | 垂直:178° 水平:178° | |
ペン機能 | 筆圧レベル | 2048 レベル | 2048 レベル |
読取高さ | 0.12 | 5mm | |
補償期間 | 1年間 | 1年間 | |
サイドキー | 0 | 16 |
こうしてみると仕様上はほぼ同じレベルとなっている。が、もちろん実際に使ってみた感覚は異なるだろう。ただ機器としての性能は非常に高く、数値だけを見ればかなり高性能だということがわかるだろう。もう一つ大切な比較要素。それは価格だ。
HUION GT-220 | 67,000円 |
ワコム DTH-2200 | 240,000円 |
これはHUIONが安すぎるのか。ワコムが高すぎるのか。わたしもワコムの液タブを使用してきたがこの価格を見るとかなり心揺さぶられる。正直初めて液タブを買おうという人がこの価格を見れば間違いなくHUIONを選ぶだろう。
実際のHUIONユーザーはどんな評価をしているか見てみよう。
GT-220のレビューまとめ
Amazonに寄せられているレビューはあわせて21件。結果がこちら。
- ★★★★★ 12件
- ★★★★☆ 6件
- ★★★☆☆ 2件
- ★★☆☆☆ 0件
- ★☆☆☆☆ 1件
なかなか優秀な結果だ。その中で参考になりそうな口コミをご紹介する。
よかった点と悪かった点、購入時に注意すべき点をあげます。
もともとワコムさんの板タブを使っていたのですが故障か何かなのかペン先が上下左右にぶれ始めたのをきっかけに購入しました。
実際持っていたワコムさんの商品と比べた点もあります。
よかった点
・コード系統がかなりシンプル
→刺すコードはモニターの電源、HDMI、usb type-b。
それと、この製品の購入前にHUIONさんの他のモデルのレビューを見ると電源コンセントの形状が違うということで変換プラグを買ったという人がいたのですが、この製品には日本用の変換プラグがついてきたことを一応記載しておきます。
・ペンが思った以上に重くない
→付属している充電式のペンにはバッテリーが積まれているとのことなのでどれぐらいあるのかと身構えていたのですがそこまで重さを感じなかったです。私は少し重いほうが好きなのでよかったです。(ワコムさんのと比べるとかなり重いと感じました。)
・ドライバーのインターフェイスは日本語
→公式サイトで使われている言語は英語か中国なのですが、ドライバーは完全に日本語対応で分かりやすかったです。
・液タブなのに安い
→圧倒的に安いと思います。いやワコムが高かったのかな?
・GtoGが5ms
→普通の反応速度ですね。しかし他の会社の液タブを見るともっと遅いので利点として挙げれると思います。ゲーミングモニターほどではありませんが早いと思います。
悪かった点
・画面の角度調節がやりにくい
→言葉の通りです。角度調整をしようとするとどうしてもコードが引っかかります。コードがなくても普通に調整しづらいです。
・汚れが少しついていた
→開封直後、淵の部分に少し汚れがついていました。(汚れは落ちたのですが一応記載。)
・ショートカットボタンがない
→ワコムさんのはどの製品にも基本ショートカットボタンがあるのですが、この製品にはついていませんでした。かなりショートカットボタンを使っていたのでそこは不便だなと思いました。
購入時に注意すべき点
・ペン先がかなり深く沈む
→ワコムさんのペンと比べるとかなり差がありました。私はこれぐらい沈むほうが描きやすいなと思ったのですが苦手という方もいるようなので購入するときの参考にしておいたほうがいいと思います。
・ペンの芯が少し使うだけでかなり削れてしまう
→試し書きということで少し描いてみたのですがかなり削れます。おそらくですが、やわらかい素材でできているのでしょう。しかし私はワコムの製品のペン先よりこのペン先のほうが気に入っています。
・画面が少々発熱する
→少し発熱します。2時間ほど使っていたのですが気にはならなかったのですが一応記載します。
以上です。私としてはショートカットキーがないというのは残念ですが大画面で描ける事が一番の利点だと思います。
ただワコムさんの商品に慣れていると違和感を覚えるかもしれませんね。
他のレビューもご覧いただけば分かるが初めて使用する人にとってはとても満足できる仕様の模様。
ワコム以外の液タブは「買い」なのか
正直なところワコム以外の液タブは買いか。今の中国メーカーの勢いを見ると十分買いだろう。何より価格が安い。さらに一昔前の中国メーカーのような粗さは大分なくなっている。実際仕様の数値を見てもそれはわかるはずだ。
HUIONは欧米やアジアでも広く販売を広げている。わたしが感じたようにこれまで独占状態だったワコムの価格とに差に驚くユーザーも多いはずだ。初めての液晶タブレットならHUIONを選ぶだろう。そしてそれに答えるだけの機能をようしている。
ただ、評判でも寄せられていたが、ワコムと比べるとやはり技術的な細やかさ、書き味の点で後れを取っているのは事実だ。ワコムと全く同じ書き味を期待して購入すると少し肩透かしを食らうかもしれない。ただ価格を考えるとコストパフォーマンスは非常に高い。3分の1で買えてしまうのだから。
実は今非常に安くなっている狙い目の時期
今現時点でHUIONのGT-220の価格がかなり下がっている。
参照:http://so-bank.jp/detail/?code=B01M1DJSNZ
販売開始からで一番買い時な時期が11月22日から続いている。Amazonで売り出し価格は95,327円だったが約30パーセントOFFとなっている。もし液タブ22インチを買おうとお探しなら今検討の価値ありだ。