2018年最新版のiPad Pro 12.9(第3世代)とSurface Pro 6の価格、スペック、用途を徹底比較。価格帯もそれほど変わらず発売時期もほぼ同じ。iPad Pro 12.9第3世代2018年モデルとSurface Pro 6を比較してユーザーの用途別でどっちが買いか検討する。どっちがいいか迷っている方に見ていただきたいページ。
2018年 iPad Pro 12.9インチとSuface Pro 6 徹底比較検証
2018年に新しく発売されたiPad Pro 12.9。比較対象として挙げられるのがMicrosoftから同じく2018年に発売されたSurface Pro 6だ。発売日はほぼ同じ。
- Suface Pro 6:発売日 2018年10月16日
- iPad Pro 12.9:発売日 2018年11月7日
ということで大体13インチくらいの持ち運べるタブレット、或いは2in1タブレットを探していた方にとってはうれしい悲鳴が上がっている。AppleとMicrosoft、どちらも信頼でき魅力的なメーカーから出された最新製品。どちらが自分に合っているのか決めかねている方も多いはずだ。自分も含めて。
ということで2018年発売のiPad Pro 12.9インチとSurface Pro 6の価格・スペックを徹底比較してどっちが買いか、どっちが自分に合っているのか考えてみる。
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iPad Pro 12.9 VS Surface Pro 6 価格比較
まずは販売価格を比較する。まずはiPad Pro 12.9の価格。
iPad Pro 12.9価格表 | |
保存容量 | 価格(税別) |
64GB | 111,800円 |
256GB | 128,800円 |
512GB | 150,800円 |
1TB | 194,800円 |
続いてSurface Pro 6の価格。
Surface Pro 6 | |
スペック(CPU,メモリ、保存容量) | 価格(税込) |
Intel Core i5,8G/128G | 129,384円 |
Intel Core i5,8G,256G | 150,984円 |
Intel Core i7,8G,256G | 195,264円 |
Intel Core i7,16G,512G | 242,784円 |
Intel Core i7,16G,1TB | 290,304円 |
最も安いモデルを買おうとするとほぼ同じ価格帯となる。最高スペックの場合ではSurface Pro 6が10万円高い。Surface Pro 6は価格帯もスペックもハイスペックノートパソコンと同様だ。
iPad Pro 12.9とSurface Pro 6 処理性能比較
iPad Pro 12.9が発表され時の処理性能に関するキャッチフレーズが「一般のノートパソコン92%よりも高速」というものだった。ほんとか?と思ったユーザーも多いはず。
ソースはLaptop Magだが処理性能の数値は総じてiPad Pro 12.9の方が高い。Geekbench 4のベンチマークスコアはiPad Pro 12.9が17,995。Microsoft Surface Pro 6で13,025。
ほかにAdobe Rushで4K動画を1080pに変換するのにかかる時間を比較している。iPad Pro 12.9が7分47秒。Surface Pro6で31分54秒。MacBookPro 13インチで25分53秒。
このようにタブレットとしての処理性能はiPad Pro 12.9が非常に優秀。パワーユーザーがクリエイティブな作業をこなすのに十分使用できる高い処理性能を有している。多くのユーザーにとってはオーバースペックに思えるほどの高スペックだ。
液晶サイズ、解像度を比較
iPad Pro 12.9 | Surface Pro6 | |
液晶サイズ | 12.9インチ | 12.3インチ |
縦横比 | 4:3 | 3:2 |
解像度 | 2732*2048 | 2736*1824 |
液晶形式 | Liquid Retina | PixelSense |
外形サイズ | 214*280mm | 201*292mm |
厚さ | 5.99mm | 8.5mm |
ディスプレイサイズはiPad Proが12.9インチと大きいが外形サイズは変わらない。厚さに関しては2.6mmも薄い。iPad Pro 12.9のベゼルレスデザインが魅力的なサイズ感を実現している。
他に大きな違いは縦横比。Surface Pro 6は他Surface Proシリーズと同じように3:2を採用している。用途としてタブレットというよりもノートパソコンとしての利用を想定していることが原因だ。タブレットとして縦持ちで使うならiPad Pro 12.9の方が使い勝手がよさそうだ。
Apple Pencil と Surfaceペンを比較
ペンの描き心地、描画性能、デザイン性、どれをとってもApple Pencilに軍配が上がる。Surfaceペンはデジタルペイントをするためというよりも、メモの作成やCAD設計などのマウスの延長としての製品。傾き検知に対応したりスペックは素晴らしいが。
Apple Pencilはペン先と描画位置の視差やレスポンス速度の面では群を抜いて優秀。デジタルアートを目的としてタブレットを探しているならApple Pencil一択になる。
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iPad Pro 12.9(第3世代)とSurface Pro 6の用途の違い
iPad Pro 12.9とSurface Pro 6のスペックの注目点を比較した。なんだかAppleよりの評価になってしまったがSurface Pro 6ももちろん優秀。現時点のタブレットで最高スペックの処理能力、描画能力を備えている。そもそもOSが異なるのでこの2製品を比較すること自体が難しいが自分の用途をしっかりさせてから選べばベストバイができる。
iPad Pro 12.9を選ぶべきユーザー
- もともとタブレットを探していたユーザー
- イラスト、画像編集などクリエイティブな作業
- 電子書籍、論文などPDF閲覧
- iPhone、MacなどヘビーAppleユーザー
iPad Pro 12.9は次世代のPCだ!と銘打っているが結局はiOSなのでタブレットとしての使用がベスト。どれだけ処理性能が高くともそれを十分活かせるアプリがあまりないのが現状だ。
そしてApple Pencilの完成度があまりに高いのでイラストや画像編集が用途の方は迷わずiPad Pro 12.9を選ぶべき。来年Photoshopの完全版がiOSでも使えるようになるとのことなので尚更おすすめだ。
さらにSurfaceのWindowsOSよりもより直感的に操作できるので電子書籍やPDFファイル閲覧、メモ書きが用途の方にもおすすめ。12.9インチサイズなので画面をスプリットビューで分けても十分な作業領域があり快適に作業が進められる。
そしてiOSなのでApple製品との親和性の良さもポイントだ。AirDropで簡単にファイルのやり取りができたり、アプリ間で連携させたりと何かと効率よく作業できる。
Surface Pro 6を選ぶべきユーザー
- もともとノートPCを探していたユーザー
- 文書作成、プレゼン資料作成が主な用途
- 同僚がWindowsOSを使っている職場での使用
Surface Pro 6はiPad Pro 12.9とは逆になんだかんだ言っても結局はWindowsOSなのでPC。タッチに対応していたりペンで操作できても最後はマウスで操作する方が効率の良い作業のための製品だ。例えばExcelやWord、PowerPointなどでの資料作成。
これらの資料作成が主な用途の方はSurface Pro 6がおすすめ。ざっくりというと仕事で使いたいならSurface Pro 6を選ぶのがベターだ。ほとんどの職場で使用されているのはWindowsOS。ファイルの共有時にOSの違いが足かせになるし、Officeで資料を作成しても若干形式が変わったりと不便が尽きないだろう。
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iPad Pro 12.9とSurface Pro 6比較|まとめ
どちらもメーカーがかなり力を入れてプッシュしているロマンあふれる製品だ。特にiPad Pro 12.9はiPad発売以来最大のスペックアップとデザインの変化で話題沸騰中。ただ製品として素晴らしいが自分の用途に合っていなければ意味がない。
ほぼ同じ価格帯、サイズ感のSurface Pro 6を選んだ方が幸せになれるユーザーも多い。自分の用途をしっかりと理解して選べばベストバイができるはずだ。製品選びの参考にしていただければ幸い。