Adobeのイラストソフトウェア「Adobe Illustrator」のiPad版がリリースされる。アプリの値段は月額1,080円だけど初月は無料。ただAdobe Creative Cloudでデスクトップ版Adobe illustratorを購入しているユーザーは無料で使える。使い方は簡単?
iPad版 Adobe illustratorのアプリ版がリリース|値段は?
2020年3月にベータ版のテストを開始し、7月にプレリリース版のテストユーザーが募集されていたけど、製品版がついにリリースが発表された。
iPad版イラレの値段|購入方法
アプリ単体での価格は、月額1,080円。初めの1ヶ月は無料体験期間で無償で使用できる。
もう一つの方法は、Adobe Creative Cloudでデスクトップ版のAdobe illustratorを購入すること。このアカウントでiPad版も使用できるので両方必要な方はデスクトップ版を購入しよう。最安の単体ブランで月額2,480円、年間プランで年額26,160円。
ということでとりあえず1ヶ月は無料で試せるので、まず使ってみてから購入を考えるのもありだ。
iPad版イラレの特徴・使い方
iPadむけに再設計されたIllustratorでタッチ操作やApple Pencilでの操作が可能。もちろん筆圧感知にも対応している。
iPad版のIllusratorにも多彩なデザインの選択肢がある。17,000種類を超えるフォントや20以上のカラーパレットなどが用意されている。
もしデスクトップ版のIllustratorを持っていれば作品のデータはクラウドに自動同期される。PCとiPadとでシームレスで作業できるのは大きな魅力だ。
プレリリースの段階では分かりやすいユーザーインターフェイスで、プロ専用の難解なソフトという雰囲気が和らいでいた。マウスが使えない状態での操作という前提で設計されているので使い方もシンプルで分かりやすくなっている。
2019年11月にアメリカロサンゼルスで開催されたAdobe MAX 2019。その時Adobeデジタルメディアデザインシニアディレクターのエリック・スノーデン氏は「最終的にはプロまで使えるツールに仕上げるのがゴール。」と語っている。
当然今後アップデートが進められるがまずは比較的シンプルなユーザーインターフェイスで、初めて illustratorを使うユーザーにも優しい設計になっているようだ。