ペンタブ(ペンタブレット)とは?ペンタブとマウスの違いは?の疑問に3分で答える記事。ペンタブでクリックや右クリック、ドラッグをする方法。絶対座標と相対座標の違いもさくっと説明する。
ペンタブ(ペンタブレット)とはペン型のマウス
ペンタブとはパソコンと接続して使用する入力機器。主にパソコンを使ってデジタルペイントを楽しみたいという方に多く選ばれている。
というふうにう小難しく説明できるけれど、さくっと説明するとペン型のマウスということだ。ペンタブ初心者が感じる疑問。
ペンタブは絵を書くことしかできないの?
つまりWindowsのデスクトップ画面とか、エクセルとかワードの画面では使えないの?
そうではない。結論をさくっと説明すると、
- ペンタブでできる事=マウスでできる事
ペンタブを使ってデジタルペイントはもちろん、Windowsのデスクトップ画面で右クリック、左クリック、ダブルクリック、ドラッグなど全てできる。とはいえペンタブとマウスで違う部分もあるので説明する。
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ペンタブとマウスの違い
ということでペンタブでできる事はマウスと基本的に同じ。とはいえマウスとペンタブの違いもある。大きく違うのは操作方法。ペンタブの操作方法とマウスの操作方法の違いをまずは説明しておく。
ペンタブとマウスの操作方法の違い
- マウスでのカーソル移動 = ペンを板から少し浮かせて移動
ペンタブのペンをペンタブ本体から少し浮かせて移動させればマウスのカーソルが移動する。どのくらい板から離れて反応するのかはペンタブの機種によって異なる。
ペンタブのスペック値で、読み取り可能高さという項目を見ればどのくらい離れても反応があるのかを知れる。大部分のペンタブ は10mm程度だ。つまりペンタブの本体からペン先が10mm以上離れた状態になるとどれだけ動かしても反応しない。
- マウスでの左クリック = ペン先をペンタブ本体にタップ
ペン先をタップと表現したが、ペンで紙に点を書くイメージ。もしくはiPhoneを指でタップするところをペンでタップするイメージだ。
- マウスでの右クリック = ペンサイドスイッチを押す
これはペンタブの設定で自由に設定できるが定番の設定がペンサイドスイッチを押すという動作。上で説明したようにペン先を少し浮かせて移動して、右クリックしたいところでペン先を浮かせたままサイドスイッチを押す動作。慣れるまでは少し操作しにくく感じるかもしれない。ペン先をペンタブにつけてしまうとクリックと取られるので浮かせたままの動作が必要になる。
- マウスでのドラッグ = ペン先をペンタブに押し付けたまま移動
つまり普段ペンで線を引く動作をそのままペンタブですればOK。デジタルペイントをするときは線を引く動作になるが、それ以外のWindowsデスクトップ画面ではマウスでのドラッグ動作となる。なのでファイルを移動させたりという操作も簡単にできる。
- マウスでのダブルクリック = ペン先をペンタブ本体に続けて2回タップ
上で説明した左クリックする動作をそのまま2回続ければダブルクリックとなる。マウスとおなじ考え方なので直感的に操作できるはずだ。
マウスとペンタブの反応の仕方の違い
さくっとまとめるとこうなる。
- マウスは相対座標
- ペンタブ は絶対座標
難しげな言葉だが原理はとっても簡単。
絶対座標とはペンタブの描画範囲のペン先の位置が画面にそのまま反映される。つまりペンタブの右上にペンを持っていくと画面の右上に移動。ペンタブのちょうど中央にペンを持って行くと画面のちょうど中央に移動する操作。
相対座標はマウスで移動した分だけマウスポイントが移動する動作方法。画面上で見えているマウスカーソルの位置を常にゼロに規定して、そこからマウスで移動させた分だけが移動する。
ただ、ペンタブも設定でマウスとおなじ相対座標に変更できる。ペンタブの初期設定が絶対座標なだけの話だ。ペンタブの設定画面でマウスモードを選べばOK。
マウスではなくてペンタブを使うメリット
ここまでで説明した通りペンタブでできる事はデジタルペイントに縛られない。マウスでできる事は全てできるのでイラストレーターだけではなく多くの異なったタイプのユーザーに使われている。
例えば、Photshopを使っての画像編集、CADを使っての設計デザイン、3D設計の操作などなど。他にもマウス操作のみの作業環境の方に多く選ばれている。なぜ?
ペンタブを使う最大のメリット
ペンタブの最大のメリットはペンで書く姿勢で描画できるという事。マウスでは不可能だった描画がパソコン上で可能になる。そしてもう一つ選ばれている理由となっているメリットは、
- 手が疲れにくい
マウスを長時間使用していると手首の付け根が痛くなってくる。一日中マウスでのシビアな操作が必要な方であれば、1日の作業が終わる頃には手首が腱鞘炎気味になることも多いはず。そんな方にはぜひペンタブをおすすめしたい。
ペンタブならペンを書く姿勢で作業できるので手首への負担を軽減できる。マウスでドラッグする動作が続くと指が疲れてくるが、ペンタブならペン先を押し付けて線を引く動作で済むので疲れにくいのだ。
こうしたメリットを踏まえてデジタルペイントが用途ではないユーザーにも多く選ばれている。
ペンタブを使うデメリット
逆に多くの感じているデメリット。
- ペンタブ操作になれない。
この原因でペンタブ導入を断念する人も多い。ただペンタブ操作に慣れない理由の多くは上で説明した相対座標と絶対座標の違いだ。ペンタブの初期設定である絶対座標ではマウスカーソルの初期位置が正直把握しづらい。マウスカーソルを目的の場所に持って行くまで毎回微調整を加えないといけなくなるので操作のし辛さを感じるユーザーが多いようだ。
その場合はペンタブの設定画面で操作方法をマウスモードに変更することをおすすめする。そうなるとマウスカーソルの位置を見失う事はなくなるので、ペンタブ導入の助けになるかもしれない。
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