ソニーの新型ワイヤスイヤホンWF-1000Xが発表された。AirPodsのライバル機となるスペックだ。AirPodsと比較してどっちが買いか。それぞれのセールスポイント、ウィークポイントを徹底比較してご紹介。ソニーのノイズキャンセリング機能がすごかった。
ソニー新型イヤホン2017年9月1日に3機種発表
9月1日のIFA2017にてソニーから一気に3種類のイヤホンが発表された。1機種目はAirPodsと見かけがほぼ同じの左右独立型ワイヤレスカナル型イヤホンWF-1000X。
2機種目はすでに発売されているソニーMDR-1000Xの後継機にあたるWH-1000XM2。使用環境に合わせて自動でノイズキャンセリング方式を切り替える機能を採用している。さらに一度の充電で30時間使用可能となり前機種よりも10時間長くなっている。
そして最後の3機種目は首にかけて使用するネックバンドタイプのWI-1000X。こちらも使用環境に合わせて自動でノイズキャンセリングの方式を変更する機能を採用。さらにスマホと連動すれば来電を振動で知らせる機能も持ち合わせている。
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ソニー新型左右独立型イヤホンWF-1000XとApple AirPodsの機能徹底比較
発表された3機種の中でも特に注目を集めているワイヤレスカナル型イヤホンのWF-1000Xに注目しよう。同機能を備えているライバル機種として挙がるのはやはりApple AirPodsだろう。ワイヤレスイヤホンでの注目の仕様を比較してみる。
連続使用可能時間|AirPodsに軍配
使用時間に関してはAirPodsに軍配が上がるようだ。充電が100%の状態で使用しての時間を比較する。AirPodsの使用可能時間は5時間程度なのに対しソニーWF-1000Xは約3時間。この時間をどうみるか。
ソニーWF-1000Xの使用可能時間は3時間。つまり通勤や通学で使用するのなら毎日充電は欠かせない。ただ付属のケースにも充電機能がある。
ケースでの充電時間|こちらもAirPodsに軍配
ソニーWF-1000Xも収納ケースに入れると充電される仕様となっている。収納ケースに入れておけば2度100%まで充電できる。つまり3時間+3時間+3時間の合計9時間だ。AirPodsはこの点ケースに入れての充電を含めると約24時間使用できる。こうしてみるとAirPodsのバッテリー機能の優秀さが目立っている。
携帯性|AirPodsケースの方がコンパクト
充電できる収納ケースはソニーWF-1000Xの方が一回り大きくなっている。バッテリー機能がソニーの方が良ければいいのだが、大きいうえに充電機能も低いという何とも言えない結果だ。
そしてソニーWF-1000Xケースの充電ケーブルだがケース側はMicro USBを採用。一方でAirPodsはLightningケーブルで充電できる。iPhoneユーザーであれば持ち運ぶ充電ケーブルが一本増えるというのは不便でしかない。
ノイズキャンセリング機能|ソニーWF-1000Xが圧倒的に優秀
バッテリーに関してはAirPodsに差を開けられているソニーだがノイズキャンセリング機能は非常に優秀だ。前機種のSense Engineよりもさらにスペックアップしており、使用環境によって自動で方式を調整する機能を備えている。
例えば交通機関に乗っている際はエンジン音をカットするが、人の声は聞き取れるように調整する。ほかにも外で歩行中はクラクションなどの警告音は聞き取れるように調整。さらに警告音がどちらの方向から聞こえてくるのかを利用者に識別させる機能も備わっている。警告音を聞き取れず起こる事故を予防する機能だ。
これらの点でソニーには最新の技術が採用されておりより快適にイヤホンを使用できる。
販売価格|AirPodsが安価
ソニーWF-1000Xの米国での販売価格は199ドル。AirPodsよりも数十ドル高くなっている。
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ソニーワイヤレスイヤホンWF-1000X日本での販売価格・発売日に期待
これまでカナル型ワイヤレスイヤホンの選択肢としてまず上がってくるのはAirPodsだった。ソニーから特にノイズキャンセリング機能などの聞こえ方に本格的に力を入れた製品が発売されたことを喜んでいるユーザーも多いはずだ。
日本での発売日や販売価格はいまだ未発表。発売開始されれば注目を集めそうだ。今後新しい情報が入り次第こちらでご紹介して行く予定だ。
ソース:Sony公式サイト