ドスパラがraytrektab RT08WTを発表。ワコム製のペンが使えるWindows OS搭載の8インチタブレットだ。価格やスペックをチェックしてお絵かきタブレットとして使えるかを検証する。搭載の筆圧4096レベルのワコムペンにも注目。
ドスパラ raytrektab 8インチ(ratrektab RT08WT)の価格・スペック
ドスパラから2020年12月10日に発売された8インチタブレットの価格とスペック。
- 価格:49,800円(税抜き)
スペックをまとめるとこうなる。
- 液晶8インチ、解像度1280*800
- CPU:Intel Celeron N4000
- メモリ:8GB
- 保存容量:SSD128GB
- OS:Windows 10Pro 64bit
- ペン:筆圧4096レベル
- 外径サイズ:210*124.5*9.6mm
- 重量:434g
注目なのは付属しているスタイラスペン
raytorektab RT08WT付属ペン=ワコム製
付属しているスタイラスペンはワコム製で、Wacom feel IT technologiesデジタイザとなっている。なのでもちろんバッテリーレスだし傾き検知にも対応。ペンのスペック数値的にはWacom Intuosと同じ描画性能となるのでペンタブとして十分なスペックだ。
他のペンタブのペンと比べるとそれほど太くない設計で、普通のボールペンや鉛筆っぽいデザイン。初めてのデジタルペイントの方でも手軽に始められそうな形状だ。
お絵かきソフトのCLIP STUDIO PAINT DEBUTがバンドル
raytrektab RT08WTにはクリスタのデビュー版がバンドルされている。液タブを購入するのと違ってパソコンもいらないし、ソフトウェアも付属しているので、この一台のみでデジタルペイントを始められる。パソコンにあまり詳しくない方にとっては気軽に始められて嬉しい構成。
raytrektab RT08WTの処理性能
搭載CPUはIntel N4000。2020年現在で3-5万円のPCやタブレットに搭載されているCPUで性能はまずまず。価格の安さと省電力性能を重視しているのでパフォーマンスはあまり良くない。
Windows 10の簡単なアプリであれば問題なく動くけれど、重めのゲームや画像編集は厳しそうだ。Intel celeronシリーズということでライトユーザー向けのタブレット。
ディスプレイ解像度は低め
解像度が1280*800と低めなのが残念なところ。最近の液タブはどれも1920*1080が主流なのでちょっと物足りなさを感じるところだ。あくまで外出先でさくっとイラストを楽しむためのものと割り切った方が良い。
ドスパラ raytrektab RT08WT を買うべき人とそうでない人
raytrektab RT08WTの特徴をまとめるとこうなる。
- 5万円でWindows OS搭載のタブレットが買えるコスパの良さ
- ワコム技術の筆圧4096ペンの安心感
- クリスタ付属でこれだけでイラストを始められる手軽さ
ということで、あまりパソコンに詳しくなくて家にパソコンなどが何もない方にとってはコスパ抜群だ。これからデジタルペイントに挑戦したい!という方や、お子さんにプレゼントで簡単に使える入門液タブが欲しいという方にもおすすめ。
ドスパラ製ということで日本のサポートが受けられるのもポイント。中国製で安いタブレットにペンが付属しているものもあるけれど、raytrektabの方が安心感がある。価格帯もそれほど変わらないし。
逆にいうと、これ以外のガチの絵師たちにとっては物足りなくなるスペック。毎日長時間メイン機として使えるスペックではない。そういう方は他の液タブやiPadが選択肢になる。詳しい選び方はこちらからもご覧いただける。
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以上ドスパラから発売されたWindwos OS搭載の8インチタブレットraytrektab R08WTをご紹介した。ライトユーザーが安心して選べる日本製のタブレット。一定のユーザーにとってはベストな選択になるおすすめ機種だ。