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GAOMONペンタブS56K使ってみてのレビュー|厚さ2mm筆圧2048レベルの実力

GAOMONペンタブS56Kを使ってみたレビューをご紹介。価格はAmazonで3800円とかなり安い。GAOMONはどんな会社?実際に使ってみての使い心地をレビュー。

GAOMONとは

GAOMONは中国広州のペンタブメーカー。会社の説明によるとRoHs、CE、FCC、CCC認証を得ている製品として販売している。ホームページを見ると19インチサイズの液晶ペンタブレット、数種類のペンタブレットを販売している。今回ご紹介するのは一番小さく、値段も一番安いタイプのペンタブだ。

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GAOMON S56Kの仕様

まずペンタブで注目するべき項目をチェックしてみよう。

外形寸法207*205*10mm
読取可能範囲160*120mm
読取可能高さ10mm
筆圧レベル2048レベル
読取速度200PPS
読取分解能4000LPI
対応OSWin7/8/8.1/10

Mac10.8.0以降

仕様数値をワコムの製品と比較すると一つ前のIntuos Proとほぼ同等の仕様数値だ。ただ使用感はもちろんことなる。

付属品がこちら。

本体に加えて、ペン、ドライバCD、USBケーブル、替え芯4本、芯抜き、マニュアル(英語)が付属されている。

GAOMON ペンタブを使ってみてのレビュー

外観・サイズ感

実際に使ってみたサイズ感がこちらだ。机に置いてもそれほど場所を取らないサイズ。

そして特徴なのが薄さだ。

画像をみて分かる描画部分の薄さはわずか2mm。この薄さで得られるメリットがこちら。

  • 読取可能範囲の端を使用するときも段差がないので違和感なく描画できる。

一つ上の画像になるがペンを持っている手がペンタブと机の境目に来ているが全く違和感がなく、机に紙を置いて書いているときと同じ状態だ。最近のペンタブも薄いが8mmほど厚さがあるので端を使用するときに手に段差が当たって少し書きにくい状態となるがGAOMON S56Kでは問題ない。

他に特徴的なのが描画部分の素材。

このように湾曲できるゴムのような素材となっている。正直折り曲げられるから何?と思われるかもしれないが、もし折り曲げられない硬い素材ならこの軽さと薄さを実現できないだろう。この薄さ、素材で筆圧2048レベルを実現しているのはすごい。

パソコンと接続した様子がこちら。付属のUSBケーブルで接続。ケーブルはかなり長いのでパソコンの後ろへ回しても十分使用できる。

ペンタブS56Kのペン

ペンは電池を装着して使用する。なので重量は少し重めだ。電池がペンのちょうど真ん中に入れるようになっているので重心が中央よりとなるのが少し残念。価格やサイズを見てもわかる通り長時間本格的なデジタルペイントで使用するための製品ではない。

気になるのはペン芯の沈み込み。ペンタブを選ぶ時によく注目されるポイントだ。沈み込みが大きすぎると描画がしづらくなるのは事実。ペン先の沈み込みを検証した画像がこちら。

沈み込みは存在する。およそ0.5mmほど沈み込む。文字を描いていると若干気になるレベルだ。Intuosと比べると沈み込みはこちらの方が深い。

もう一つの特徴がテール部分にあるノック式のスイッチ。ボールペンと同じように押すとカチッと音がしてON,OFFができる。ONにするとペンの反応が出て、OFFにすると全く反応しなくなった。電源ON,OFFの切り替えのようだ。電池使用なので使用しない際はボールペンと同じ要領でOFFにして保管できる。

ペンをワコムの同価格帯のものと比較してみる

同じ価格帯のワコムの製品となるとBamboo Padだ。その画像がこちら。

ワコム ペン付きタッチパッド USB接続 Bamboo Pad ブラック CTH301K

ペンを見るとわかるが、Bamboo Padのペンはかなり安っぽくて細い。一昔前の携帯電話に付属していたタッチペンを少し太くしたようなレベルのものだ。これと比較するとGAOMON S56Kのペンはかなり本格的で、長時間の使用にも耐えうるレベルとなっている。

ペンのみの故障時やペン芯の買い替えなどオプション品を個別で買えるかどうかもポイント。海外製のペンタブだが、オプションはAmazonで販売しているので安心できそうだ。価格もペンが1600円程度と安い。

実際に描いた線がこちら

さすがの筆圧2048レベル。デフォルトでは筆圧感度が高めに感じたので、プロパティで少し低くすると調度よくなった。

反応速度は申し分ない。ペンの書き出しの遅れなどは全く感じないレベルだ。かなりシビアな動きにも対応していて描画は満足できる出来となっている。ただこれまでIntuosを使ってからこちらに変更するときになるのはペン自体の重さと、ペン先の沈み込み。重いといってもPILOTのドクターグリップくらいの感覚。ペン先の沈み込みは少し使っていれば慣れそうだがIntusやApple Pencilと比較すると少し気になる方もいらっしゃるだろう。

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GAOMONペンタブS56Kは買い?

数あるラインナップの中でS56Kを選ぶメリットはこちら。

  • 価格の安さ、コスパは高い

価格の安さはやはり魅力。現時点でだがAmazonで3800円で購入できるのはうれしい。現在の価格がこちら。

[amazonjs asin="B01LL2QGXA" locale="JP" title="GAOMON 6 x 5インチソフトグラフィックスぺんタブレットサインボードOSU―S56K"]

  • コンパクトで場所をとらない薄さ2mm

コンパクトで机に置いても邪魔にならないし、薄さが2mmなのでマウスパッドのように使える。デスクをすっきりさせられる。

  • 他廉価ペンタブよりも高い仕様数値

価格はペンタブの中でも一番安いレベルだが仕様数値は意外に高い。筆圧レベルや反応速度の数値はワコムのものと引けを取らない。

こんな方へオススメ

  • 場所を取らないコンパクトで気軽に使えるペンタブを探している。
  • とにかく価格を抑えてペンタブを導入したい
  • 安っぽくないペンを使いたい

コスパはかなり良い。この価格で筆圧2048レベルしっかりとしたつくりのペンを使用できるのは魅力だ。手書き文字入力、ちょっとしたイラストで気軽に使いたい方におすすめ。こういた用途で使用している方のAmazonの口コミも非常に良い。

逆にこんな方へは他のラインナップがオススメ

  • 本格的なデジタルペイントを始めたい
  • 長時間プロとして写真の編集などに使いたい

価格帯を見ても分かるようにそもそもメーカーとしてもこういった用途ではない模様。普段のマウス操作の代わりといった操作、簡単な文字入力やペイントのためのガジェットとしては非常にコスパもよく優秀だ。

現在の最安値はこちらからご覧いただける。

 

  • この記事を書いた人

PentabletClub

Pentablet Clubはペンタブ、液タブに特化したレビューサイト。運営者NAKATAは液タブを追い続けて6年になるWebエンジニア。WacomやXPPEN、HUION等のレビュー、最新情報をいち早くシェア!2017年から各メーカー液タブをレビュー中。【レビュー総数 / ペンタブ:22台 / 液タブ:34台】