ワコムペンに対応しているドスパラraytrektab DG-D08IWPの開封レビュー。ワコム筆圧4096ペンに対応、デジタルペイントにおすすめの8インチWindowsタブレットだ。ドスパラで今売れ筋で人気のようなので実際に描画してみてのレビュー評価をご紹介。値段・スペック詳細もまとめてご紹介。
raytrektab DG-D08IWP 8インチWindowsOSタブレット
今回ご紹介するのはドスパラで今売れ筋だというワコムペン対応の8インチWindowsOSタブレットだ。まずは基本的なスペック数値と価格を見てみよう。
DG-D08IWP | |
OS | Windows10Home |
CPU | インテル Atom x5-Z8350 |
液晶 | 8インチ(解像度1280*800) |
メモリ | 4GB |
ハードディスク | 64GB |
価格 | 46,112円(税抜き) |
搭載CPUはコードネーム「Cherry Trail」と呼ばれているAtom x5-Z8350。商品電力を低く抑え、前世代よりもグラフィックス機能を強化。2017年に販売されているタブレットに広く使われている。メモリ4GB、HD64GBとWindows10を動作させるのに最低限必要な仕様数値だ。価格帯は46,112円とWindows10搭載タブレットとしては格安の値段となっている。
タブレットとしての動作スピードはライトユーザー向け。重めのゲームをガシガシする用途ではなく、ネットサーフィンや文書作成などを何とかこなせるレベル。サクッとタブレットを使用したい方向けの仕様だ。最大の特徴がこちら。
ワコムペン筆圧4096レベルに対応║ペイントソフト付属
raytrektab DG-D08IWP最大の特徴がこちらだろう。Wacom feel IT technologiesを搭載している。ワコムのペン技術に対応しており、電池レス、筆圧4096レベルに対応。筆圧4096レベルがどれほどなのか気になるところだが参考までにお伝えすると2016年までディズニー等も含めプロのアニメーターが使用していたのがワコムIntuos Pro。こちらの筆圧は2048レベルだった。そう考えると筆圧4096レベルペンは十分なスペックだ。
さらに単純に筆圧レベルだけではなく、ワコムの電磁誘導方式によるペン動作も楽しめる。長年ペンタブレット一筋で技術を磨いてきたワコムペンの描き味は他メーカーから一歩抜きんでている。実際の紙に描いるような滑らかな描き心地を実現している。
ドスパラraytrektab DG-D08IWP║開封レビュー評価
今回ドスパラ様にレビューの為に貸出していただけたので実際に使ってみての感想をご紹介する。開封して使いながら注目の仕様数値についても見てみよう。
まず梱包を開けるとタブレット本体が梱包されており、本体の下に付属品が梱包されている。
梱包されている付属品の一覧がこちらだ。
- タブレット本体
- 本体充電USBケーブル+ACアダプタ
- microHDMI-HDMI変換ケーブル
- 替え芯2本
- 芯抜きリング
- マニュアル
日本製なのできちんと日本語マニュアルが入っているのはうれしいところ。海外製のタブレットも格安で販売されているが、マニュアルやサポートなどの点で日本製品にはやはり安心感がある。
まずは本体液晶を見てみよう。
タブレット本体║8インチディスプレイ║美しい液晶
液晶サイズは8インチ。解像度は1280*800だ。8インチサイズでこの解像度があれば十分。仕様数値を見たときに少し低めかな?と感じたが実際に使ってみると十分美しい。液晶形式の表記はHPにはないが視野角は広く、角度による色の変化などもなかった。おそらくIPS方式だ。
本体裏側がこちら。
本体上部右側に電源ボタン。音量+-。上部にインターフェイスとしてイヤホン、充電USBポート、HDMI映像出力ポート。本体右下にmicroSDカードスロット(SDXC)を搭載。左上のカメラは画素数200万画素と申し訳程度なので期待はしない方が良い。
筆圧4096対応ワコムペン付属
この製品の最大の特徴であるペンについても詳しく見てみよう。
ペンの長さ、太さは普通の鉛筆とほぼ同じサイズ感。持った瞬間の印象は軽っ!逆に軽すぎて大丈夫かと思うくらいのレベルだ。太さは通常の鉛筆くらいなので持ちやすい。人によっては細すぎると感じるかもしれない。ただペンサイドにスイッチ類は何もないので太さに関しては自分で工夫してカスタマイズできそうだ。
ペン先の細さも通常のペンと同様の極細だ。更に特徴的なのが替え芯。もともとついているのが標準芯だが他にもフェルト芯とエラストマー芯が付属している。それぞれペン先の材質が異なり摩擦係数も違う。マーカーのように摩擦係数の高い描き味やボールペンのようにつるつると滑りの良い描き味にカスタマイズできるのだ。
デジタルペイントに特化しているタブレットなだけにペンやペン芯にはこだわっている模様。Pentablet.Clubではこれまでも様々なペン付属のタブレットをレビューしてきたが、摩擦係数の異なるペン芯を付属しているタブレットは多くない。用途がデジタルペイントのユーザーにお勧めしたいモデルだ。
さらに、
CLIP STUDIO PAINT DEBUT ペイントソフトが付属
デジタルペイントの定番ソフト、CLIP STUDIO PAINT DEBUTが付属している。このソフトはワコムのペンタブレットIntuosにも付属している定番ソフト。特にマンガ、イラスト、アニメ制作に特化しているユーザー数200万人以上のソフトウェア。定番ソフトなので使い方で分からないことがあっても問題ない。ネットで調べればユーザーレビューがあふれているからだ。付属しているのはDEBUT版なので、使ってみて良ければPRO版にアップデートしても良いだろう。
ドスパラ raytrektab DG-D08IWP で実際に描いてみる
今回使用するのはもともと入っていたSketchBookだ。実際に線を引いてみての画像がこちら。
上質な描き心地・高い追従性能
使いだして一番感動したのがペン芯と画面が当たった時の感触の良さだ。ガラスとプラスチックが当たった時のカツカツという感触はない。少し柔らかみがある感触でより紙に描いている感覚に近い。これはペンの描画性能というよりもペン芯の素材によるもの。描き心地の上質さは長年ペンタブ一本で技術開発してきたワコム製品の特徴の一つ。他メーカーがなかなか真似できない技術だ。
ペンの追従性能は非常に高い。ペンの追従性はペン自体の性能だけではなくソフトウェアにもよってくるが、単体でソフトウェアを開いての動作では問題なかった。
視差の少なさ
タブレットにペンで描画すると若干の視差は避けられない。実際に線が引かれるポイントとペン先の間にディスプレイガラスが挟まるからだ。これに関してはなかなか優秀。もちろん角度をつけて斜めから見るとガラスの厚さ分の視差が生まれるが、通常線を引く姿勢でまっすぐに見ると視差はほぼ感じない。8インチタブレットはもともとディスプレイが薄いというのも原因の一つだろう。
ドスパラraytrektab DG-D08IWP レビューまとめ
実際にraytrektab DG-08IWPを使ってみるとドスパラ販売当初から売れ筋となり人気があるのにも納得だ。製品ホームページでも紹介されていたが、この製品の用途は外出先や自宅の好きな場所でさっと取り出してお絵かき。まるでスケッチブックのように気軽にカバンから取り出してタブレットに直接絵を描くというものだった。
気軽にデジタルペイントを楽しむのに必要なスペック・付属品を備えており、なおかつワコムペンにより快適な描画体験を提供してくれている。さらに必要なペイントソフト(CLIP STUDIO PAINT DEBUT)まで付属しており、これだけ買えばすぐにお絵かきを始められるというのも心強い。
8インチというサイズ感もカバンにさっと入れて気軽に持ち運ぶのに調度よいサイズだ。初めてのタブレット、液晶ペンタブレットとして購入するのにぴったりの製品となっている。タブレットとしてのスペックは正直低いが気軽にペイントを楽しむための最低スペックに抑え、4万円台という格安価格を実現しているユーザービリティの高い良コスパタブレットだ。
ドスパラのサイトで購入すればポイント還元などもあり、さらに安い価格で手にできる。こちらから現在の販売価格、ポイント還元について詳しくご覧いただける。
➡ 【ドスパラ公式サイト】8インチWindowsOSタブレット 詳細情報を見る!
以上ドスパラから販売されている8インチWindowsOSタブレットを開封レビューでご紹介した。さすがの日本製品。デジタルペイントを始めたい方に細やかな配慮が見られるユーザービリティの高いおすすめ製品だ。