Cintiq Pro 24がワコムからついに発売開始される。Cintiq Pro24の発売日、価格についてもすでに発表済み。Cintiq Pro 24のスペック、対応ペン尾書き心地の変化、4K解像度について詳しく検証する。
Cintiq Pro 24ワコムから発売開始!発売日・価格情報
昨年からCintiq Pro24と32が発売されることについては発表されていたが遂に具体的な日付と価格がワコムから発表された。
Cintiq Pro 24発売日・価格最新情報
- 発売日:Cintiq Pro 24ペンモデル:2018年3月29日
- :Cintiq Pro 24(タッチ無):2018年5月 ※
- 価 格:Cintiq Pro 24ペンモデル:257,040円
- :Cintiq Pro 24(タッチ無):311,040円
※Cintiq Pro 24とペンモデルの違いはタッチ操作の有無。
ちなみにCintiq Pro 24ペンモデルの先行予約開始は2018年3月20日から。先行予約は台数に限りがあると記載があるので発売日に手に入れたい方は要チェックだ。ワコムストアでご確認いただける。
Cintiq Pro 24スペックの注目ポイント
23.6インチ4K解像度対応ディスプレイ
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液晶サイズ | 23.6型 / 16:9 |
最大解像度 | 3840 x 2160 (4K) |
液晶方式 | IPS方式 |
画素ピッチ | 0.136 (H) x 0.136 (V) mm |
最大表示色 | 10億7,374万色 |
反応速度 | 14ms |
最大輝度 | 425cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角 | 水平178°/垂直178° |
色域 | Adobe RGBカバー率 99% |
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最大の特徴はやはりディスプレイの大きさ。前機種のCintiq24インチは実際に目にしたことがあるが作業範囲の広さは圧巻。さらに前機種よりも表示可能解像度がスペックアップし4K対応となった。最大表示色も10億7374万色。もちろん接続するPCの機能に依存する。スペック表には表れないが描き心地にも大きな変化がある模様。
液晶にエッヂング処理を施しより自然な描き心地を実現
液晶表面ガラスににエッヂング処理を施しておりペンの摩擦係数に変化をもたらしている模様だ。これによりこれまでよりもさらに紙に実際に描画しているような描き心地となっている。この辺りは仕様数値に現れないのだがワコム液タブの最大の特徴といっても良い。他メーカーとは一線を画す描き心地の上質さや自然さはワコムの最大の特徴だ。
Wacom Pro Pen 2 対応
読取方式 | 電磁誘導方式 |
読取可能高さ | 5mm |
傾き検出レベル | ±60レベル |
ペンの傾き認識、範囲 | 40度 |
筆圧レベル | 8192レベル |
筆圧8192レベルは他格安液タブメーカーも採用しておりそれほど珍しくなくなったが傾き検知を実現しているのはワコムのみ。
さらにWacom Pro Pen 3Dにも対応しているとのこと。ARやVR、3Dのための描画にも対応している。
以上はスタンダードな液タブに関する仕様。最新製品として送り出すにふさわしい現時点で最高スペックの描画能力を搭載している。続いてはWacom Citnq Pro 24にのみ搭載されている新しいオプション品だ。
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液タブ背面にPCワークステーション Cintiq Pro Engineをドッキング
Cintiq Pro 24の背面にはケーブルカバーが装着されているが、そこにPCワークステーションをドッキングできる。つまり後付けで専用のパソコン本体部分を購入でき、ドッキングすれば一体型PCのように使用できるというわけだ。
同じくワコムから販売されているMobileStudio Proの大液晶版になるわけだが、なぜそんなことを?と思うかもしれないが色々とメリットがあり確かに合理的な使い方だ。
シンプルな接続でデスク周りすっきり
PCワークステーションをどっきんぐしてしまえば複雑なコード類をすべて収納できる。本体からは電源ケーブルのみでデスク周りがかなりスッキリ。デザインを生業とする方にとっては作業に集中する助けになるはず。
接続PCの取り換えが簡単
液タブとパソコン一体型となるとPCパーツの買い替えはほぼ不可能。これまでの周期を考えると液タブは最低でも3-5年は最新スペックとして第一線で活躍してくれる。ただPCのサイクルはそれよりも早い。機器トラブルもPCの方が多い。ということでドッキング式にしておけば取り換えが簡単というわけだ。
既にパソコンを持っているユーザーにも対応
単純な話だが既に最新スペックのPCを揃えているユーザーの方が圧倒的に多いはず。ドッキング式にすればそういった層へも訴求できる。
Cintiq Engineとしては2機種のスペックから選択できる。
Cintiq Pro Engine i5 | Cintiq Pro Xeon | ||
CPU | Intel® Core™ i5-7300HQ (最大3.50GHz) | Intel® Xeon® E3-1505M V6 (最大4.00GHz) | |
グラフィック | NVIDIA® Quadro® P3200, 6GB GDDR5 | NVIDIA® Quadro® P3200, 6GB GDDR5 | |
メインメモリ(RAM) | 16GB x1 (空きスロットx1、最大32GB) | 32GB(16GB x2) | |
ストレージ | 256GB SSD PCIe Gen3 (M.2) | 512GB SSD PCIe Gen3 (M.2) | |
価格 | 311,040円 | 397,440円 |
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それぞれCPUとメインメモリで差が出ている。製品としての詳細は不明だがメインメモリの欄で空きスロットという記載があるということはある程度の拡張は可能だということだろう。
以上Cintiq Pro 24の注目スペックのついてとりあげた。価格的にもスペック的にも完全プロ仕様。最新のペンテクノロジと最新仕様のディスプレイに期待したい。
Cintiq Pro 32にも期待
さらにワコム史上最大サイズの液タブCintiq Pro 32も発売されている。24インチ同様プロ向けの製品だ。買えないけど気になるスペックと価格情報をまとめた記事がこちら。
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